2014年2月28日金曜日

神戸学院大学総合リハビリテーション学部医療リハビリテーション学科理学療法学専攻の坂本年将です。

今日の午後は「就職セミナー」という3年生を対象とした就職活動に向けてのオリエンテーション講座に参加した。今日は二日目で、そうなんです、二日間もあるんですよ。病院実習終ったばっかだというのに。。。そうなんですよ。就職支援も手厚くやってるんです。神戸学院大学。で、学生たちはみんなコンサバ没個性なリクルートスーツで身を固めて、スタンダードで当たり障りのないことをナイスに演出するスキルをアクワイアするわけです。。。あんま突飛なことじゃリスク高くてハイアーされないかもしれないですからね。。。で、僕の役目は面接官でした。「面接官」ってポジションを与えられるとなんか面接官的な気分になってくるもんなんですよね。「では、所属とお名前をお聞かせ下さい」とか、真面目な顔して聞いちゃったりできるわけですよ。そしたら学生がこう言うんです。「神戸学院大学総合リハビリテーション学部医療リハビリテーション学科理学療法学専攻の◯◉△▼です」と。でも、実際にはコレ長いからみんなどこかで言いまつがえたり、途中で詰まったりするんだよ。数えてみたら、「理学療法学専攻」まで言い切るのに39文字あった。そもそも「リハビリテーション」って言葉も長いのにこれをリピートしなくちゃいけないってのもリダンダントだね。こういう時って、法学部とか文学部とかは字数が少ないから羨ましい。「医療リハビリテーション学科」はこっそり省いちゃっても良いかもね。

2014年2月27日木曜日

旅行って意味あるよ

今日は昨夜からの続きで伊勢崎市にある美原記念病院にお邪魔し、理学療法士の菊地先生による案内のもと施設見学並びに治療見学をさせて頂いた。脊髄小脳変性症などの進行性疾患に対するリハビリテーションの意味についても少しディスカッションさせて頂いたのだけれど、その中でふと「旅行」のことが頭に浮かんだ。そう、「旅行」ですよ。旅行って、日々の生活とは少し違う時空の中でなされる営みだと思うんですが、それが終ればまたもとの生活(多くの人はそれを「現実」と言ったりする)に戻りますよね。そして、いつの間にかまたその日常の流れに呑み込まれていくんだと思うんですけど、この時、人は「旅行の効果が無かった」とか、またもとに戻るんだから「旅行に意味は無かった」とかいう風に考えますかね? たぶん多くの人はそう考えないんじゃないかと思うんです。その証拠に、人って時間が出来るとまた旅行に出かけたりするじゃないですか。確かに旅行に出た時の開放感なんかは一時的なものに過ぎないのかもしれないんだけど、そのひと時に起こる心の中の出来事というのは、その人がその後の人生を生きていく上での大切な一コマになるのかもしれないんだよね。旅行って意味あるよ。

遠くに来てます。

今夜は群馬県の高崎市というところにいて、先ほどまで会食してた。深夜2時まで開いているイタリア料理店で、ワイン飲んだり、カクテル飲んだり、水割り飲んだりした。で、飲んでばかりいるんじゃなくって、いろいろ中身の濃い話もして、パッケージで仮契約(=口約束)まで話が進んだ。明日(おっと今日だ)はプログラムの二日目になるわけだけど、6時に起きて、風呂入って、そんでもって、有意義な一日にするつもり。

2014年2月26日水曜日

わたくしの恩師

今日だったか昨日だったかFBのフィードで大学院時代にお世話になった Ann Graybiel 教授の記事が流れてきた。Technology Review に掲載されたものみたい。セラピストで彼女のことを知る人はほとんどいないかもしれないけれど、大脳基底核、パーキンソン病、習慣形成といった分野で世界的に名の知られた神経科学者です。僕が彼女に初めて会ったのは15年ほど前なんですが、70歳を超えた今でも当時と同様、ギンギン全開で仕事をされておられるようです。もともとは神経解剖学で名を成した人ですが、その後、時代の変化に応じて分子生物学、電気生理学、行動科学の技術を取り入れ、ご自身の研究テーマを発展させて来られました。僕が彼女のラボに加わったのはちょうど電気生理の最初のペーパー(後に Science に掲載されます)が仕上がった頃ですね。。。彼女から学んだことは数多くあるんですが、振り返ってみると、特に論文の書き方について多くを学んだように思います。もちろん、これは形式的な「書き方」という意味ではなくって、もっとインテレクチュアルなレベルにおいてということなんですけども。。。話せば長くなるんですが、いずれにしても、僕の人生における大事な恩人の一人であることは間違いないです。今回の記事を読んだ上でのことなんですが、彼女から学ぶことはまだまだあるように思いますね。。。

2014年2月24日月曜日

ぞくぞくと

今年5月にある理学療法士全国学会の演題がぞくぞくと採択されている模様。日本の理学療法士たちによって組織される日本理学療法士協会が主催する学会なのだが、これほど協会員が熱心に演題登録する集まりはあまりないんじゃないだろうか。普通はもっと冷めてるよ。たとえば税理士協会が主催する学会とか司法書士協会が主催する学会とか、そういうのがあるのかどうかは知らないけど、たぶん理学療法士ほどには熱中してないんじゃないかと思う。この熱って、どこから来るんだろう? 考察してみる価値ある問いかけだと僕は思う。

2014年2月23日日曜日

今週もまた out of town

例年になく移動の多い二月なんだけど、今週もまた out of town。水曜から関東方面に出張です。年度末でいろいろと事務仕事が重なっていますが、それを火曜日までに片付けます。旅の準備は心の準備を残すばかりとなりました。おっと、新幹線の切符はまだだった。。。旅支度って結構好きなんですよね。そして好きなことは大抵の場合上手にできます。Dick も言ってた。ロジスティクスは Toshi に任せろって。もし生まれ変わることがあるとすれば、その時は旅行管理業でもしたいと思う。速く、安く、楽しくをモットーに。

2014年2月22日土曜日

幸運があした君たちのもとに訪れますように

明日は第...何回目かの理学療法士国家試験。もう明日に備えて寝ちゃった人もたくさんいるとは思うのだけど、もしまだ起きていて、このブログを読んでくれているのなら、僕に最後のひと言を言わせてくれ。君は明日、決して一人で試験を受けるわけじゃない。もちろん答案用紙に向うのは君なのだけれど、君は君のことを思うたくさんの人たちの想いを代表して試験に挑むのだ。僕は明日試験を受ける君たち全員が成功することを心から願っている。もし試験の中で辛くなったりした時にはこのことを思い出して欲しい。そして、一問でも多く正解に近づく道を探して欲しい。時間があれば、こちらのブログも読んでくれ(「直前!励ましブログ」「いよいよ...」)。幸運があした君たちのもとに訪れますように。

2014年2月21日金曜日

真央ちゃんとヨナ

よ〜し、時事ネタ行ってみようか。五輪女子フィギアスケート。と言っても今回はテレビ中継さえも見なかったんだけどね。。。でも2010年のバンクーバーは職場のテレビで観た。浅田真央ちゃんがまだ19歳の時だったと思う。SPでは完璧だったのに、フリーの演技でジャンプが決まらずキムヨナに負けちゃったんだ。そのとき真央ちゃんはテレビカメラの前で涙を流し、「悔しい」という言葉を口にした。アナウンサーは「(キムヨナに負けて)悔しい」という風に捉えたみたいで、「『キムヨナに負けて悔しい』と言ってましたね」な〜んて勝手に言い換えてたんだけど、真央ちゃんはそんな誰かに負けて悔しいというような次元でモノを考える人ではないと思う。真央ちゃんはただ「(自分の力が出し切れなくって)悔しい」と言ったんだ。今回もまた五輪では十分に自分の力を出し切ることはできなかったみたいなんだけど、僕から見れば、彼女は本当の意味で初めて世界に通用した日本のフィギアスケーターだったんじゃないかと思う。ライバルで同い年のキムヨナを「ヨナちゃん」と呼ぶのは何かしっくり来ないものがあるのだが(キム選手はやはり「キムヨナ」とシャープに突き離した感じが良い)、浅田選手は本当に「真央ちゃん」と思わず呼びかけたくなるような、そんなスイートで徳のあるアスリートだね。

2014年2月20日木曜日

絶対合格せえよ

いよいよあと三日や。今日はほとんど終わりやから、金、土しか勉強する暇ない。もうここまで来たら気合いや。根性や。日曜までメンタルどうキープするかがテーマやな。4年の成果が最後にここで問われてるんや。負けたらアカン。もうひと頑張りするかせんかで明暗分かれる。悔い残したらあかんで。気、盛り上げるんや。カラ元気でも無いよりゃええよ。まだまだイケる。やったらデキる。ホンマや信じろ。絶対合格せえよ。

引き継ぎと見守り

一昨日、昨日と二日間にわたり病院を駆け巡ってきた。いや、別に僕が病気やケガをしたというのではない。実習地訪問だ。学生がお世話になっている臨床の先生方といろいろお話させて頂いたのだけれど、学校側はもっと「引き継ぎ」をしっかりやらなければいけないのかもしれない。学生が学校でどこまで学んでいるのかといったことを事前に実習地側にお伝えするということだ。臨床では患者が他院に転院する時に紹介状を書いたりすることがあると思うのだが、学生を送り出す学校側もこのくらいのことはやっても良いのではないかと思う。個人的な意見として。。。以前に学生の就職絡みで書いたことではあるのだけれど、「reference(letter)」 の活用は全くと言って良いほどなされていない。日本の理学療法士の世界においては。。。それにしても、指導者の方々に我々学校側の人間は本当にお世話になっていると思う。学生の現時点での到達度に合わせた、心のこもった指導、そして見守りをして頂いていると僕は思う。

2014年2月18日火曜日

投げたらアカン!

さあ、今年もまた理学療法士国家試験が迫って来ました。試験の日まであと数日。去年も同じ時期に同じようなブログを書いたんだけど(絶対読んでね、このブログ →「国試、カウントダウン」)、今、ボーダーにいる人たちにとってはホント大事な数日間になると思う。焦らず騒がず。投げたらアカン!...充実した残りの日々を過ごして下さい。

ホント一人称的世界

今日は仕事の合間に歯の治療。クリニックを変えてみた。特に痛いところはないんだけど、ほんの時たまメンテしてます。口の中って鏡がないと見えないんで、自分にとってはホント一人称的世界なんですよね。ボストンにいた頃、舌側転移した右の歯を抜歯しようと試みたんだけど、うまく抜けずに根が残ってしまった。その時は歯ぐきの中に埋まってたんですが、最近その根がにょきにょき顔を出してきて、やけに舌に触るんです。こういう口の中の違和感って、目でみたらごくごく小さなデコボコが原因であったりするわけだけど、心の中では随分と拡大されたものになってしまう。このことセンセに話したら、その根の先端削ってくれて、そしたら一気に気分爽快。見た目が小さいからと言ってバカにしてはいけません。本質は細部に宿るのです。

2014年2月16日日曜日

アイドルとアーティストを分けるもの

今日、FBのフィードでたまたまある芸能人(どうやら音楽系で長く活躍してる人みたい)のことを知ってどんな人なんだろうとYouTubeでステージ観たら瞬間的に(初めの数秒で)アイドル歌手だと認識でけた。つまり、どういうことかと言うと......うーん、うまくは言えないんだけど、曲の調子とはまた別にその人の醸し出すいろんな雰囲気が自作自演のいわゆるミュージシャンとは違うんですよね。。。もちろんその人は容姿端麗で、僕みたいな非芸能人と比較したらもの凄い個性的な人なんだろうとは思うし、歌や踊りも素人のカラオケを超えていることは間違いないとは思うんだけど、それでも本当の音楽家ではない(と言って良いのかどうか...)ことは瞬間的に分かるんですよ。ミュージシャンでもアイドルみたいな衣装を着てたり、また歌がそんなに上手くない人も少なからずいるわけだから、おそらくこういったこととは違うドメインでの違いってことなんでしょうね。。。何なんだろ?

リサーチ・ミーティング

昨日と今日は高松でお勉強。と言っても文献読んで知識を共有、みたいなことではなくって、進行中の共同研究に関するリサーチ・ミーティングを行いました。互いに持ち寄るものを持ち寄ってプロジェクトを進めていくわけなんですが、僕の役割は一言でいえばその研究を大きなものに関連づけていくことなんです。。。またまた「この人、何言ってんの?」って思う人も少なからずいるとは思うんだけど、一言でいえばそういうことだと思う。あと、分かりやすいことを言えば、統計手法についてのアドバイスだとか、論文を英語化するということですかね。データは同じものを使うんだけど、僕が手を加えることでその論文のグレードがワンランク上がるというか、格調が高まるというか、そういうことが出来ないとそのプロジェクトにおける僕の存在意義はないのだろうと思っている。今回のミーティングは初めての試みだったんだけど、共同研究者との会話を通してデータを解釈していく中で、初めは思ってもみなかった仮説に辿り着いたりして結構エキサイティングやったですね。やっぱ、水平展開ではなく、縦に進んでいくのが楽しいです。

2014年2月13日木曜日

今年も行くよ、日本理学療法学術大会

まぁ、タイトルのとおりなんですが、今年も行きます。日本理学療法学術大会。去年は大会直前に思い立って10何年ぶりかで参加したんですが、今年はあるセッションの座長をします。横浜なんですよね。学会活動といった‘俗事’に再び手を染めることになりますが、やるからには命一杯楽しみたいと思います。楽しくなければ PT じゃない...。コレって、僕にとっては結構、意味深な言葉なんですよね。ま、とにかく、普段お会いすることのない遠方の皆さま、そしてご近所の皆さまと会場でお会いできれば幸いです。

2014年2月12日水曜日

作業は半減

昨夜は爆増する神戸学院大学の入試志願者数についてその速報を書き飛ばしたわけであるが、全学的に増加が認められたからと言って、みんながみんなハッピーであるとは限らないところがこの世の難しいところである。というのは、同じリハビリ系仲間であり、理学療法のお隣さんでもある作業療法学専攻への志願者がA日程に引き続きBにおいても激減している事実が歴然と存在するのである(公開資料参照)。前年比においておよそ50%の落ち込みであり、これもまたここまで来れば、もはや「たまたま」といった不運を理由に片付けられる問題ではないのだろう。僕がとやかく首を突っ込む問題でないことは明らかなことではあるのだけれど、組織が沈み行くメカニズムがここにはあるのかもしれないね。

2014年2月11日火曜日

爆増です、神戸学院大学。

さて、思いのほか入試ネタが続く今日この頃ではあるのだが、今夜はまた一つのデータを皆さんにお伝えしたいと思う。それは、、、わたくしめが在籍する神戸学院大学の入試志願者数である。先日、A日程入試という異なる日程でのデータをお示しし、全学的に志願者数が大幅に増加したことをお伝えしたばかりではあるのだけれど(「全学的には右肩上がり」)、このたびのB日程においてもAと同様、全学的には飛躍的な前年比27%の成長を成し遂げるに至っている(公開資料参照)。そう、これは「成長」と呼ぶべきものなのだ。大学にとって入試志願者数は上場企業の株価や時価総額みたいなものなのだから。。。わたくしめが所属する「理学療法学専攻」にいたっては、な、なんと、前年比で50%の爆増を示現するに至っており、も、ここまで来れば、この数字が統計学的に発生する単なるノイズレベルの変動ではなく、ファンダメンタルに裏打ちされた有意な成長を示唆するものであると筆者は考えざるを得ないのである。

2014年2月10日月曜日

どうかしちゃってるかもね

昨夜は理学療法士の学校に入学するための試験科目について少し書いたんだけど(「理科は要らないんだね」)、コレってリハビリ関係者の間であまり議論されていない話題のように思うんですよ。でも、ここのところが見過ごされているっていうのはとても大きな問題だと思います。だって、「理学療法」って「理学に基づく治療法」とか「理学の知識を使った治療法」って意味なんじゃないんですかね。。。違うんかな...。以前に「暇つぶしリハビリテーション」というブログを書いたことがあってそこでも触れたことなんだけど、「理学療法」って言葉自体がかなり「なんちゃって」な感じするんですよね。たぶんこの話をしても「この人、何言ってんの?」てな感じで今いちピンとこない理学療法士はたくさんいると思うのだけれど、それって「なんちゃって」な世界にどっぷり浸かってるから違和感覚えないのかもしれないよ。つまり、そういう世界に同化しちゃってるってことですよ。それって、どうかしちゃってるかもね....f^^。

2014年2月9日日曜日

理科は要らないんだね

さて、今日は久々のお休みで、家でチェロ弾いたり、ジムでヨガしたり、北野ホテルでお茶したりしてました。こういうの、「自分へのご褒美」って言うのかな? 京都ではジュラルミン担いだりして疲れたんだよね。。。いや、ホントに疲れた。肩関節脱臼するかと思った。。。で、今日は「肩痛いなぁ」と思いながら入試の振り返りを頭の中でしてたんだけど、理学療法のB入試って理科ないんだよね...。いや、正確に言うと理科(化学・生物)はあるんだけど、選択しなくても良いんだよ。代わりに国語を受ければ良い。ってことは...つ・ま・り...英語と国語だけで入試は完結するということだ^^。いや、別にコレが悪いとかなんとか言ってるわけじゃなくって、うち以外にもたくさんこういう形の入試しているとこあるんだと思うんだけど、高校生の中に文系だと理学療法士になれないなんて思ってる人がいると気の毒だなって思ってね。ただそれだけ。

2014年2月8日土曜日

ジュラルミンは要らないね

夕方、京都から帰ってきた。朝は雪で試験の開始時刻にも少し影響が出たんだけど、特に混乱することなく無事終了。特設会場での入試であり、本学(神戸での)入試と比べればいろいろと段取りしなくちゃいけないんだけど、今年もなんとか乗り切った。一つ「段取り」の中で改善すべきところがあるとすれば、文具が入ったあの大きなジュラルミンケースだね。。。問題と解答の運搬をプロに任せてフルセキュリティーで行うことはもっともなことだと思うんだけど、僕らが道中持ち運ぶあのジュラルミンって何か意味があるんかな。あれ、重いんだよね。コマ付いてないしさ。身動きとれなくなっちゃうよ。リスク高い。目立ってかえって危ないよ。

2014年2月7日金曜日

仕事はかどるよね。

昨日から京都に滞在なんだけど、朝から晩まで熱狂的に入試業務に従事しているわけではない。結構「その他の時間」ってあるんだよね。空いた時間はホテルに籠って本読んだりメルマガ書いたりしています。いつもと違う空気の中で仕事すると捗ります。旅行(いや、出張か...)に来ると食事もまた楽しいね。昨夜のお店は大当たり。今夜はどこに行こうかな。

2014年2月5日水曜日

明日は京都だ〜

明日の午後から京都に行く。この週末、入試監督なんだ。地方入試。って、こんなことこんなところで書いて良いんかな? ま、良いんやろ。別に試験の内容を知ってるわけじゃないし、僕が京都に行こうが名古屋に行こうが東京に行こうが、受験生には全く関係のないことだ。「地方入試」というのは地方各地で本学を受験して下さる方々のために我々大学職員がその各地に赴き開催する入試である。僕らが高校生だった頃はこんなの無かったように思うけど、今や受験生というのは大学の宝ですからね。出向いてでも受験して頂くというのが基本姿勢です。ま、悪いことじゃないよね。僕、京都好きだしさ^^v

2014年2月4日火曜日

ナマの声

昨日ブログに書いた授業に対する附属高校生からのフィードバックです。

今どきの高校生の生の声って、僕たち中年世代はその年頃の息子や娘でもいない限りなかなか聞けないわけですが、案外、普通なんですよね^^。10分足らずの間にささっと書いてくれた文章としては、なかなかイケてる思います。

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 授業感想文
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★ 体の不自由な人がどれだけ大変か体験することができてよかった。ぼくだったらこんな生活を毎日たえるなんてできるかどうかわからない。でもこんな生活に体の不自由な人はたえているし精神的にも強いと思った。坂道を上がるのが大変だった。もっと声をかけ合うことが大切だと実感した。体の不自由な人はこんなリスクを背負いながら生きている。体のしっかり動くぼくはもっと一生懸命生きなければいけないと思った。

★ 私は昔何回か骨折したことがあって、その時、ずっとお世話になってたのが松葉杖で、久しぶりに使ったのですが、やはり足がすぐいたくなってしまい坂などでは使い続けるのが大変でした。車いすもなんかいか使ったのですが、やっぱり松葉杖よりはラクちんで、でも他人に助けてもらわないといけないしその人を信用していないと不安でしかたない。やはりどちらにも難点があって健康なのは本当に幸せだなと思いました。

★ 松葉杖も車椅子も普通に生活しているとなかなか気付かないくらいの坂や段差などがとても気になった。建物の中はそういった段差などもなく車椅子が通ってもせまくならないほどのろう下の幅があった。バリアフリーがほどこされている所がいかに障害を持った人にとって大切か理解することができた。

★ 松葉杖はけっこう扱うのが難しかったです。車いすはただ乗ってるだけならすごく楽だけど、自分でこぐのは手がとても疲れました。乗り心地はすごくよかったです。サポート側では思っていたよりも重かったので驚きました。平らな道は全然大丈夫だけど、上り坂や下り坂は難しかったです。特に上り坂では一人で上ろうとするとだいぶ力がいるのでとても疲れました。なかなかできる経験じゃないので体験できてよかったです。

★ 初めて松葉杖を使ってみて、大きさをそろえることはできたが、普通に歩くより難しかったです。脚をけがしたりマヒしたりすると、こんなしんどい思いをするのだと感じました。けがしている方の逆の手に杖を持つというのは初耳でした。

★ 車いすと松葉杖を実際に使ってみた所、松葉杖の方はそこまで不便さを感じなかった。おそらく、道具への依存度がそこまで大きくなかったからだと思う。一方、車いすでは移動を全てハンドルとブレーキで制御しないといけないので室内ならともかく屋外での操作は難しいし、傾斜のある道では付きそいの人がいないと自分でブレーキをかけられないので道具や他の人への依存度が大きく不便に感じた。どちらも移動を補助する道具だが、依存度が異なるので、ケガの具合によってこれらの道具を使い分けるのは理に適っていると思った。例えば重症で自力移動ができない人なら依存度の大きい車いすはとても助かるだろうし、そこまでのケガでない人は車いすだと逆に不便に感じることもあると思う。今回の実習で人に合った補助具を使う重要性を知ることができたのでよかった。

★ 両松葉はついた事があったけど、今日は片松葉をついてみて、正直使いにくかったです。車椅子も乗ったことがあったので、そこそこ乗りこなせていたと思います。

★ 松葉杖が見た以上につかいにくかったです。ついてる人を見たら簡単そうに見えていたけどすごくむずかしかったです。車いすは座ってる時はのぼり坂だったのもあったけどしんどかったです。私が乗っている時も重くて大変だったと思うと申し訳ない気持ちになります。今日の講義が今までで一番たのしかったです。

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参加した約60名の生徒さん全員に書いてもらったんですが、紙面の都合上、その一部だけ紹介させて頂きました。この中から将来セラピストを目指す人も現れてくるんだろうと思います。楽しみですね。

2014年2月3日月曜日

明日はもっと人に優しくなれるかも

今日の午後は附属の生徒さんたちに理学療法に関する授業をした。「附属」というのは神戸学院大学の附属高等学校のことである。そうなんです。うちの法人は高校と大学を運営する高大一貫教育に取り組んでいるんです。個人的には中学や小学校も始めて神戸のお坊ちゃんお嬢ちゃん学校としての地位を確立したら良いのにと思っています。。。でまぁ、それはさておき、今日の授業では昨年と同様に「松葉杖と車椅子」をテーマにお話しました。ま、実際には「お話」というより、よくある「体験学習」だったんですけどね。身体動かして覚えましょう、っていう、あの安易な実践主義ですよ^^。で、まあ、安易であろうが何であろうが、そのやり方はうまくいって、高校生のみんなは今日、身体の不自由な人たちが日々体験しているさまざまな不都合を少しだけ実感できたのではないかと思う。平らな道路って実は凸凹(デコボコ)してるんだよね。。。実際に経験してみなければ想像できない他者の気持ちっていっぱいある。明日はもっと人に優しくなれるかもしれないね。

2014年2月2日日曜日

You are not the only one...

さていよいよ3年生の評価実習が明日の朝開幕する。3週間にわたるロードゲームです。基本的には5連戦を3回やる。悪くとも8勝7敗くらいは目指したい。七転び八起き。大相撲でも8勝7敗は勝ち越しである。全部勝たなくたって良いんだ。怪我だけ気をつけ勝ったり負けたりしたら良いんだよ。You are not the only one。学院大の看板背負って、絶対に最後まで戦い抜いてくれ。

2014年2月1日土曜日

ライフラインは出来ている

週が明ければ評価実習。3年生は今、緊張と不安のために血圧が上がっているかもしれない。ドクパクドクパク。でもね。大丈夫だよ。みんな通ってきた道だから。道のないトコ行けって言われたらそりゃ大変だろうけど、臨床実習なんてすでに型決まってるわけだから、その型に自分を嵌めれば良いだけなんだってば。別の良い方をすれば、すでに整備されている道を探し当てる作業とも言える。二つのことをマネッジ(manage)すること。一つは患者さんへの対応であり、もう一つは実習指導者(施設スタッフ)への対応である。心の理論。TOM。この言葉の意味が分からなくても問題はない。相手が何を求めているのか、あるいは何を必要としているのかを考え動けばそれで良い。ラインはすでに設定した。何かあれば書いてよこせ。ASAPで返信する。