2014年10月31日金曜日

霊言

学校法人「幸福の科学学園」が設置申請した大学「幸福の科学大学」が文科省によって「不可」と判定されたらしい。記事によれば、「科学的合理性を立証できていない『霊言(霊言集)』を教育の根底に据え、大学の目的を達成できるとは認められない」ことがその理由とか。僕はこの法人のことは何にも知らないんですけど、たぶん宗教団体なんでしょうね。そして彼らが信じる教えに則っての教育をする大学を設置しようとしたんでしょう。どんな事情があるのかはこれまた知らないんですけど、文科省の理由もこれだけ読むと理由になってないんじゃないかと思うんですよね。もともと大学って、ハーバードなんかもそうだけど、神学(神のことば)を教えるところだったわけだし、そういうのを教育の根底に据えること自体は特にイケナイことではないと思う。ミッションスクールとかも宗教的な教えに基づいているんじゃないの? これまたよくは知らないんだけど、上智とか同志社とか関学なんかもミッションだよね。キリスト教は良くって霊言はダメってこと? なんかよく分かんない。「科学的合理性を立証できない」なんてこと言い出したらリハビリもそういうの多いと思うよ。言葉では言い表せないこと大事にしてる人たちも多いしね。文学なんかも科学的合理性立証できちゃってるのかなぁ? 出来てないよね。いや、別に僕は無宗教者だし、どちらの味方というわけではないんだけど、お役所の理由が理由になってないところが変だと思って。。。たぶん、本当の理由はほかにあって、ただただ認めたくないんだろうね^^

2014年10月30日木曜日

不審な男が...

昨日、夕方の6時ごろだったんですが、小学3年の息子が家に帰って来たとき、裏庭の方から一人の知らない男が出て来たと言う。うちの駐車場部分は門を設けていないので誰でも敷地の中に入ろうと思えば入れてしまう。空はすでに暗くなっていて、家の1階部分には玄関部の外灯のほか明かりはなかった。白髪まじりの年配の男で、我が家の駐車スペースを敷地の外に向って歩きながら息子に「バイバーイ」と言って姿を消したと言う。僕はそのとき大学で仕事してたんだけど、何してたんだろ、その男? 庭の手入れでもしてくれてたのかな? 帰ってから見たら特にキレイにはなってなかったけどね...。一応、夜におまわりさんが来てくれたんだけど、今度その男に会ったら何してたのか僕の方からも聞いてみようと思う。

2014年10月29日水曜日

異分野の境界面

さてさてCBR運動器セミナーのちらしが上がって参りました!



来月11月30日開催です。

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参加申込サイト
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これまでもこのブログでお伝えしてきたことですが、今回は特に日頃、整形外科疾患を診られているセラピストの方々にご参加頂きたいと思っています。

認知神経系を主体とする運動制御機構の枠組みの中で運動器(関節・筋・その他軟部組織)が果たす役割を捉えてみたいと思います。

たとえば単関節の病変に起因する運動障害であったとしても、その関節病変に伴うバイオメカニクスの変化に適応するためには新たなる運動ストラテジーが必要となり、それを表象・具現化するための脳を中心とする神経回路の再編成が行われているものと考えられます。

今回のセミナーでは、脳科学を学ぶのが初めてだという方々にも、その基礎を理解して頂きながら、それを臨床実践へと繋げていく基本的な考え方、手順についてお伝えしたいと考えています。

講師の小川昌先生は認知神経リハビリテーションを10年以上にわたり実践されており、独自の解釈を付与しながら運動器疾患の臨床に従事されています。

セミナーではこれまで先生が経験された症例をご提示いただきながら、脳科学に基づくリハビリテーションの実際(評価と治療介入)についてご教示いただきます。

私(坂本)の方からは、小川先生の臨床を補足する形で、脳における身体・運動表象、
ならびにその可塑性に関する基本理論についてお話させて頂きます。

私自身は「リハビリテーションのための脳科学」を学んだわけではなく、脳科学者(基礎研究者)のためのPhDプログラム(博士課程)の中で「脳を理解するための脳科学」を学びました。

従って、どちらかというと、今ある知識の臨床応用という観点からではなく、脳機能の新規の原理・原則を探求する(学ぶ)という観点から脳に興味を持っています。

研究や臨床の飛躍的な発展は、しばしばこのように異なるバックグラウンドを持った人間が力を合わせた時、その異分野の境界面(インターフェイス)において起こります。

今回のセミナーでは、基礎と臨床のインターファイス、そして運動器系と神経系のインターフェイスにおいて、参加者の皆さんと、これまで想像できなかった異次元の理解に向けて歩みを進めていきたいと考えています。

今回はさらに新たな試みとして、セミナー終了後のフォローアップ企画も用意しています。参加者の皆さんがセミナーで知り得たことを臨床で活用するためのサポートプログラムです。

このプログラム(CBR運動器ニューロリハ研究会)に参加するには今回のセミナーを受講することが前提条件として必要になります。

モリモリ沢山な今回の研修会。

多くの皆さまのご参加、心の底よりお待ちしております。


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来月11月30日、神戸で開催です。

参加申込サイト

セミナープログラム





企画:脳とリハビリ研究所(CBR)
運営:株式会社ステラマインド

2014年10月28日火曜日

めげないでね。

この時期になると理学療法士のジョブマーケットが活況を呈して来る。小売業やら製造業やら金融業やらの世界とは違って、大学生活もあと半年といったあたりで学生は就職活動を始めるのだ。うちの学生に限って言えば、現時点で半分くらいの学生がオファーをもらっているみたい。就職は何か一律な基準があって採否が決まるわけではなく、多くの場合はその病院施設の人事担当者たちの独自の好みによって決まるんじゃないかと思う。また、就職試験から採否の通知まで時間のかかるところもあったりして、一つダメだった場合などは、その後のタイミングが狂ってしまって、成績、人柄ともに良好な子でも終盤までなかなか決まらなかったりするんだね。この業界では一つの希望先との交渉中はほかと協議に入れないといった不文律があるようで、幾つものオファーを貰った中から選択するといったことが出来ないんですよ。この面だけ見ると、売手にとっては不利なマーケットと言えるだろう。このような業界の掟はひょっとすると法的に守られるべき人権を侵しているようにも思われるのだが、そのあたりのことはこれまで問題になったことはないんでしょうか?......おっとっと。話が要らん方向にズレてしまった...f^^。就職をはじめ、人生はほんと運によるところも大きいとは思うが、どうか意中のポジションを射止めることができるよう頑張って下さい。めげないでね。

2014年10月27日月曜日

ほんとうに評価しなければならないこと

臨床理学療法学演習の3回目が終りました。僕担当分は4回なので4分の3が終ったことになります。僕的には先週分ともども良い授業になっていると思う。たとえば、impairment とdisability との結びつけや、仮説を検証するための評価法をその都度考案することについての話など、2年の脳科学や3年前期の研究論とも繋がるところがあって、結局のところ、基礎学力とひらめきが大事なんだということを学生たちと確認している。

impairment とdisability の結びつけについては、学生はこの科目が始まるまでに一通りのことを学んでいるんだけど、いつの間にかお決まりの手続きをこなしているだけになってしまって、リストアップしたキーワードをクロスワードパズルのようにただただ組み合わせるわけです。

学生自身もその作業をするだけでは何か腑に落ちないことは薄々感づいているわけですが、こういう行き詰まったところをどう打開するかは教科書には書いてないんですよね。

また、彼らが理学療法評価学なんかで習う一般的な検査から得られる情報というのは多くの場合、限定的な(非生理的、非日常的な)状況下での情報に過ぎないんですが、実際的な場面で表出する運動障害のメカニズム(仮説)を検証するような検査の仕方についてはほとんど思いつけないというか、考え方のコツを学んでいないんです。

それで脳科学や研究論でやったことを思い出させて臨床、科学、研究はそれぞれ相通じてるんだということを例証したりするわけですが、ほんとうに評価しなければならないことは、案外、理学療法の教科書には記載されてなかったりするんですよね。

2014年10月26日日曜日

広がるシェア

今朝ジムに行ったら臨時休館だった。仕方がないので駅前のダイエーに立ち寄り買い物した。日曜の朝のスーパーマーケットって凄い混みようだね。。。少し前から気付いてたんだけど、最近、こういうスーパーやコンビニでいろんなビールを買えるようになりましたよね。って、ビールを飲まない人は関心ない話かもしれないですけども。でも、そうなんです。以前はこういう誰もを対象とした小売店ではキリン、アサヒ、サッポロ、サントリーといった日本の大手メーカーのものとバドワイザーのような大して個性の無い輸入ものしか買えなかったんですが、ここ1年ほどでちょっと状況が変わって来ているようなんです。2年以上も前にこんなブログを書いたんですが、ようやく日本でも普通の店で全国展開の地ビールが買えるようになってきたということなんでしょう。もちろん国内のビール総売上高から見ればまだまだその0.1%未満の話ではあるんでしょうけども。料理の味にはこだわるニッポン人ですが、ビールに関してはなぜか舌が麻痺してるんですよね。

2014年10月25日土曜日

入試制度が変わるかも

今日、こんな記事を見かけました。Facebookページ「理学療法士になろう!」にも早速リンクを貼ったんですが、大学入試における価値観を知識の量からその活用へと変換する試みのようなんです。なんと早ければ今の高校2年生が受験する2016年入試からその新たな制度が導入されるかもしれんというのです。

これまでも「知識ばかりではなくってさ」ということでAOとか推薦とかホント訳が分からないほどたくさんの入学経路を日本の大学は設置してきたわけですが、僕みたいな現場の教員からすればホントにそんなので個性的な学生が入学してきてるのかなぁ...なんてよく思うんですよね。

個性派入試で入って来た子たちってそんなに個性的かな...? それよりはセンター入試とか画一的な入試で入って来た子たちの方が個性的な進路を歩んでるんじゃないの...? ま、ぶっちゃけたことを言えば入口と出口の照合なんて大学ではほとんどしてないから何が何だかよく分かんないんだけどさ。。。

で、それはさておき、入試に対する基本的な考え方は賛成です。「知る」よりも「使える」方がレベルとしては上だからね。高校基礎学力テストとか大学入学希望者学力評価テストといった全国的に標準化された試験もやるようなんですが、やっぱ基礎学力はアメリカのSATみたいなので一律に評価するのが良いと思う。その上で志望する大学にはエッセイとか高校時のGPAとかを送るだけにすれば良いのだ。

次いでに僕から一つ付け加えさせて頂けるなら、大学の1年時は教養課程でみっちり鍛えて、専攻(major)は2年時に決める仕組みを作るのが良い。これもアメリカの仕組みをパクってのことなのだが、入試の時の10分ばかりの面接やら討論会やらではなく、この最初の1年間で学生たちの個性や適性を見極める方がよっぽど理に適っていると僕は思う。

週末の深夜

週末の深夜、いかがお過ごしですか? 夕食後ネットサーフィンしてたら今夜書くべきブログを書きそびれてしまったんですが、今週もいろいろあったような無かったような。。。いずれにしても、しっかりこの週末もブレイクスルーしていきたいと思います。明日は仕事なんだけど今から読書。

2014年10月23日木曜日

山高ければ谷深し

僕の息子は今、小学3年生なのだけれど、最近少しずつ僕が何を生業にして生活しているのかを理解するようになってきた。それで最近は将来、僕が今しているような仕事をしたいという思いが芽生えてきているようなのだ。念のため申し添えておくと、ここで言う「僕の仕事」というのは、脳科学者でもなく理学療法士でもなく、「大学の先生」ということなんだけどね。。。まぁ、家で小さな店を営んでいるとか、芸能人やプロ野球選手のようにテレビに出演するような職業(出てる人もいるけどね)ではないので、息子がどれだけ僕の仕事の中身を理解してそんなことを言ってるのか定かではないのだけれど(おそらくほとんど理解していないだろう)、親父としては我が子がそう言ってくれることにそれほど悪い気がするものではない。もちろん、まだまだこれからいろんな大人たちと出会うことでなりたい職業というのはどんどん変わっていくのだろうけど、大学の先生を目指すというのはそれほど悪いことではないと思う。その場合は大学の先生の中でも何を教える先生になるかを一応決めないといけないんだろうけど、それを考え始めるとこれはなかなか難しい選択になりそうだ。最もシンプルな決め方はその子が何に興味を持てるかということになるんだろうけど、アカデミーの世界というのはそれだけでウマくいくほどシンプルな世界ではない。たとえば、これまでであれば僕のようにリハビリ系学部の教員になるのは学力的なことを言えばそれほど難しいことではなかったのだけれど、今、小学生の子たちが大学を卒業する頃に果たして今の世が続いているかというとそれはかなり疑わしいことだと思う。山高ければ谷深し。学術の世界にも浮き沈みはあるからね。

2014年10月22日水曜日

運動器セミナー参加受付開始です

本日よりCBR運動器セミナーの参加受付を開始しました。

ご興味のある方はこちらからお申し込み下さい。

セミナープログラムは下記参照、またはこちらをクリック!

身体運動器とニューロサイエンス、そしてリハビリテーションをつなぐ丸一日のセミナーです。

運動系の成り立ちとその構成要素となる運動器の役割、そしてその臨床について、バイオメカニクスとニューロサイエンスの観点から総合的に考察していきます。

★ これまでニューロサイエンスを学ぶ機会が少なかったというニューロサイエンス初心者の方

★ 整形外科疾患の臨床に携わりながらも脳科学、認知科学的観点からその病理・障害を考察することが少なかったという方

★ 中枢神経疾患に脳・認知学的なアプローチを取り入れながらも運動制御・運動学習における末梢運動器の役割をこれまで十分に理解する機会が少なかったという方

★ 疾患の分類に囚われることなく運動メカニズムの本質を理解したいという方

などにとっておススメのセミナーです。

学生さんの参加ももちろん歓迎いたします。学校で習っていること以上の知識を身につけ、臨床に出たときにロケットスタートしちゃいましょう!

きっと身体運動に対する捉え方がそれまでとは違ったものになるはずです。


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★ 脳とリハビリ研究所(CBR)運動器セミナー Ver. 1.1 ★
 〜運動器のニューロサイエンスとリハビリテーション〜

開催:2014年11月30日(日)
会場:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
講師:小川昌(YMCA米子医療福祉専門学校)・坂本年将(神戸学院大学)

09:30〜
開場・受付

10:00〜11:00
運動器とニューロサイエンス(坂本)

11:00〜12:00
運動器障害の成り立ちと理学療法評価
〜中枢制御機構と末梢効果器の関係性〜(小川)

12:00〜13:00
休憩

13:00〜14:00
脳の可塑性とニューロ・エデュケーション(坂本)

14:00〜15:00
運動器障害に対する理学療法介入法
〜関係性の理解を踏まえて〜(小川)

15:00〜15:15
休憩

15:15〜16:00
対談:基礎から臨床、臨床から基礎へのつなぎ方(小川・坂本)

16:00〜16:30
運動器ニューロリハ研究会のご案内(坂本・小川)

16:30
閉会

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参加申込サイト

2014年10月20日月曜日

三人称から一人称へ

今日から僕担当分の「臨床理学療法学演習」が始まりました。3年生の科目で、4年時の臨床実習に向けての総仕上げ的な科目です。ケーススタディを通して学んでいきます。5名の教員がそれぞれ専門とする領域を担当しているのですが、僕自身は科目の統括と中枢神経疾患の理学療法を担当しています。今年は教え方に一工夫を加えようとしています。学生に出来るだけ自分の頭を使ってもらうための工夫です。多くの物事は見たものを追うだけであればそれを理解するのにさほどの困難は伴わないものです。たとえば成功者の伝記なんかを読んで「ふむふむ」と頷(うなず)くことは、まぁ誰にでも出来ることですよね。でも自分の成功談を作ろうとすると、頷けるだけではなかなか出来上がらないんじゃないかと思うんですよ。そこには頷く以外のスキルが必要とされているのでしょう。そこで今回我々の演習ではこの頷く以外のスキルを習得して、自分たちが作ったストーリーに対して読み手を頷かせることを目指しています。三人称(他人事)的体験から一人称(当事者)的体験への変換ですね。

2014年10月18日土曜日

不思議な気分

さっきまで近所のスタバでブレインストーミングしてたんだけど、阪神スゴいね。ネットで息抜きしてたら何と巨人に勝ったとか。4連勝だって。敵地でこれはほんとにスゴい。歴史的に見れば「伝統の一戦」なんて言ってメディアに持ち上げられてるだけで、いつもいつも巨人には歯が立たなかった阪神なんだけど、今年は遂に逆襲しました。巨人に取ってみれば歴史的な敗退です。阪神の選手は今となってはもう誰一人として知らないと言って良いに等しいんですが、江夏、田淵、掛布らの時代を知る阪神ファンOBとしては結構嬉しいもんですね。不思議な気分。。。さて、ブレインストーミングの方は何とか形になりそうな予感。CBRの新規の教育プログラムで(来月の運動器セミナーとはまた別です)、まだまだ実務的なところをクリアしなくちゃいけないんだけど、ニューロサイエンティストたちが学ぶニューロサイエンスの基本を学びたい人たちには価値あるプログラムになりそうです。

2014年10月17日金曜日

健康教育論

今学期は4年生の「健康教育論」という科目を担当しています。英訳すると「Health Education」あたりになりますかね。生活習慣病の予防やら病後の健康支援など、健康教育に関わることを講義、実習、健康関連施設の見学などを通して学ぶ科目で、僕が担当する3年生までの科目とは打って変わり、リクリエーショナル(recreational)な側面が強い科目です。

僕は思うんですけど、大学のカリキュラムって、アカデミックなこと8割、プラクティカルなこと2割くらいで構成するのが良いんじゃないですかね。ここではどちらが大切っていう話をしてるのではなくって、バランスが大事ってことなんですけど、ま、4年生なんで、国家試験に向けての受験勉強を妨げない程度に、いろんなことを見聞する機会を設けることも必要なんじゃないかと思うわけです。

この11月にある代替医学の講義やヨガの実習も同じ文脈での機会提供になります。ひょっとすると、卒業後に「そういえば大学4年の時にあんなことやったよなぁ...」ということが後のち効いてくることがあるやもしれませんからね。僕自身はどれも専門というわけではないんですが、教員の一つの役目として、ショーケースに品物を並べるくらいの責任はあるんじゃないかと思うんです。すべての学生がすべてを気に入るかどうかは別として。

そんでまぁ、前置きが長くなったんですが、今日の午後はその「健康教育論」の授業の一環として、デイサービス施設を2カ所見学させて頂きました。神戸市西区を中心に介護事業を展開されている株式会社セラピットさんの施設です。ここ3年ほどこの科目の見学でお世話になっています。

実はこういう見学に学生を連れて行くまで僕自身はほとんど介護事業やいわゆる'地域リハ'の実際について無知だったんですが、少しずつ「デイサービス施設」とは何なのか、「訪問看護ステーション」というものが何なのか、ということを理解できるようになりました。「地域包括ケア」はまだよく理解できてないですけど...。

病院ではなく家庭で、cureではなくcareへ。国(政府)がこれから益々強化したいトレンドはそういうことなんでしょうけど、その国の思惑の背後にあるもの、そしてそのトレンドが生み出すであろう社会状況も含めて、僕なりにちょっと勉強してみたいですね。一つには「健康教育論」を担当する者のたしなみとして。

2014年10月16日木曜日

運動器ニューロリハ研究会

さて、来月11月30日の日曜日に神戸学院大学にてCBR運動器セミナーが開催されます。当日のプログラムについてはこちらのブログを参照して頂きたいのですが、このセミナーを機にCBRが主宰する研究会を立ち上げたいと思います。「運動器ニューロリハ研究会」です。今回のようなセミナーって、その形式自体はよくあるものなんですよね。講師が一日講義や演習をして、受講生がそこで何か学んだ気になって明日からの臨床を頑張ろうって決意するタイプのセミナーです。ま、もちろんこれはこれで立派に一つの体を成しているわけですが、実際に彼らがそこで学んだ知識や技術を十分に臨床で応用・活用できているかというと......さて、どうなんでしょうか...。実態は謎に包まれているんじゃないですかね。。。今回の運動器セミナーでは、ここのところをしっかりフォローしていこうよ、知り得た知識を使える知識にアップグレードしてもらおうよ、ということで、セミナー後、約4ヶ月にわたって受講者の皆さんの臨床実践を遠隔的にサポートする仕組みを考えました。それが運動器ニューロリハ研究会発足の骨子です。会の運営など、詳しくは、セミナー当日の最後にその案内をさせて頂く予定にしています。研究会への参加は自由ですが、学びを臨床に役立てるためにも多くの方々にご参加頂ければと考えています。セミナー参加者限定の研究会となります。業界初のこの試み。こちらもセミナー共々楽しみにしていて下さい。

2014年10月15日水曜日

授業で英語を教えてます。

大学では「後期」という学期が始まっていて、脳神経科学Ⅱという2年生のクラスを担当しています。ここでは英語で書かれた論文を、しかも一流の国際誌に掲載されたものを厳選して読むんですが、リハビリ系の学部学生がこういった論文講読をすることって全国的に見てもほとんどないんじゃないかと思います。

ま、別に論文で使用される言語なんてその論文が優れたものであれば何語でも良いんですが、科学や医学の学術論文であれば、日本語と比較する限り、英語で書かれたものの方が圧倒的に読むべきものが多いと思う。

学生にもオリエンテーションしてるんですが、普通、科学者や医学者は研究成果をまず英語で発表するものなんです。だからオリジナルな情報を得ようと思えば、英語の論文を読むスキルは必要なわけですね。

リハビリ系に出回っている日本語の情報なんてそのほとんどは誰かの受け売りなわけで、場合によってはその受け売ってる人もオリジナルな情報源に触れていないなんてこともあるわけです。つまり「また聞き」で論文書いてたりするわけですよ。

そんでそういう伝言ゲームをしていると、次第に伝わる情報は変容(多くの場合、劣化)していくので、その手の3次情報、4次情報(つまりここでは暗にリハビリ系の日本語論文や教科書のことを言っている)に触れてそれで良しとするのではなく、自分でちゃんとその真偽を確かめられる自由を勝ち取ろうというわけですな。ハハハ。

後期の間、この講読をズルしないでやり通すことができれば、きっとほかの学校の学生にはない貴重な知的スキルを手に入れることができると思う。そしてそれは「英語」といったことだけではなく、それとセットで「考え方」というものも手に入るパッケージとしてのスキルなのだ。

例年であれば、授業中、寝てる◯ホも時々いたけど、今年はみんな聞いてるね。

シナリオのないドラマ

昨夜も京セラドームに赴きバファローズを応援してたんだけど、再三のチャンスを生かせず結局最後は相手4番中田に決められました。延長10回、バックスクリーンへのホームランで1対2。こちらは糸井の不調が大きかったです。このシリーズでは4番ペーニャが謎の戦線離脱で糸井がDHに回ったわけですが、糸井にしてみれば打撃に専念できるとは言え、守備がない分、試合中グラウンドにいる時間が少なくなり、いつもとちょい感じが違ったのかもしれませんね。。。このブログでも再三書いてきたことだけど、近くまで行くことと、目的地にきちんと辿り着くことの間には目には見えない大きな壁があるように思う。僕らファンができることは思いつく限りにおいてありませんが、来年はまた今年とは違ったドラマを見せてくれるものと期待しています。そう、プロ野球っていろんなレベルで楽しめるシナリオのないドラマなんだよね。

2014年10月13日月曜日

感覚と運動は繋げちゃいけない

昨日から鳥取入りして、今日はハーフ(21 km)を走りました。台風の影響でコースのコンディションは最悪。でも、そんなことよりロクに練習してなかったことの方が大きかったですね。5 km あたりから右膝が痛み出して終始キロ6分のペースでちんたらちんたら。終ってみれば2時間6分。日頃の練習不足を補う良い練習になりました。八頭町っていう小さな村が開催するマラソン大会で毎年ハーフの参加者は200名前後しか集まらないマイナーな大会です。この4年ずっと参加しています。4年前からの成績をリストすると、

1時間50分(2011年)
1時間51分(2012年)
2時間00分(2013年)
2時間06分(2014年)

と、年々少しずつタイムが落ちてきています。

コレ、年齢的なものもあるのかもしれんですけど、練習量とも相関(逆相関かな?)してるんですよね。マラソンは少なくとも市民ランナーレベルであれば、やった分だけタイムに出て来るスポーツですから、1時間30分台は無理としても、もっと日頃から走り込めば40分台や50分台は行けると思うんですけどね。。。でもまぁ、今日は今日で、とてもリラックスして 20 km を走ることができ、これまでで一番余裕のあるレースになったように思います。ゴールした後、しばらく肩の力がすっと抜けたような爽快感がありました。

マラソンしていていつも注意してることは、走ることが辛いと感じてきた時にいかにそれを身体の動きと切り離すかってことなんです。メンタルを動きに反映しちゃいけないんです。どれだけしんどくても、ただただ運動指令を決まった順序で降ろしていく。ペースを守るって、もちろん肉体的要素によるところもあるとは思うんだけど、動きを心から守るってところも大きいように思うんだよね。感覚(感情)と運動は繋げちゃいけないんですよ。

2014年10月11日土曜日

冗談じゃなくって

とても大きく動きの遅い台風が接近して来ているようです。僕、あしたの昼から鳥取行くんですよね。雨、そりゃ降りますよね。場合によっては実害が何かあるかもしれません。第1戦落としてしまいました。大谷のタマは速かったです。びゅんびゅんびゅんびゅん158kmです。確かに森脇監督の管理野球、あっ、ここで言うのは選手のメンタル管理のことですけど、はこの2年の間にチームに浸透してきたわけですが、まだまだ大事な試合で心を一つに出来ていない、と言うか、心が乱れてストライクが入らないように思います。SBも日ハムもクライマックスの常連なわけで、やっぱ一見さんにはない腰の据わりがあるんですよね。。。試合が終わってからグラウンドに降りて息子と外野を歩いてみました。何が始まるんだろうと思ったら、B'sガールズというオリックスのチアリーダーらによるコンサートでした。一人一人はどこにでもいそうな二十歳前後の女の子たちで、特に歌や踊りが上手ってわけでもないんだけど(どちらかと言うと歌はプロとしてはかなり下手な方だと思うし、ちょっと意識の持ちようを変えると昭和のストリップ...のように見えなくもないんだけど)、その子たちが14人も集まれば一応なんとかなっちゃうんだよね。こういうの、脳科学的には協同性(cooperativity)って言います。。。冗談じゃなくって、ほんと明日は心を一つに、是非とも一矢報いて欲しい。















2014年10月10日金曜日

I can’t wait...

明日はいよいよクライマックスシリーズ第1戦。金子と大谷の投げ合いです。京セラで軽く2勝し、是非とも福岡で先日の雪辱を。1回裏、大谷の初球を平野が叩きセンター前へ。続く安達がすかさず初球にバント成功。3番糸井の右前安打で先制点!!!...... 久方ぶりにとてもワクワクしています。

2014年10月9日木曜日

目指すところは...

来月11月30日開催のCBR運動器セミナーですが、参加受付の開始は来週になる見込みです。運営の詳細を今詰めているところなのですが、開催地は神戸学院大学ポートアイランドキャンパスに確定しております。神戸三ノ宮駅からポートライナーで10分。海に面した広大なキャンパスです。定員については正直なところちょっと見積もれない状況ではあるのですが、取りあえず100名ほどをゆったりと収容出来る講義室を確保しています。

パートナーの小川先生はさておき、僕もCBRもまだまだ知名度は低いですので「どこの馬の骨か分からん奴のセミナーには行かん」といった若手セラピストがどれだけこのセミナーの価値を見抜いてご参加頂けるのかそこのところが未知数ってわけです。ですからですね。これからしっかりとその価値を手段を尽くしお伝えし、患者さまのために生きる善良なセラピストを機会逸失という憂き目からお一人でも多く救済することが私共に与えられた使命であると考えております。

すでに何名かの方からは非公式に事前申込を頂いておりまして、ひょっとすると案外早めにお席が埋まっちゃったりして......なーんてことも想像したりするわけですが、もし、今この時点でこのセミナーに参加したいという方がおられましたら、Facebook(坂本)にメッセージをお送り頂き、先行予約をお願いします。ちなみに参加費につきましてはどれだけ高くとも10,000円以内となるよう調整を進めております。運動器のニューロサイエンスとリハビリテーション。目指すところは、目からウロコのセミナーです。

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★ 脳とリハビリ研究所(CBR)運動器セミナー Ver. 1.1 ★
 〜運動器のニューロサイエンスとリハビリテーション〜

開催:2014年11月30日(日)
会場:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
講師:小川昌(YMCA米子医療福祉専門学校)・坂本年将(神戸学院大学)

09:30〜
開場・受付

10:00〜11:00
運動器とニューロサイエンス(坂本)

11:00〜12:00
運動器障害の成り立ちと理学療法評価
〜中枢制御機構と末梢効果器の関係性〜(小川)

12:00〜13:00
休憩

13:00〜14:00
脳の可塑性とニューロ・エデュケーション(坂本)

14:00〜15:00
運動器障害に対する理学療法介入法 
〜関係性の理解を踏まえて〜(小川)

15:00〜15:15
休憩

15:15〜16:00
対談:基礎から臨床、臨床から基礎へのつなぎ方(小川・坂本)

16:00〜16:30
運動器ニューロリハ研究会のご案内(坂本・小川)

16:30
閉会

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2014年10月8日水曜日

スイング

今夜はちょっとだけ物理学賞の話をしましょうか。青色発光ダイオード。LEDライトの開発に至った一連の研究です。物理の研究のことはよく分からないので、これまでマスコミに幾度も顔を出してた中村修二氏にしかなかなか目は行かないのですが、この方、それまで技術者として勤めていた会社と訴訟して地裁で200億円を勝ち取るも、高裁でそれを2億円にまで減額された経験をされています。ま、2億円でもサラリーマンにとっては大金ですが、会社には中村氏の発明によって2000億円の利益が余分に出たとも認定されたそうで、同氏によれば、発明者が利益の0.1%にしか貢献していないという判断はあまりにもおかしいんじゃないの?これじゃ100%敗訴したも同然だ!と怒り心頭したそうです。これについての外野の意見はいろいろあるとは思うんですが、僕も個人的には0.1%は少なすぎるんじゃないかと思うんですね。アメリカの大学だと、研究者の発明が実用化されて利益が出た場合には大体その3分の1を受け取れることになっているはずです。日本の大学でも今ではTLOがあったりして場合によっては発明者に半分行ったりするんじゃないですかね。数年前にうちの大学でそのこと聞いたら半分あげるって言ってたよ^^。中村氏の怒りの原因にはこの研究の成功によって会社から受け取ったボーナスが2万円でしかなかったということもあるようなのですが、訴訟によって2万円が10,000倍の2億円にまでなったわけですから考えようによっては勝訴と言えるのかもしれません。一審で200億と言ってたものを二審で2億にしてしまう裁判所の振れ幅もスゴいですが、中村氏の人生もその上下動に負けず劣らずスイングしているように思われます。

2014年10月7日火曜日

空間地図

ノーベル賞の発表がありました。医学生理学賞。今年はなんと脳科学分野の研究成果に授与されました。動物の空間認知を可能にする神経メカニズム。脳科学は一般の人たちに人気のある分野でもあり、今となっては膨大な数の研究者がその大切な人生を捧げている分野でもあるわけですが、その割にはなかなかノーベル賞が授与されないんですよね。この前の受賞は2004年に遡りますので、ちょうど10年前になります。これだけ世間が脳を崇めているご時世にあって、10年間もN賞がなかったなんてちょっと意外じゃないですか? 今回受賞の対象となった空間認知に関わる海馬周辺の神経機能についてはこれまでも学生への授業で何度となく話をしてきていますし、受賞者3名のセミナートークもMITにいた時に直接聞いたことがありましたが、正直、面白い発見ではあるけれど、それがまさかノーベル賞を取ることになるとは思ってなかったですね。。。でも結果論的に言えば、「場所細胞」の発見によって海馬の行動神経生理学や空間認知の理論モデルが大きく発展していったわけだから、真にオリジナルな研究成果だったと言えるものなんでしょう。海馬はその他の脳領域と比べるとハードコアな研究が多いですからね。。。「◯◯細胞」ということでは、ミラーニューロンなんかもコンセプト的にN賞向きであるのかもしれないけど、今後、受賞することはあるんでしょうか。場所細胞やグリッド細胞と比較すると、ちょっと大衆化し過ぎちゃってるかもしれないね。リハビリの世界も含めて、なんでもかんでもミラーだもんね^^

2014年10月6日月曜日

脳に悪い七つの習慣

という本を読んだ。義母の書棚からこの夏拝借してきた本でその後僕の書棚でずっと眠っていた本なのだが、今日たまたま手にとって通読した。5年前に書かれた本。「ゲームやドリルで脳を鍛えることはできない」という書き出しから始まる脳神経外科医によるエッセイです。要点をまとめるとこういう本。

脳に悪い習慣:

① = 何事にも興味を持たない
② = 嫌だ疲れたと愚痴を言う
③ = 言われたことをコツコツやる
④ = 常に効率を考える
⑤ = 我慢して勉強する
⑥ = スポーツや絵などの趣味がない
⑦ = 人をほめない

逆に言うと、

① = 何事にも興味を持って
② = 愚痴をこぼさず
③ = コツコツやるだけではなくって
④ = 効率だけを考えてんじゃなくって
⑤ = 楽しく勉強して
⑥ = スポーツや絵も楽しんで
⑦ = 人をほめる

のが脳にとって良い習慣ということです。

脳にある「A10神経群」の働きを軸にこれらの結論は導き出されるそうなのですが、これって脳の働きを考えなくても一般論として大体うなづけることだよね^^

あっ、別に批判とかをしてるわけじゃなくって、結局のところ、こういう脳 = 人にとって良い習慣って何なのかをリマインドさせてくれた本でしたよって言いたいだけです。

楽しくやって人をほめる。無理のない範囲でね☆

2014年10月5日日曜日

ヘルプの階層

昨日、一昨日と埼玉での全国研修会に参加してきました。昨年は静岡で、プログラムの内容は神経系の話が中心だった記憶があるんですが、今年は全体的にバランスのとれた構成になっていたように思います。それ以前のことはもう20年以上参加してなかったので分かりませんf^^。学会と同じく毎年各県が持ち回りで開催するんですが、たぶん企画する人が誰であるかによってその内容はずいぶんと異なるものとなるんでしょう。

昨日の土曜日は「リハ栄養」「脳卒中」「起業」「地域包括ケア」の講義を拝聴しました。ざっくり分類すると、栄養と脳卒中は金曜日にあった「再生医療」と「ロボット」の話と同じく、リハビリ治療の中身をどうするかといった話であるのに対して(実際には脳卒中の話はそうでもなかったんだけど...)、起業と地域はリハビリというサービスをどう流通させるかといったデリバリーの話なんですよね。ビジネス的な言葉を使えば、一方は商品開発の話で、もう一方はマーケティング・セールスの仕組みのお話です。

地域包括ケアについては、言葉だけが膨張しちゃって、セラピストを振り回しているところがあるように感じるけど、結局のところ、理学療法士にとってみれば'与えられた'セッティングの中で理学療法サービスを提供することに変わりはないわけで、'上から'降りて来た新たなシステム(僕自身は今いちこれまでの地域リハと実質何が違うのかよく分かんないんだけど...)にうまく順応すれば良いだけなんじゃないかと思う。大学の教員として言わせてもらえば、特に社会科学系の学問を修めている必要もなく、それよりかは実務を通して人間関係の機微などを理解していくことで仕事の質は上がると思う。

自助・互助・共助・公助。今回の研修会で初めて知った言葉だけれど、ヘルプにもいろんなヘルプがあるんだね。「自助」とは字のごとく健康を保ったりお金を稼いだりすることで「自らを助ける」ことで、「互助」とは周囲の人々の間でなされるインフォーマルな助け合いを意味するそうです。共助はたとえば社会保険、そして公助はたとえば生活保護といったヘルプです。リハビリ屋がどのレベルのヘルプを直接的にヘルプできるかと言うと、やはり自助・互助レベルだと思うんですが、互助を引き出すのはなかなか難しいかもしれないですね。。。「ヘルプの階層」。ひとまずそう呼ぶことにして、頭の片隅に留めておこうと思います。

2014年10月3日金曜日

これからの理学療法の話をしよう

全国学術研修会1日目。朝いちは「これからの理学療法の話をしよう」と題した基調講演 then 座談会。協会長の話は僕の印象としては理学療法の話ではなく理学療法士の話で、その後の副会長の話は学術・教育の話(だったのかな?)だった。Facebookの方にもこそっと書いたことなんだけど、個人的な感想を要約すると、こんな言葉に落ち着いてしまった。。。なんでこんなことしか思わないんだろうかと思うんだけど、たぶんこういう大きなテーマを語るには講演者に与えられた時間が短すぎるんだろうね。たぶんですよ。たぶん。。。医療から介護へ、病院から地域へ、地域包括ケアがどうたらこうたらといった通り一遍のことなんですけど、理学療法士の話って、「社会に貢献」とか言いつつ、どうも自分たちに矢印向いちゃってるように思うんですよね。自分たちの身をどう守っていくかみたいなお話です。学術研修会なんだから、10年後を語るとしたら、自分たちがそれまでに征服すべき患者さんたちの病気や障害は何なのか。そしてその目標を達成するためにどんなステップを踏んでいくのか、といった話になると思うんだけどね。

そういう意味では、午後の再生医療(iPS)とロボット(HAL)の話の方がよっぽどリハビリの未来を感じさせるお話でした。再生医療はお医者さんたちの仕事でロボットは技術屋さん(エンジニアさん)たちの仕事だったんだけど、ぶっちゃけた話をすれば、そこに理学療法士が入る(貢献できる)余地はないんですよね。だってそういう技術開発できる人材を育てる教育してないんだもん。悲しい。。。再生医療の方は聞いてるうちになんだか途中でメンタルブロックかかっちゃって質問すべきところをやり過ごしてしまい、結局会場の誰からも講師の先生に質問一つ出ない状況だったんだけど、HALの方はなんとか気を取り直して質問した。講師の山海嘉之先生のことは少し前に読んだ日系ビジネスの記事で初めて知ったんだけど、この事業って技術だけじゃなくってトータルにスゴいよね。。。そんなこんなで、僕としては意味もなく少し息苦しい一日となりました。明日はどんな一日になるんだろ?

2014年10月2日木曜日

残念ではあるけれど

今夜はソフトバンクとオリックスの最後の激戦がありました。残念ながらオリックスは延長10回サヨナラ負けとなったんだけど、本当にこの一年、僕たちファンを楽しませてくれました。昨年まであんなに弱かったB級チームが秋まで首位争いを演じるなんて全く夢のような話です。結果だけを見れば確かにあと一歩のところで優勝を逃したわけだし、僕としてもここまで来たからにはなんとか逆転優勝をと大いに期待してたわけなんだけど、優勝するにはまだちょっと積み重ねが足らなかったのかもしれないね。微差は大差と言うか、やはり勝ち慣れてるチームは強いと言えば良いのかな。まだまだ今期の戦い(CS、NS)はあるわけだけど、真価は来年問われることになると思う。CS第1戦はネット裏で応援してます。

2014年10月1日水曜日

人の未来を創る人、理学療法士

こんなFBページ創ってみました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
理学療法士になろう!

実はずいぶん前にサイトだけ設定してたんだけど、なかなか手が回らずローンチ出来てなかったんです。

でも今日は10月最初の日だし、今年度の後半が始まる大事な節目なもんで、この日をカタチに残すためにも夕方ちゃちゃっとデザインしました。

感性を頼りに(つまり思いつきで)プロフィール写真とカバー写真を貼付けたまでは良かったんですが、なんかそれだけでは淋しかったもんでカバーに一言入れてみようと思ったんです。

そんでその時頭に浮かんで来たコピーがこのブログのタイトルってわけですよ。

「人の未来を創る人、理学療法士」

これまでこんなコトバでPTのこと定義したことはなかったけど、書いてみると結構いい感じで納まっちゃったんですよね。

なんか両端に人と人とが並んでその間に未来が生まれるみたいな、アイコニックな感じも気に入りました^^v

ページ名が示す通り、主には理学療法士を目指す高校生とかその親とか進路指導担当の学校の先生なんかに見に来てもらいたいんだけど、リハビリ系同業者の方々にも関心を持ってもらえるような紙面づくりを目指したいですね。

自前の記事だけじゃなくって、よそで見つけてきた理学療法士に関するいろんな情報もシェアしていきたいと思ってます。皆さんからの書き込みもお待ちしてますネ。

ページにはまだ誰も「いいね!」してないんで、よろしかったらお願いします。

Facebookページ
理学療法士になろう!