2012年7月31日火曜日

8月から新サービスが加わります

今年の5月から配信しているメールマガジン【脳とリハビリ】に新たなサービスが加わります。【Express】に続く第3弾のサービスです。

【Express】では週に1〜2本の論文解説を配信していますが、これよりもさらに速報性を備えたものになります。

「解説」という意味では、Express よりも簡素化されたものになりますが、平日はほぼ日刊(月〜金、1日1本)でお届けし、皆さんの論文ストック(= 情報の引き出し)がさらに充実したものとなるよう、お手伝いさせて頂きます。

サービスの開始は8月6日(月)を予定しています。

配信をご希望される場合は、こちらよりご登録願います。購読は無料で、いつでも自由に配信解除できます。

現在すでに【Express】を受信されている方は、自動的に登録が更新されます。従って、お手続の必要はありません。

ご登録が未だの方は、この機会に一度このメルマガをお試し下さい。

しばらく購読して必要がないと思われるなら、いつでも解除できますし、必要であれば、その後一切の手続なしに、脳とリハビリに関する情報・知識を日々着々と蓄えていくことができます。

This is absolutely risk-free! あなたが失うものは一切ありません。

今回始まる新しいサービスの名前を現在思案しているのですが、決まればまた6日までにこのブログでお知らせします。

皆さんのご参加お待ちしています。

メルマガで会いましょう!

坂本年将

2012年7月30日月曜日

A few tips...

今日の夕方、「研究論」の作問をほぼ終えた。まだ印刷してないので、これから修正が入ることはあるが、大幅に変わることはないだろう。質問の〆切は明日の夜8時なのだが、この直前に駆け込みでたくさん来るんだろうね。それとも来ないのかな。。。

今夜はファイナルに向けての幾つかの tips を3年生のみんなにプレゼントしようと思う。

「tips」とはレストランやホテルで支払うチップとは少し違う意味で、「小さな助言」くらいの意味なのだが、頑張っている人に対する「心づけ」という意味において、語源は同じです。遠慮なく受け取って下さい。

Tip 1:

授業で出てきた用語を全てリストアップし、自分の言葉で説明できるようにする。

Tip 2:

授業でカバーしたテーマ(たとえば分散分析)の一つ一つについて、基本的な考え方を理解する。「手順」をしっかり頭の中に叩き込む。

Tip 3:

上の2と基本的には同じだが、ノートを手がかりに、その意味するところを考えながら、頭の中で授業の内容を何度も再生する。

Tip 4:

試験では咄嗟(とっさ)の「ひらめき」が求められる問題が出るので、しっかりとスケジュール管理をし、試験前夜は必ず快眠する時間を確保する。

以上です。

難しいことではないっすよね。あとは実践するだけです。まずは自分に言い訳しないということを自分と約束し、試験当日に向けて意識を高めていって下さい。

2012年7月29日日曜日

尼崎連合軍

昨日からの流れで高校野球ネタをもう少し。実は昨日、試合が終わった後の閉会式で、二つの公立校が県大会の敢闘賞を受けたんです。こういう賞があるのを僕はまったく知らなかったのですが、大会を運営する全国高校野球連盟(だったと思う)の役職の方から直々に表彰状が授与されていた。一つは神戸の名門、長田高校。兵庫、神戸と並ぶ進学校ですね。そしてもう一つは尼崎双星高校。えっ、こんな学校あったん?

実は僕も今回初めて聞いた名前の学校だったんですが、調べてみると、なんと、我が母校、尼崎東高校のDNAを受け継いだ学校だったんです。もう一つの公立校、尼崎産業高校と昨年春に合併して開学したという。今夏の大会では「尼崎双星・尼崎産・尼崎東」名義で参加しました。確か新聞では「尼崎連合軍」と呼ばれていたように思う。たぶん今の3年生は「尼産」「東高」の最後の生徒として卒業するのでしょう。

大会では5回戦で昨年の優勝校、東洋大姫路を破り、堂々の準々決勝進出。163校ある中のベスト8ですから大したもんです。5回勝ったら甲子園に行ける県もたくさんあるわけですし。。。

僕が東高にいた頃は毎年、1、2回戦で敗退してました。その他のスポーツもあんまり大したことはなかったですね。長田高校みたいに勉強ができるわけでもなく、多くの生徒は僕も含めて、大した夢もなければ目的もなく、なんとなく、だらだらと、高校生活を送っていた記憶があります。僕自身は別段悪いところだとは思っていなかったし、高校なんてみんなこんなものなんだろうと思っていたわけですが、世間的に見れば、ロクでもない学校 だったのかもしれませんね。。。

少子化の影響を受けてか、尼崎産業高と合併して、その後どのような学校に変身したのか僕はよく知らないのですが、「双星」という校名は前身となる二つの学校を表すそうです。一見平凡な両親から星のように光り輝く子が生まれることがあるように、ひょっとすると、この学校、何かを授かっているのかもしれませんぜ。。。

昨日は本当に思いつきで30何年ぶりかに高校野球を観に行き、たまたま気まぐれで居残った閉会式だったのですが、偶然にも母校・後輩と触れる機会を得て、何か不思議な巡り合わせのようなものを感じました。

2012年7月28日土曜日

滝川第二 x 加古川北

今日の午後はほっともっと神戸で兵庫の決勝戦があった。ド暑い中、息子を連れてバックネット裏で観戦した。高校野球をライブで観るのは久しぶり。最後の記憶は、東洋大姫路が愛知の東邦と戦った夏の甲子園決勝戦。たぶん30年以上前だと思う。安井という選手だったと思うが、姫路4番のキャッチャーが9回だったか、延長10回だったかにライトにサヨナラホームランを打ったんだ。ちょうどライトスタンドで観戦していて、打球がこちらにやって来たのを覚えている。。。

あれから僕はご無沙汰だったけど、高校野球は綿々と続いていたんですね。今日の試合は滝川第二と加古川北。

僕としてはどちらが勝っても良かったんだけど、加古川北には昨年出張でお邪魔したこともあり、またいろいろと制約があるであろう公立校なのにどうしてこんなに強いのかという好奇心も手伝い、今日はどちらかと言うと加古北寄りで観戦した。

ピッチャーは加古川北が速球派の西嶋くん。滝川第二はスリークウォーターからクセ球を投げる佐藤くん。序盤は西嶋くんの直球とカーブが冴えて加古川ペース。2回と3回に本田・別井くんの長打で2点を先制する。しかし4回表に滝川の連打と西嶋くんの暴投が重なり一気に逆転。その後、試合の流れは滝川へ。あれよあれよという間に回は進み、終わってみれば、6対2。滝川第二の完勝と言える試合でした。

やっぱり最後は守備の差が出たのかな。滝川の内野手たちのキャッチボール見てたら加古川のそれとは全く違うんですよね。試合の合間にやる内野のボール回しがそのチームの実力を表すのかどうかは分からないけど、なんか今日はそれが僕の目にクッキリ焼き付いたんですね。「細部へのこだわり」と言うんでしょうか。佐藤くんの精神力も見事なものです。「根性」というより「メンタル」と言った方が良いかもしれない。淡々と丁寧に最後までやり抜く精神力。

加古川北は昨年に引き続き準優勝。今年もあと一歩のところで甲子園を逃してしまった。メンバーの皆さんはとても残念でしょうが、僕から見れば、甲子園に出るかどうかなんてホントに小さなことだと思います。もちろん今はそうは思えないかもしれないけど、30代や40代にもなれば、「ちょっと甲子園に出たこと」よりも、野球を通して学んだことをその後の人生においてどう活かしたかの方がはるかに重要であることを理解されると思います。

滝川第二の皆さん、甲子園がんばって下さい。加古川北の皆さん、「普通の野球部」でもやれば出来るという希望を与えてくれて、ありがとう。

2012年7月27日金曜日

研究論の質問、受付けます

うちの大学の3年生に開講している「理学療法研究論」の期末試験が来週水曜日(8/1)にある。これに向けて質問を受付けようと思う。質問したい人はこのブログもしくはフェイスブックの「コメント欄」に投稿して下さい。期間限定で、今から火曜日(7/31)の午後8時まで受付けます。質問の内容によってはお答え出来ないものもあるかもしれませんが、その際はご了承ください。

2012年7月26日木曜日

明日で終わりや

4月初旬に始まった「前期」も明日で最終日を迎える。明後日からは期末試験。なんと土曜日から。学生さんも数日の休みが欲しいよね。でもここで一息入れたら夏休みが先延ばしになるしね。それでなくても、もう8月なんだし。もうすぐ甲子園だよ。暑いよ。汗出るよ。今夜はアイスクリーム食べたぜ。。。明日の1限は「脳神経科学 Ⅰ」の第15講:学習と記憶。つい先ほど、これまで行った8回の小テストの集計を済ませた。明日のこの時間にお披露目する。

2012年7月25日水曜日

採点終わった

明日(木)の2限は「運動科学」の最後の講義。先月やった試験で採点が残っていた部分を今日仕上げ、2〜3分ほど前に集計を終えたところである。明日返します。採点作業の中で一番楽しいのは、すべての問題のグレーディングを終え、答案用紙の各ページ毎の得点(あの左下にある数字)を足し合わせていく時ですね。学生のみんなはたぶん想像できないと思うけど、記述式の答案の採点ってホントに大変なんです。ものすごく時間がかかるし、疲れます。根気が勝負です。まだこれからヒストグラムを描かなければならないのだけど、ここまでくれば、あとは単純作業です。ひとまず冷たい麦茶でも飲もうと思う。

2012年7月24日火曜日

やっぱり...

昨日のブログの続きで訴訟ネタをもう少し。行ってきました、裁判所。話し合いは当初1時間ほどかかる予定だったのですが、30分足らずで終わってしまいました。まずは僕と裁判官とのお話し合い。きちんとここに記載していくと、とても長くなるので、詳しいことは追々していきたいと

2012年7月23日月曜日

裁判官が和解をススメるワケ

明日(24日)は和解期日である。原告・被告・裁判官が法廷に集い、和解の可否について協議する。段取りとしては、まず裁判官から和解案が提示されるわけだが、この時、その提案の根拠となる「本件に対する釈明」が聞けるはずである。「釈明」というのは裁判官の「見立て」です。原告が裁判官とお話する時には被告は別室で待機し、被告がお話する時には原告がしばしお暇(いとま)する。これは僕の推測なのだが、裁判官はそれぞれに「判決になると不利ですよ」と忠告するのだと思う。「不利になるから、この辺りで手を打っておいた方が良いですよ」という論法です。でも、当事者双方が不利になるというのもおかしな話ですよね。今回のケースで言えば、被告が原告に幾ら支払うかを決めようとしているわけで、支払い額が増えるようだと原告有利で被告不利。減るようだと原告不利で被告有利となります。原告と被告はシーソーの両端に座っているわけで、両方が同時に沈む(不利になる)なんてことは、シーソーの棒が真ん中で折れでもしない限りないんですよね。。。

でも和解で必ず有利になる人はいるんです。そう、それは何を隠そう、裁判官殿です☆

だって、判決書く手間が省けるんですもん。いや、手間だけじゃないです。判決を世に送り出すリスクも無くなるんです。これは別に今回の裁判官がどうのこうのというのではなくって、裁判官みんなに言えることだと思います。特に後者のリスクについては、うっかり間の抜けな判決でも書こうものなら、判例として後世に残ってしまうわけで、方々から批判されたり、バカにされたり、場合によっては恨まれたりしますよね。また、これも僕の推測なのですが、裁判所もお役所なので、おそらく世間が注目するような画期的な判決を書くよりも、裁判官にとっては「ミスをしない」ということの方が、昇進したり、保身を図る上で重要なことなのかもしれません。だから必ずどの訴訟も判決前に裁判官から和解の提案がなされるんじゃないですかね。。。和解協議の場では「訴訟リスク」とか「判決リスク」とかいう言葉が飛び交いますが、ここには必ず「裁判官にとってのリスク」という意味も含まれるのだということを、考慮する必要があると思います。

さて、明日はどんな話になるんでしょうか。裁判官からの強い希望があるので、一応協議の席には着きますが、僕には今のところ和解する理由が見当たらないんですよね。ひょっとすると結果的に僕にとって本当に不利になるのかもしれませんが、判決リスク、取りたいと思っています☆


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弁論準備手続
続・弁論準備手続
今週末はヤマだな
手続的正義
和解期日
弁論再開
訴えの変更
5分で終わる弁論準備
判決もコピペなのね

2012年7月22日日曜日

脳科学者の身辺雑記(β)

今朝、サイバーエージェントが運営する「アメブロ」にブログを設置した。名付けて「脳科学者の身辺雑記(β)」。ブログの中身は、基本的にグーグルが運営するこの Blogger への投稿と同じものなのですが、時々「β」ならではの記事も掲載できればと思っています。国内の利用者(閲覧者)数ということで言えば、アメブロの方が圧倒的に多いようなのだが、ちゃらちゃらしたと言うか、チンチロチンチロチン、とした広告が鬱陶しいので僕自身は利用を控えていた。「繁華街」とか「ネオン街」ってあまり好きじゃないんですよね。でも、ひょっとするとアメブロの「非公式ブログ」からこの「公式ブログ」に辿り着いてくれる人もいるかと思い、気持ちを変えました。道頓堀の人混みでビラ配りして、神戸の本店にご来店頂くような、そんな感じですね。

2012年7月21日土曜日

知る人・やる人・続く人

この前、ある人から聞いた話なのだが、何かを勉強した人が10,000人いたとして、その勉強したことを実践できる人は100人しかいないという。そしてその実践を継続できる人となると、なんと1人になるとか。。。10,000人が100人になって、それが1人になるわけだから、1% x 1%で0.01%だよ。文字通り「万が一」。感覚的にもそんな感じがするな。「勉強」というところを「夢」と言い換えても良いかも知れない。将来に対して夢を抱く人が10,000人いたとして、その夢を本気で追いかける人はそのうち100人(残りの9,900人はただ夢を語るだけで終わる人たちである)。そして実際にその夢を実現し、その状態をキープできる人は1人だけ(残りの99人は何らかの理由で挫折する)。夢のデカさや実現することの難しさによってその割合は違ってくると思うけど、理解から実践へ、そして実践から継続へと至るプロセスを生き抜くことって、いかに簡単そうに見えることでも、実は簡単ではないんですよね。

2012年7月20日金曜日

あゆみ

表題の「あゆみ」というのは、よく行くスナックの「あゆみさん」のことではなくって通信簿のこと。今日は小学1年生の息子の終業式だった。この前入学式をやったばかりなのに、もうバケーション。早いねえ。うちの大学の学生はまだ勉強してるというのに。。。僕も40年ほど前に小園小学校という尼崎市にある小学校に入学したのだが、初めてもらった通信簿のことは今でもよく覚えている。成績の中身はもうすっかり忘れてしまったのだが、通信簿がなぜ「あゆみ」というのか、その繋がりが全く理解できなかった。今日、息子がもらってきた通信簿を見て、40年を経た今も、まだ通信簿のことを「あゆみ」と呼んでいることを知り、ちょっと感動^○^。何なんだろうね。この気持ち。大昔に机の引き出しに仕舞い込んで、もうすっかり忘れてた想い出の品がひょっこり出てきた時のような気持ちに近いね。。。

2012年7月18日水曜日

ぴょんこぴょんこぴょーん

けさ、今学期最後の「研究論」の講義が終わった。全15回やり切りました。僕がここに赴任した頃は13回でよかったのだが、2、3年前からどの科目も15回やらなければならなくなった。文部科学省だったかと思うが、とにかくお役所からの指導があったと理解している。ま、現場の人間のナマの感想を僭越ながら言わせてもらえば、講義を2回追加してやったところで、学生の学力が飛躍的に向上することはないと思いますがね。確かに今日終わった「研究論」もたくさんの内容を盛り込んでいて、15回でもやり残した感じは残るわけだけど、長い目でみれば、13回でも15回でも一緒じゃないの、というのが僕の立場です。13回の授業にして、残りの2回を3時間の期末試験で充当すれば良いじゃないですか。アメリカの大学はそうやってますよ。それでも学部の講義は日本と比較にならないほど充実してます。学費を払っている学生がどうしても15回やれと言うなら話は別ですが、上に書いたようにそういう学生の声の盛り上がりの中で15回になったようではないみたいだし。。。「上が言うから・・・」ということで、ひょっとしたら皆で闇雲にうさぎ跳びしてるだけなのかもしれない。少し前まで大学の夏休みって2ヶ月はあったと思うけど、今は小学校と変わらないです。アメリカの大学は今でも3ヶ月ありますよ。

2012年7月17日火曜日

この夏の過ごし方

知らない人の立ち話をなんとなく聞いてたら、昨日梅雨が明けたとか。今月も半分が過ぎて、明日は「研究論」の最後の講義である。もうすぐ大学は夏休みなんだけど、何にも計画を立ててないな。とは言ってもやりたいことはたくさんある。この夏の「マニフェスト」でも作ってみるか。自分と交わすこの夏の約束。

2012年7月16日月曜日

わしづかみ

今日もお休み。家の掃除をした後、ランチに出かけ、その後、学院近くのユニクロで買い物した。30分ほど滞在したと思うが、手当り次第に良さげなものを籠に放り込む。僕自身はポロシャツ2枚にTシャツ3枚、短パン2枚にブリーフ3枚。妻も息子もかなり籠に投げ入れてたから、最終的には20点以上の買い物になったんじゃないだろうか。もう、鷲づかみ状態ですね。気に入ったものをガッと掴んでガッと入れる。ユニクロさん、ありがとう。あんたら、ほんまエラいよ。。。その後は暑かったので、西神の風月堂で抹茶しぐれを息子と分け合う。夏だっ。

2012年7月15日日曜日

スパな一日

海の日のホリデーウィークエンドということで、先週に引き続き有馬温泉に行くことにした。本当は海に行くべき週末なんだろうけど、僕は山の方がリラックスするんだよね。昼前から夕方まで、風呂に入ったり、昼寝したり、アイスクリームを食べたり、読書したりして過ごしました。岩盤浴って気持ちイイですね。露天風呂も風が心地良くって最高。金泉に浸かった後は、いつもお肌がサラサラします。近くにこんな良い湯があるって、神戸に住んでることの特権ですね^^。僕、神戸、大好き

2012年7月14日土曜日

7月のボールパーク

今夜はオリックス vs 西武戦(@ほっともっと)を観に行ってきた。ここのところずっと晴れたと思ったら雨になりの繰り返しで、今日の試合もどうなることかと思っていたのだが、なんとか天気はもってくれた。4対1で西武の勝ち。序盤に点の入れ合いになり、乱打戦かと思いきや、ハーフタイムの花火の後はゼロゼロの繰り返し。オリックスの守備で幾つか見どころはあったのだが、全体的にぐずついた梅雨空に似つかわしい、あまりぱっとしないゲームだった。心なしか打球の音も湿ってる感じがするね。ゴン、とか、ボン、とか、ボコっ、とか。。。今日は西武3番の中島にやられましたね。3安打2打点。パリーグでは唯一関西を本拠とする我らがオリックスなのだが、関東・東北・九州勢に負けてますね。今調べたら最下位だよ。。。神戸の子供たちに夢と勇気と誇りを与える強いバファローズになる日は果たして来るのだろうか。。。そんなことを思いながら、7月のボールパークを後にした。

2012年7月13日金曜日

やっぱ、大切なのはリスペクト

先日、久しぶりにDickからメールが届いた。DickとはRichard J. Wurtmanという人のニックネーム(呼び名)であり、僕が今の職場に来る前にお世話になっていたMITのラボの主宰者である。昨年、一応ご高齢のため、ラボはクローズし、名誉教授となられたのだが、今も自らのオフィスを学部内に確保し、ご自身が所有する研究財団の運営を軸に、企業のコンサルティングや執筆活動をされている。もう80近いとは思うのだが、尋常ではないギンギンさで、ハチャメチャに人生を謳歌されていると言っても過言ではない。

実際に彼と仕事をしたのは2年足らずの短い期間だったのだが、その時やった僕の仕事を今でも高く評価してくれていて、時どき僕が関わっていたプロジェクトのその後の進展について連絡してくれる。今回は、Numicoという食品会社と数年前から進めているヨーロッパでの臨床試験についてのニュースだった。第2期の治験がうまく行き、初期のアルツハイマー病を対象とした医療用サプリが近々リリース出来そうだと言う。

これ、最後までうまくいくと、ホントにデカい話になるんですよね。分かる人はもうここまでの話でピンと来てると思うんですが、市場規模、ハンパじゃないですから。今どきの言葉を使えば、「ヤバい」です。

さすが、Dick!☆ 器がデカい!

......で、実はここからが今日の本題なのだが、僕がこのブログで本当に皆さんにお伝えしたいことは、僕たち(Dickのグループ)の成功談ではなくて、何年経っても、周りの人の貢献を評価(appreciate)し、それに対して感謝の意を表す彼の姿勢である。人をリスペクトする(尊重する)心と言っても良いだろう。

これは僕の知る限りでの話ではあるが、日本でなかなかこれを出来る「偉い先生」っていないんですよね。なかなか出来ないどころか、Dickみたいに自分が勝ち取って来たグラント(研究助成金)から人を雇っているわけでもないのに、あたかも自分が雇っている部下であるかのように年若の人たちに甘えてくる。ご本人は「感謝の気持ち」なんて微塵もない。。。うちの学部にもつい最近までいましたね。そんな勘違いしたご老人。。。

そういう意味でも、Dickの輝きは眩しいんだよね。僕もできればこうありたいと思う。プロジェクトの成功を祈ります。

2012年7月11日水曜日

ちょっと加古川に行ってきました

1限の授業のあと加古川へ。そう、夏だし、ちょっと川遊びにね。。。

なーんて言ってみたかったんだけど、ホントは出張で、ある高等学校へ。「加古川西高校」という加古川市の加古川町にある加古川沿いの学校です。先日の附属高校での集まりもそうなのですが、時たまこの筋(スジ)の仕事が入るんですね。高校での大学講義プレビュー。

僕が高校生だった頃はこんなの全然なかったんだけど、今は高校と大学との間に入る業者さんが絡んでやんややんやの勢いでやってます。文系・理系のいろんな分野について大学から高校に講師を呼んで、模擬授業やら分野説明会をやるわけです。

大学も学生確保に大変なのか、それとも高校生へのキャリア教育に熱心なのか、有名校も無名校もどこもかしこも講師を送っています。結構、遠方からも来てますね。

僕は一応うちの学部において、この手の仕事の係なので、依頼があればあちこち行きます。いろんな学校がありますね。場数を踏めば現場に入った瞬間にほぼその高校がどんな学校か分かるようになります。

高校の先生方の誠意というか熱意というか、その日のゲストを迎える姿勢で大体分かるんですね。これが低いと、その後お会いする生徒さんたちも、大抵やる気がなかったり、だらしなかったりします。こんなこと大きな声では言えないんだけど、高校によってはロクでもないとこもあるんです。。。来なきゃ良かったって思うとこ。。。

そういう意味では今日お伺いさせて頂いた学校は、先生方が初めから最後まで本当にきちんと対応されてて、授業をした生徒さんたちも熱心に話を聞いてくれました。さすが加古川・高砂地区でイチニを争う名門校ですね。

こういう高校・大学のイベントを開催する運営元の趣旨はよく知らないのですが、高校が上で大学が下とか、大学が上で高校が下とか、そういう関係性の中での話ではなくって、対等に双方にとって得るものがある win-win の関係を作っていければ良いですね。

加古川西高校の皆さん、理学療法士になりたいなら、どうぞ神戸学院大学に来て下さい^-*。

2012年7月10日火曜日

事実はさておき理論がね

今日の午後は裁判所で弁論準備手続があった。先日提出した僕の書面に対する被告からの反論はなく、本日をもって一審弁論は終結した。先だっても一度終結しながら僕の方からの申立により再開したわけだが、今回はどうなるだろうか。本当は今日、和解の提案が裁判官からなされる予定だったのだが、なかなか複雑なケースということで、もう少し裁判所に時間を下さいと言う。事実認定は終わっているのだが、判決を書く上での理論的な整合性を確たるものとしたいらしい。裁判というのは、原告・被告のどちらに軍配を上げるか決めるだけでなく、勝った方が負けた方から金額にしていくら受け取るかを決める場でもある。つまり今裁判官殿が頭を悩ませておられるのは、後者の問題であり、この問題に片をつけるための理由を吟味しているということです。これは僕の憶測なのだが、裁判官としては原告(僕)の完勝に終わらせるのではなく、請求をほどほどに認めたところで手を打ちたいと思っていて、そのための理由探しをされているのだろうと思う。理由が明らかにある場合は「探す」なんて苦労もないわけだけど、それが無い場合はイマジネーションが必要となる。僕は法律の素人なので、法曹が使う細かな訴訟上のテクニック(この中には「詭弁」も含まれるだろう)はよく知らないのだが、どんな理由を創作してくるのか、楽しみである。次回和解期日は7月24日。神戸地方裁判所明石支部。


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弁論準備手続
続・弁論準備手続
今週末はヤマだな
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和解期日
弁論再開
訴えの変更
5分で終わる弁論準備
判決もコピペなのね

2012年7月9日月曜日

ミーム

昨夜のブログ(G線上のアリア)を書きながら何とはなしに頭にあった言葉は「進化」や「変異」という言葉。遺伝子を意味する gene という言葉をもじった meme(ミーム)という言葉があるが、音楽作品もミームの一種と言える。遺伝子のように複製され、世代を超えて受け継がれ、時として変異する。「G線」の場合はバッハの死後100年を経た時点で突然変異が起こったようなものである。でもこの変異が起きた後であっても、世に広められ弾き継がれることが無ければ今の世で僕たちがこの曲を耳にすることは無かったはずである。仲間を作り再生を繰り返すという点においては、人のコミュニティーにおける文化の伝播・継承も、一つの脳における記憶の形成・定着も同じ手続きを踏んでいそうである。社会と個人。ミームと記憶。変異と淘汰。考え始めると、いろんなことが繋がっていく。

2012年7月8日日曜日

G線上のアリア

三木でクラシックコンサートがあるというので、息子の「音育」と僕自身の息抜きを兼ねて行ってきた。ボストンにいた頃はボストン・シンフォニーによく行ったものだ。まだ小澤征爾がミュージック・ディレクターをしていた頃である。あちらではクラシック音楽にしろサイエンス

2012年7月7日土曜日

有馬温泉 via エスケール

今朝のブログでは、今日はうちの附属校で仕事するとの記事を書いたが、実はこれを書いた直後に方々から電話が入り、警報が出たのでイベントを中止するとの知らせを受けた。せっかく張り切っていたのに。。。で、早速予定変更^^。ランチに出ることにした。以前から一度行ってみたかった有馬温泉近くのエスケール本店。もともとはパン屋さんのようだが、カフェではハンバーガーを中心にサンドイッチやパスタもやっているらしい。先日しあわせの村にあるブランチに行ったことは行ったのだが、やはり本店の味を知ることなしに何かを語るのはフェアではないだろう。北神戸線を西宮山口南で降りて北に5分ほど行ったとこにある。なんの変哲もない山の中の住宅街。神戸市北区的風景。コンセプトはアメリカの片田舎のドライブインですね。店の中にはポール・マッカートニーやらマリリン・モンローやらの写真があり、テレビモニタは「トムとジェリー」をやっている。僕はアボカドチーズバーガーとクラムチャウダを注文した。美味しかったです。文句ありません。クラムチャウダは濃いーアメリカンな味だったし、バーガーはボリュームたっぷりで、アボカドとチーズが肉にうまく絡んで最高でした。帰りには姉妹店のドーナツ屋さんにも立ち寄って、その後はちゃっかり温泉へ。今日はいつもと違う湯に浸かったのですが、これも当たりで、これからちょくちょく利用したいね。有馬の湯はイイよ。

雨の川

昨夜はスゴい雨だった。ほんとにバケツの水をひっくり返したような勢いで、大量の水が空から押し寄せてきた。今日はある山に登るのだが、崩れないかな。土砂崩れ。新開地方面から登って行く。行き先はうちの附属校。うちの学部に興味のある生徒さんたちに学部の紹介をするんですね。高大一貫教育。内々の進学は、理学療法では定員の10%(4人)と決めているので、附属校生にとっては狭き門。潜在的な志願者(実際に出すかどうかは別として、願書を出そうかなと思っている志願者)は毎年20〜30名ほどいるんじゃないだろうか。。。それはさておき、あの山を一度登った人なら分かるだろうが、ホント凄い坂ですよ。「斜面」と行った方が良いかもしれない。「学びの坂」と言うらしいが、あれ3年間登り下りしたら、そりゃ何か学ぶわな。。。

2012年7月6日金曜日

イケてるか、4年生

うちの4年生の臨床実習もあと少しとなった。現在彼らは2期目(2施設目)の実習を行っているわけだが、全8週間の半分となる4週を今日の時点で終えたことになる。1期2期を合わせれば既に4分の3だね。ここまで来れば、あとは気合いでゴールに転がり込むだけだ。ま、別に気合い入れなくても、普通に流すだけで走りきれる人たちも沢山いるだろうけどさ。プロになる前に患者さん診れるのはあと数週間だよ。Enjoy the rest of your 臨床実習!

2012年7月5日木曜日

撤退らしい

先日このブログで書いた話題だが(こちらを参照)、昨日の毎日新聞にこんな記事が出ていた。大学の一員としてロースクールが無くなるのは残念だが、数字がすべてを物語っているのだろう。これは一般論だが、資格取得を目指すプロフェッショナルスクールで、資格がなかなか取れないとか、資格そのものの魅力がなくなるようなことが起これば、スクールの存在意義は薄れてくるわね。リベラルアーツの大学なら教養を育むことが目的なので、今の日本の法科大学院のような急激で極端な状況にはならないんだろうけど。。。うちの学部(理学療法・作業療法)も実質的にはプロフェッショナルスクールなわけで、こういう構造的なリスク(資格価値の変動リスク)はあるんですよね。ま、日本はまだまだどんどんお年寄りの数が増えるので、リハビリのマーケット自体は確実に拡大が見込めるわけですが、学校の数も飛躍的に増えているので、生き残りをかけた学校間の競争はこれからますます熾烈なものになっていくんだろうと思う。

2012年7月4日水曜日

今日は独立記念日!......って関係ないか

7月4日はアメリカの独立記念日である。英語では「Independence Day」 と言ったり、「July 4th」と言ったりする。アメリカではこの日をホントに盛大にお祝いする。なんてったって愛国者の集まりですからね。例外はいるかもしれないけど、基本的にみんなアメリカ大好き!星条旗振

2012年7月3日火曜日

ゲストをお迎えします

昨日のブログでお話したヨガの件ですが、やはりやるからには水準の高いものをということで、内々に講師の先生をお迎えすることにしました。僕が日曜の朝に参加しているレッスンを教えておられる方で、山本麻衣子先生と言います。バレリーナでもあり、ちょっとそこらのヨガ教室では体験できない、とてもクリエイティブなレッスンをされます。まだ講師をお引き受け頂いただけで、細かいことはこれから打合せさせて頂くわけですが、面白いものが出来ると良いですね。新しい試み、これからもやっていきまっせ!

2012年7月2日月曜日

後期に、ヨガやります

今年の後期に4年生の選択科目で「健康教育論」というクラスを開講する。昨年までは無かった科目で、5期生(今の4年生)から始まる新カリキュラムにおいて導入されたクラスである。同じく5期生から導入された「健康運動実践指導者」のコースに含めるかどうか検討した科目ではあるが、免許の発行元が指定した規則に縛られずに自由にやりたいということで、敢えてこのコースからは外し、卒業前の4年後期に配置した科目である。1単位8コマのクラスで、僕がその中身をデザインするわけだが、運動生理と動機づけを中心とした理論的なお話と、「そんで、どうやるんじゃ?」という実践的なお話とを組み合わせて全体を組み立てたいと思っている。そんなわけで、いろいろと考えてきたわけだが、このクラスの一つの目玉として、学生にヨガ・レッスンの構成について学んでもらおうと思っている。「なぜヨガなのか?」は、いずれ説明するとして、現在この方向で極秘に話を進めています。

2012年7月1日日曜日

ブログサマリー 2012.06

2012年6月(記事数:26)

結構涼しかった6月だったけど、金曜から急に夏の日差しになった。「じりじり照りつける」という表現がぴったりの太陽。これから朝から晩まで 24 x 7、オールナイト、ノンストップで暑くなるんだろうね。なんて書いてたら、今朝はどしゃぶりの雨だということに気がついた。

6月はメルマガを何本か配信することができた()。新たなサービスである「Express」も開始し()、カタチが少しずつ出来てきた。誰かに何かを届けるとなると自分の勉強にも身が入るし、届いたもので誰かが1ミリでも救われるなら悪い話ではない。win-win。

試験関連の、いわば学生向けの記事も幾つか書いた()。7月も期末試験が幾つかあるね。上のメルマガと本質的に同じ話なのだが、学生にとっては、試験は教員に自分が学んだものをお披露目する場である。これを教材だと思って取り組むか、単位取得のための義務と思って取り組むかで、楽しみも成果もずいぶんと変わってくると思う。後者は給料のためにだけ嫌々働いているサラリーマンみたいなもんですよ。

さて、この他にもいろいろと書いてきたわけだが、全部に触れると長くなるので、自分が特に気に入った記事だけ、以下に再掲しておきたいと思う。


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