2014年3月31日月曜日

うちは97%

先月行われた理学療法士国家試験の結果が出ました。うちの合格率は97%でした。残念ながら一人不合格だったんだけど、全体としては良くやったと思います。合格した皆さん、おめでとうございます。明日から名実ともに理学療法士としてご活躍されるわけですね。取得したライセンスを大事に、そして命一杯それを活用して下さい。さて、合格率の全国平均は84%でした。理学療法士の養成校も次第に二極化してきているのかもしれません。第一には素養のある学生をリクルートすること、そして第二はその人たちの可能性をしっかりと育むこと。志のある人たちから選ばれる大学にしていかなければなりません。

2014年3月30日日曜日

買い物する脳

北陸に滞在した夜、誰もいないホテルのロビーで本を読んだ。ニューロマーケティングの本。『買い物する脳』。この四月から経営学部と人文学部の学生に脳科学の講義を4回することになっていて、そのうちの1回はマーケティングの話をしようと思っている。まだ一年生なので脳科学はもちろんのこと、経営や心理のことも何も分かっていないと仮定しておいた方が良いのだけれど、意識の高い学生には必ずや興味をもってもらえるよう話をするつもり。

著者は世界的に有名なブランドコンサルタントだそうで、もともとはニューロサイエンティストではない人なのだが、大学の研究者らと共同で3年にわたりさまざまな実験をしたらしい。簡単に言えば、人がモノを買う時の脳メカニズムを調べたわけですね。

まぁ、科学者の書いた本ではないので、専門的なことをとやかく言っても仕方がないのかもしれないけど、脳活動を調べることでその人の本心が分かるっていう主張の前提が曖昧で、「コレ、どうなんだろうね...」って思うところが山ほどあった。

市場調査において「人の言うことは当てにならない」というところから出発して脳の働きを見てるわけなんだけど、その働きを解釈する前提って何なんだ?ってことですよ。たとえばタバコの広告を見てその人がタバコを吸いたいかどうかを脳活動から判断する時に、何を根拠に判断できるのかが明確に解説されていないんです。

ミラーニューロンの話が出てくるところは最もスゴかったですね。たとえば、少女が誰かに憧れてその人のようになりたいと高級ブランドを購入するのはMNの働きによって説明できる。「驚愕的だ」「ショッキングだ」なんて言葉がたくさん飛び出してくるんですが、コレ、本気で書いてるのかな...って、僕としては、著者の本心はさておき、その短絡性が最も驚愕的やったですけどね(笑)。

ま、脳の話が出て来ない箇所についてはさすが一流のマーケターだけあってなかなか面白い本(アメリカではベストセラーになったらしい)だったんだけど、この手の脳科学本って結構たくさんあるんでしょうね。。。もっと勉強しないと。あっ、僕が、ってことです。。。^^

2014年3月29日土曜日

賢い時間とお金の使い方

ここ二日ほどは北陸に滞在して、ある人のコンサルテーションを受けて来た。その人は脳科学者でもなければセラピストでもない、言ってみればある一面で特殊な資質を持った「ただの人」なんだけれど、いろいろと面白いお話と参考になるアドバイスを頂いた。宿題も出来て、次回のセッションが楽しみだね。来年の春かな。。。アメリカにいた時には一応「メンター」と呼べるような、学者としてリスペクトする人たちもいたんだけれど、腹を割って何かを相談するというほどの関係には至らなかったように思う。こういうのっていろんな条件が揃わないとなかなか成立しないものなんでしょう。助言に投資するのって、考え方としては、賢い時間とお金の使い方だと思う。

2014年3月26日水曜日

9月20日・21日になりました。

今日配信したメルマガ(【脳とリハビリ Tweet】第205号)でもご案内しましたが、今年のCBRサマーの日程と会場が決まりました。

日程:2014年9月20日(土)・21日(日)
会場:淡路夢舞台国際会議場/ウェスティンホテル淡路
主催:脳とリハビリ研究所(CBR)

です。

昨年は8月の平日に開催したんですが、今年は平日勤務の方々にもご参加頂けるよう土日の開催としました。

また、昨年同様、基本的に合宿形式で行いますが、今年は国際会議場での昼間(daytime)のプログラムのみの参加もオプションとして用意する予定です。

昨年も参加者の皆さんからは圧倒的に好評を頂いたプログラムだったのですが、今年は二日目の会議の時間を延長し、さらに充実したものに仕上がる見込みです。

一日目夜のナイトセミナー、夕食会、懇親会、'post-懇親会'も加えれば、少なくとも14〜15時間にわたる怒濤のニューロ系セミナーミーティングになるものと思われます。

昨年も合計すると10時間ほどのミーティングとなったのですが、本当にあっという間に時が過ぎてしまいました。今年もおそらく時間を忘れてしまうほどの熱気と高揚に包まれることは間違いないと思います。

今年は9月に開催するため、会の通称は「CBR 2014」でやっていきたいと思います。去年は「CBRサマー2013」だったのですが、9月だと、もう夏ではありませんもんね。脳とリハビリ研究所の annual meeting です。

一般のご参加も広く募りたいと思いますが、基本的には参加者全員が互いを知り合えるサイズのアットホームな集まりにしたいと思っています。

もし現時点で興味のある方は、カレンダーに上記日程をマークしておいて下さい。そして今から是非とも自分の席を確保したいという方は、私宛 info@toshiz.net にご一報下さい。プログラムの概要、講師陣、現在予定している参加費等についてご案内させて頂きます。

また一般演題の募集も行う予定ですので、その場合には、演題応募ご希望の旨もお知らせ下さい。

今後、このブログでも定期的にこの件について詳細をアップしていく予定です。

皆さんのご参加お待ちしています。

坂本年将

2014年3月25日火曜日

ポイントは・・・

昨夜は卒業生謝恩会でホテルオークラへ。今年は6期生が卒業しました。うちの理学療法は一学年の定員が40名だから、少なくとも現時点ですでに240名ほどの人たちが巣立っていったことになります。みんなそれぞれ240人いれば240通りの道を歩んでいるんでしょう。僕はどちらかというと、卒業式までの道のりよりも、学生がそれを終えてからの歩みの方に興味があります。ポイントは、成功してるかどうかといったことではなくって卒業してからどんなことを感じて来たかってこと。機会があれば、昨日卒業した人たちも含めて、いつか一人一人の話を聞いてみたいもんですね。

2014年3月23日日曜日

条件づけされてるよね

身体の方はだいぶ良くなってきて、昨日と今日は元気な時の週末どおりに時を過ごした。天気良かったからね。土曜も日曜も。先日のブログでも書いたとおり、結局、今回は病院で診てもらったことの意味はあまりなかったわけだけど、一般論として、医者って病気の時に必ずしも役に立つ存在とは限らないんだよね。病院に足を運ぶこと自体が病人にはなかり負担になるわけだけど、そこで場合によっては待たされた挙げ句に無駄な薬もらって帰って来るってことも少なからずあるわけです。で、僕も含めてなぜ人は病院に行きたがるのかということを考えてみたんだけど、コレ、身体の調子が悪くなったら医者に診てもらわないといけないという条件づけが頭の中で確立されちゃってるからなのかもしれないね。もちろん、ちゃんと専門家に診てもらわないといけないケースもたくさんあるとは思うんだけど、この条件づけが国民レベルで(全国民的に)形成されてるそのメカニズムはちょっと詳しく知りたいね。

2014年3月22日土曜日

700-ikimashita

先日、このブログ「脳科学者の身辺雑記」の投稿記事数が700に達しました。おめでとうございます。いえいえ、ありがとうございます。今の感想は? いや、別に感想と言っても何も特別なものはありません。初回からほぼ毎日、更新されておられますね。ええ、まぁそれもただその場で思いついたことを書き留めているだけですから。ブログを書いていて楽しいと思うことは何ですか? そうですね...ほぼリアルタイムでパブリッシュすべきものをパブリッシュできることですかね。パブリッシュすべきでないものもパブリッシュしていることはないですか? あぁ、それはないです。読者とブログについて生(ナマ)で話をすることは? ええ、よくありますよ。どんな話を? 「ブログ読んでます」って。これから800回目に向けて何か新たな試みをなされる予定などはないんでしょうか? ないですね。どうしてですか? まぁ、そういうのは予め狙ってできるようなものではないし、筋書きのないところに身辺雑記のロマンがあると思っています。

2014年3月21日金曜日

眩しすぎる

病み上がりの中、ポートアイランドへ。お買い物とかじゃありません。仕事です。春のキャンパス見学会とかなんとか言う今年から始まった新たなイベントで、要はこれまで夏に行っていたオープンキャンパスを春にもしてみようということらしい。僕の役目は相談員。理学療法に興味のある高校生とその保護者にいろいろと大学の魅力を説明する係です。職場復帰に向けた最初の仕事としては、なかなか手頃な仕事です。学生と共に、一応3時間ほど所定の場所にいたんだけど、相談に訪れた人の数は、とても口では言い表せないほど少なかった。。。ま、今日のイベントはうちの学部棟がある有瀬キャンパスでも行われていて、理学療法に興味のある人たちはそちらに行ったんだろうと思うんだけどね。。。僕たちがいたブースからは海が見えて遊覧船が絶えず行ったり来たりしていたんだけど、次からは船会社とのコラボでサメ退治のツアーとかを組み入れるともう少し来場者も増えるんじゃないかと思った。もちろんサメは作り物なわけだけどさ。春分の日。海の光が眩しすぎる祝日だった。

2014年3月20日木曜日

リハビリ的ブログ

月曜の夜にブログを書き、その後すぐにお寝んねしたら熱が出た。39.4℃。一晩寝たくらいではビクともしない厚みのある熱だった。下がる気配は全くない。一応、近所の内科を受診するも治療の効果も全くない。点滴と風邪薬という緩和的ケアだから、ま、仕方ないんですけどね。抗生物質でも試しに処方してくれたらササーと良くなったのかもしれないんだけど、結局、丸三日、熱の塊としてベッドにうずくまっていた。これ、細菌感染してるかインフルエンザだよね。今日の昼頃からようやく37℃前後に熱が下がり、リハビリの一環としてこうしてブログを書けるまでに回復してきたわけだけど、結局、「日にち薬」「自然治癒力」という、時間と身体に内在するエネルギーに勝るものはなかったということです。こうやって考えると、医学とか医療って、基本的なところではあんま進歩してないんだよね。

2014年3月17日月曜日

書きそびれていたんですが...

なんやかんやで書きそびれていたんですが、今年もまた、昨年に引き続き、健康運動実践指導者資格試験の合格率が100%となりました(こちらを参照)。うちの学生の合格率です。全国平均は66%でした。24名受けて全員合格ですから、うちの学生のレベルがお分かり頂けるかと思います。全国に山ほどある理学療法士養成校の中で、本学は僕が知る限り唯一、在学中にこの資格が取れるカリキュラムを提供しています。理学療法士(PT)とのダブルライセンス・カリキュラムです。栄養指導を含めての健康指導を行える資格であり、生活習慣病の予防といった、PTが出遅れた領域においても活躍ができる、PTにとっては補完的なセカンドライセンスとなります。従来の理学療法の枠を超えて国民の健康・医療に貢献したいと考えている志の高い学生を神戸学院大学は応援しています。

2014年3月14日金曜日

Stop the Stap

僕はテレビは観てないんだけど、たぶんある意味盛り上がってるんでしょうね。STAP細胞。ネット上の記事によると、O氏を含む研究当事者の大半がネイチャーに掲載された論文2編を取り下げることに同意しているとか。。。

いろいろと調査はなされているんだろうけど、例の写真の問題に関して言えば、実際に載せるべきであった写真が存在するのかどうかも分からないままで、やっぱ存在しないんだろうなぁ......だからまだ出て来ないんだろうなぁ......ってだんだん思うようになってきた。

「不正があったかどうかはどうでも良いじゃないか」
「そんなの追求して何になるんだ」
「もっとこの問題について大事なことを考えようよ」

って言う人もいるのかもしれないんだけど、真実が何なのかは知りたいよね。

具体的に言えば、実際にどこまで実験をやったのか、どこまで成功したのか、どこから発表データに手を加えたのか。そういうことが分からないと、細胞が実在するのかどうかも判断できないわけで、この研究に興味を持っている人たちが、どのくらい失望したら良いのか、あるいは希望を持ったら良いのか全く分からないんですよね。

確かにマスコミはこの件を無意味に炎上させているところはあるのかもしれないけど、真実を知っている人たちには早くその真実を語って欲しい(あるいは語らせてあげて欲しい)ですよね。そうすることで、このSTAPにまつわるお祭りもひとまずストップするんじゃないかと僕は思う。

2014年3月13日木曜日

ボーナスレクチャー

今、あんま余分な時間はないんだけど、3年生の一部に特別レッスン(補習)を行った。4月からの臨床実習に備え、ちょっと心配な学生たち(10名ほど)に集中講義をするんです。と言っても僕だけが教えるわけじゃなくって、何人かの教員(全員ではないけど)が分担するんですけどね。ま、今日集まった学生さんたちは僕から見れば特に大きな問題はない子たちだと思うんだけど(裏を返せば、問題のない人間なんていないと思う)、こういう特訓って、アメリカの大学なんかだとまず無いことなんですよね。いや、ひょっとすると「僕の知らないアメリカ」が存在するのかもしれないけど、少なくとも僕が見たアメリカには無かったです。たぶん、その背景には特定の学生に無償でスペシャルサービスを施すってことに対する感じ方の違いがあるんでしょうね。日本だと、他の学生からこういう取り組みにクレームが付くことはまぁないわけですが、向こうだとちょっとした騒ぎになるかもね。「なんで同じ学費払ってんのに一部の学生だけ余計にレッスン受けられるんだ」ってね。ま、今日の授業自体は教えるべきことを僕なりに精一杯伝えたわけだけど、彼らには今日の特典を是非とも実習に活かして欲しいと思う。

2014年3月12日水曜日

歯抜いた

今日の午後は抜歯した。ここ数週間定期的に通っている垂水の歯医者さんで、総リハ(トータルケア)してもらってんだぁ。予防的にできることは全部するつもり。先日、ブログにもちょろっと書いた舌側転移の右第二小臼歯を抜いたんだけど、もう根の部分しか無かったのでスパッと抜けた。アレ、もう取れちゃったの?って位あっけなかった。思えば、9年前になります。ボストンで一度抜こうとして、歯が折れたんだ。残った根元が9年の間にだんだん歯茎によって押し出され、1年ほど前から芽を出した。そう、細胞さんたちはエラいんです。僕から命令されなくても自律的に自分たちが何をしなければならないかを知っているんです。。。値段は保険を使い900円。9年前は全くチャージされなかったわけだから(一応、「失敗」だったからね)、なんとも安くプチ・オペできたことになりますね。。。処置は麻酔を入れて15分以内に済んだんだけど、抜けた後に顔面麻痺がやってきた。タイムラグ。2時間ばかり、うまく笑顔が作れなかったよ...。

2014年3月11日火曜日

あれば出るよね

昨夜の話の続きというか、書き残したことを書いてみたい。STAP細胞の騒動です。理研も論文を撤回するよう勧める方向で動いているように端から見てれば思うんだけど、単純なミスで誤った写真を論文に載せてしまったというのであれば、誤っていない、つまりもともと掲載するはずだった写真が存在するはずなんですよね。で、ひょっとすると、これが存在しないんで騒ぎが大きくなってるのかもしれないね。そしてさらに今日の新聞記事を読んでたら、一旦初期化された細胞が本当に分化して個体を作れるのかどうか確信が持てないというだけでなく、STAP細胞なるものが本当に作れるのかどうかも怪しいかのごとく記載されている文章もあったりして、なんかエラい胡散臭い方向に話が行っちゃってる感じがするんだよね。こういう研究って、ある意味、行動生理のようにある条件が偶然に重なった時にしか起きないような現象を発見するといったものではなくって、再現性はすぐに世界中で確認できる(できなければならない)類いの研究なんだから、作り話をしたなんてことはまずあり得ないとは思うんだけど、どうなんでしょうね。。。少なくとも、写真はあれば出るよね。  

2014年3月10日月曜日

リトラクションか?

さっきネットで新聞読んでたら、STAP細胞の論文の共著者が、ネイチャーに掲載されたあの記念すべき論文を撤回すべきだなんてことが書いてあった。ここで言う「retraction」とは、片麻痺患者さんの肩甲帯が後ろにヒケてるってことじゃなくって、一旦パブリッシュした論文を無かったこととして取り下げるってことです。ま、冗談みたいな解説だけど、言葉の根っこにある意味としては「引っ込める」ってことで同じなんですけどね。。。でまぁ、それはさておき、そんなことしなくちゃいけなくなったら、それはとても残念なことだなぁ...なんて思ったりしたわけですよ。そもそも過去の論文に使用した写真をまた使っちゃってるってことが「不注意」で済まされることなんかなぁ...一流の研究者がそこまで「不注意」するかなぁ...ってとても疑問に思ってたんだけど、調査が進んで共著者が「撤回」なんて言い始めるとは余程信用できない事実が浮かび上がって来たってことですよ。。。分化したという事実が確認できないとか。。。体細胞が外界からの刺激で初期化するってことはそれだけでも大発見なわけだけど、こういう疑惑が生まれるとちょっと興ざめするところはあるよね。全国、いや、世界のSTAPファンのためにも、実際に実験をやった人に出て来てもらって、真実を語って欲しいですね。

2014年3月9日日曜日

ウキウキするね

今日もかなり寒い一日だったけど、陽の明るさはもう春だね。僕はすべての季節が好きなんだけど、中でも春が一番好きだ。特に3月のこの季節。雪がなくても雪解けしているような、そんな気分になってくる。理由がなくてもウキウキするね。

2014年3月8日土曜日

気の流れ

うちにはちょっとした薪ストーブがあって、冬場はだいたい毎日火をおこしてます。コレ、慣れないとなかなか難しいんですよね。山や川でキャンプしたりする人たちはちょちょっと直ぐに出来るでしょうが、僕にはそんな趣味ないですし。。。でも最近少しずつ分かってきました。ポイントは空気の流れにあるんです。溜めるところと逃がすところをうまく作ればよく燃えます。ほんとちょっとしたことなんだけど、くすぶってる時に薪を少しずらすだけでボボーッと火柱立つんスよね。ま、何が言いたいかと言うと、気の流れって大事だなってことですよ。

2014年3月7日金曜日

先生、メガネ変えました?

最近ときどき聞かれるんですよね。いや、正確に言うと、?で終る本当の疑問形ではなく、相手はただメガネの話をしたいだけなんだけどさ。だって、そりゃ感度の鈍い中年のおっさんでもない限り、見れば分かるよ。違うメガネ掛けてるってことくらい。。。これまた正確に言うと、本当は「変えた」というわけではなく、前まで掛けてたのと併用しているんですけどね。新しいのを掛けだしてもう半年近くなるんだけど、「変えたんですか?」ってよく聞かれるのはここ最近。前のはフレームが淡いゴールド色で、それなりにスッキリ感があって気に入ってたんだけど、今度のは赤いフレームでちょっと目立つと言えば目立つんだ。去年の夏頃から始めた「今どきプロジェクト」の一環なんだけど、今年になってようやく髪が伸びてきたのが効いてるのかも。全体の雰囲気が少しづつ変わってきているということです。

2014年3月6日木曜日

ニューロリハを特集します。

昨日、新たなテーマでメルマガ【脳とリハビリ】を再開しました。テーマは「ニューロ・リハビリテーション」です。昨年11月からのテーマであった「シナプスの可塑性」とはちょっと筋(スジ)の異なる研究を取り上げていくことになると思います。本当は筋が違ってはいけないと思うんですけど、やっぱちょっと違うみたいなんですよね。。。でもセラピストの皆さんにとっては、より身近な研究が登場してくることになると思います。最新の研究成果に触れましょう。Updtae your knowledge, so you update yourself。新規の登録は http://toshiz.net/newsletters で受け付けています。

2014年3月5日水曜日

そういうのって、出るんだよ...

今、来年度に発行する学部広報誌(リバース)の企画をしていて、今朝は製作業者さんを選定するためのコンペがあった。業者側にはこちらの要望をすべて等しく伝えているわけだけど、出来上がってくるものはホントみんなさまざまなんですよね。で、今日改めて気づいたことなんだけど、その人の人柄とその人の作風は見事なほどに符合します。いずれの会社も3人1組でプレゼンするんだけど、その3人がその場で醸し出す雰囲気、つまり着ている物とか話をする時の物腰とかが組み合わさって滲み出てくる空気なわけだけど、それがホント見事なほどに試作品の出来に反映しているわけですよ。ま、何を良しとするかはそれを評価する人の価値観によるわけだけど、今回は学部予算を使っての仕事になるので、受験生やその周辺の人たちの目線を意識し、僕から見て最適と思う業者さん=作品を、ちょっと我を張る形で推させて頂きました。。。こういうブログもそうなんだけど、その人の輪郭って、その人が創り出すものにほんとモロに出るんですよね。そう、そういうのって、出るんだよ...

2014年3月3日月曜日

【脳とリハビリ Tweet】配信200回記念特別アナウンス

先週、僕が主宰するメールマガジン【脳とリハビリ Tweet】の配信回数がちょうど200となりました。これを記念し、今夜は特別なお知らせです。そう、あの伝説のCBRサマーが今年もやって来るんです。

まだプログラムの骨格も出来上がってはいないんですが、かなり自信をもってご紹介できる内容となりそうです(← PTらしく、根拠の無い自信で押してみました^^v)。

これまでご縁のあった先生方にはこれから内々でお声がけしていく予定にしておりますので、その節は何とぞ宜しくお願い申し上げます。また、今年は「一般演題」も募集する予定にしております。最大8枠(1枠約30分)ほどご用意できるかと思います。

通常の学会とは異なり、発表の様式はかなりの自由度を備えたものとなっております。日頃の研究、臨床の成果ばかりではなく、構想中のプロジェクト、関心領域のご紹介といった話題提供も歓迎致します。

開催日時、会場(合宿形式で二日間)につきましては、現在調整を進めております。今後、詳細が決まり次第、その都度、ご案内させて頂く予定です。

新しい学会のカタチを求めて。

どうぞ楽しみにしていて下さい。

Stay tuned...

2014年3月2日日曜日

ふたつの痛み

昨夜は痛みのこと、そして「我慢」のことを少しばかり書いたのだけれど、我慢するってどのくらい大切なことなんでしょうね。いや、問いかけの仕方がコレじゃダメだな。なぜなら我慢して良い場合と悪い場合があると思うんだ。つまり我慢が大切かどうかは苦痛が起こる文脈によって決まるというもの。別な言い方をすれば、我慢すればするほど状況が悪化する場合と好転する場合があるということである。こういう風に考えると痛みには急性痛と慢性痛の二つばかりではなく、我慢すべき痛みとそうすべきではない痛みの二分法も成立するものであると僕は思う。我慢すべき時かどうか? 我慢すべきことかどうか? これらがまず問いかけられるべき命題である。

2014年3月1日土曜日

痛みは美徳だ!

今日の午後は神戸学院大学において臨床実習指導者会議があった。そしてその会議の前にはその参加者を対象とした講演会があった。今年の講師は日本福祉大学の松原貴子教授。痛みのお話で、特に慢性痛の話だったんだけど、日本の研究ってかなり遅れているらしい。まぁ、学術ゴトにおいて日本が先陣を切る領域は本当に少ないので別にこのこと自体は特別なことではないんだけど。。。でも痛みの研究が日本で進んでいないのは、ひょっとすると日本の文化が影響してるのかもしれないね。つまり我慢の文化ってことですよ。今ではそんなこともないのかもしれないんだけど、それでも「痛み(に耐えること)は美徳だ!」って感覚、潜在的に持ってる人、少なからずいるんじゃないかな。。。