神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 准教授 坂本年将のブログです。日々の生活についてアレコレ書いていきます。専門は脳科学(PhD)とリハビリ(理学療法士)です。脳とリハビリ研究所 Facebook ページ https://facebook.com/cbr.jp
2014年9月30日火曜日
全国研修会ですね
さあ、今週は全国研修会だ。昨年に引き続き今年も参加します。埼玉です。群馬よりは近いですけど、東京よりは遠いです。東京からさらに新幹線を乗り継がないと行けないところが大変なんですよね。でも、大宮だったら在来線でも行けるんかな。ま、行けるんやろね。時間かかるやろうけど。今年は宿を手配するのが遅れて会場周辺では見つからんかった。周辺というのは徒歩3分以内のこと。上尾だって。電車かタクシー乗らんと行けんらしい...T_T 。今回は特に食事会などCBRのイベントは設定していないんだけど、ウマい話をお持ちの方がおられましたら、わたくしめのFacebookにご一報下さい。あ、そうそう、今、僕んところで大学院生やろうって人、探してるんです。神戸学院大学総合リハビリテーション学部ニューロ・エデュケーション研究室です。今年はすでに2名採用と相成っておりますが、来年4月に向けてあと3名は募集したいと思っています。今年募集する研究テーマは運動学習または習慣形成です。脳卒中、認知症、整形疾患、または生活習慣病予防に関わる臨床研究をやりたいって人、探してます。理学療法士や作業療法士だけではなく、さまざまなバックグラウンドを持った方々を歓迎します。次の入試の出願期間は2015年1月16日〜1月23日。神戸でキャリアアップを目指したい方、全研会場でお会いしましょう。
2014年9月29日月曜日
運動器セミナープログラム
昨夜、ご案内した11月30日開催のCBR運動器セミナーのプログラムです。
************
開催:2014年11月30日(日)
会場:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
講師:小川昌(YMCA米子医療福祉専門学校)・坂本年将(神戸学院大学)
09:30〜
開場・受付
10:00〜11:00
開場・受付
10:00〜11:00
運動器とニューロサイエンス(坂本)
11:00〜12:00
11:00〜12:00
運動器障害の成り立ちと理学療法評価
〜中枢制御機構と末梢効果器の関係性〜(小川)
12:00〜13:00
休憩
13:00〜14:00
12:00〜13:00
休憩
13:00〜14:00
脳の可塑性とニューロ・エデュケーション(坂本)
14:00〜15:00
運動器障害に対する理学療法介入法
〜関係性の理解を踏まえて〜(小川)
15:00〜15:15
休憩
15:15〜16:00
15:00〜15:15
休憩
15:15〜16:00
対談:基礎から臨床、臨床から基礎へのつなぎ方(小川・坂本)
16:00〜16:30
16:00〜16:30
運動器ニューロリハ研究会のご案内(坂本・小川)
16:30
閉会
************
参加費については、現在、検討中ではありますが、できるだけ多くの方々にご参加頂ける
よう、配慮したいと考えています。
それにしても、プログラム最後の「運動器ニューロリハ研究会」って何なんでしょうね? ちょっと気になりますよね。。。
こちらについてもまた追ってご案内したいと思います。
Stay tuned...
16:30
閉会
************
参加費については、現在、検討中ではありますが、できるだけ多くの方々にご参加頂ける
よう、配慮したいと考えています。
それにしても、プログラム最後の「運動器ニューロリハ研究会」って何なんでしょうね? ちょっと気になりますよね。。。
こちらについてもまた追ってご案内したいと思います。
Stay tuned...
2014年9月28日日曜日
CBR運動器セミナー
以前こちらのブログでちらっと紹介したんですが、YMCA米子医療福祉専門学校の小川昌先生とセミナーします。開催日は11月30日の日曜日。場所は神戸学院大学ポートアイランドキャンパスを予定しています。セミナーの名称は、
脳とリハビリ研究所(CBR)運動器セミナー Ver.1.1
〜運動器のニューロサイエンスとリハビリテーション〜
脳とリハビリ研究所(CBR)運動器セミナー Ver.1.1
〜運動器のニューロサイエンスとリハビリテーション〜
です。朝から夕方までの一日プログラムで、運動系の成り立ちとその構成要素となる運動器の役割、そしてその臨床について、バイオメカニクスとニューロサイエンスの観点から総合的に考察していきます。
臨床で運動器疾患を診ながらも脳科学、認知科学的観点からその病理・障害を考察することが少なかったという方、また逆に中枢神経疾患に認知神経学的なアプローチを取り入れるも運動制御・運動学習における末梢運動器の役割をこれまで十分に理解する機会に恵まれなかったという方などにとっては、知識を補完する絶好の機会になるはずです。
プログラムの詳細、参加費、申込方法等については、今後このブログを中心にお伝えしていきます。ひとまずのところ、このセミナーのためにこの日(11月30日)を確保しておいて下さいね。お楽しみに☆
2014年9月27日土曜日
M6
昨夜は野球観戦で京セラドームへ。今期ホームゲーム最終戦とあってスタンドは超満員!って思ったらそこはやっぱりマイナーな球団なんで結構ガラガラ。一応優勝争いしてるんだけどね。オリックス。ま、それでも7時過ぎから会社帰りの人たちも集まって来て前半が終わる頃には結構満員。試合の方は6対9で埼玉西武に負けちゃったんだけど、それでも首位ソフトも負けてマジック#は7から6へ。残り7試合を6勝1敗、5勝1敗1分けのいずれかで乗り切ればソフトが残り2試合(うち1試合はオリとの直接対決)を勝ったとしても逆転優勝となります。日程的には現在8連戦中のオリが圧倒的に不利なわけだけど、10月2日の福岡を熱い戦いとするためにも、9月の残り4連戦は3勝1敗で切り抜けて欲しい。今日は札幌ドームで日ハムと。
2014年9月25日木曜日
神戸学院大学ニューロ・エデュケーション研究室
少し前からかだいぶ前からか忘れてしまったのだけれど、ひそかに僕の研究室(CBRではなくって僕自身のラボのこと)の看板を「Laboratory of Neuroeducation」にしようと思ってきました。日本語に訳すと「神経教育学研究室」かな? いや、「 ニューロ・エデュケーション研究室」の方が今風の日本語かもしれないね。。。これまで特にコレと言った研究をする熱意もなくやってきたわけですが(それでもイケるところがリハビリ系の良いところ...感謝!)、またそろそろ研究らしきことにも取り組んでいきたいと思っています。目指すところは神経理論や認知理論に立脚した教育論を創造・実践することにある。テーマはホラもう何でもアリですよ。もちろんリハビリテーションもその守備範囲に入るわけではあるけれど、それは教育という手続きがリハビリテーションという枠の中で行われるに過ぎないこと。コアな部分はミニマムに、そしてその応用はマックスに。科学の基本であるね、コレ。20年ほど前、留学先(UB)の生理学の教授に「脳科学は教育に応用できる学問だ」と言ったら随分呆れた顔されちゃったんだけど、今その先生に同じこと言ったらどんな顔するだろね。。。神戸学院大学ニューロ・エデュケーション研究室。次世代的で、悪くないとは思うけど。
2014年9月24日水曜日
子供を守る
神戸で小学生の女の子が行方不明になり、その後何者かによって殺害された。今日、遺体が発見され、同時に容疑者も逮捕されたとのことです。事件が起こった長田という街はうちからもそう遠くはありません。幼い命が暴力的に失われたことはただただ悲しいとしか言いようがないですね。州によって違うのかもしれませんが、アメリカの場合、小さな子が町中を一人歩きすることなんてまずありません。というか、そんなことをさせてたら親はポリスに逮捕されてしまいます。登下校は親の送迎によるか、スクールバスを使います。スーパーの駐車場で車内に子供が一人残されている姿を日本ではよく見かけますが、アメリカではこの場合も親は逮捕となることでしょう。確か、親は自分の子供から何メートルか離れてはいけないといった法律があるはずです。帰国した頃、子供たちがやたら無防備に晒されていることに随分と違和感を持ったものですが、このような事件が起こるたびに子供を守るということについて考えさせられます。
2014年9月23日火曜日
‘刺激的'
先日のCBRを終えて参加者や講演者の皆さんからいろいろとコメントを頂いていたりするんですが、その中で最もよく使われているのは’刺激的’という言葉。これって一応、良い悪いの両義に取れる言葉だけど、この場合はたぶん良い意味なんだろうと都合よく解釈している。日本語としてはあまり使われる言葉じゃないけど、どちらかというと’ショック’の意味に近いんじゃないかな。I am shocked...と言う場合の’ショック'で、その衝撃の意味するところがまだみんなの中でうまく消化しきれていない状態です。ガーン、「何コレ?」って感じですよ。今から時間を経ることで少しづつそのインパクトの輪郭が明確になってくることを期待したいと思います。どんなカタチが立ち現れるか。スゴく楽しみ。
2014年9月22日月曜日
CBR2014を終えて
3日ぶりのブログです。なんてったってCBRで書く暇なかった。1日目の20日土曜は懇親会が終って0時まで企画ミーティング。その後、宴会3次会で2時まで歓談。終った時にはちょっとヤバいくらいお酒が回ってたんだけど、次の日サボるわけにもいかないよね。学会長なんだからさ。。。それで必死に朝まで眠ってリカバリー。目覚めた時には部屋に眩しい朝陽が差し込んでいた。
学会の方は僕がこれ以上望むことができないほどの盛会となりました。もちろんいろんな意味で楽しくもありタメにもなる学会となることには絶対的な自信があったわけだけど、当日は限られた時間の中でパラレルに段取りをこなしていかなくてはいけないわけで、そこには小さなミスが無数に出て来る。実際、準備していたことがうまく使えなかったりすることもあったりはしたんだけど、まぁ、自分なりには合格点。うちの学生諸君も当日は素晴らしい働きを見せてくれました!
今回は一つの講演時間を20分にしてクルクルクルクル回していった。僕が思うにセラピストのセミナーって大体において一人の持ち時間長いんだよね。日本帰って来たとき依頼される講演時間が3時間もあったりして、こりゃ大変だぁと思った記憶がありますよ。結果としては、賛否両論、「コレってちょうど良いですね」という人から「もうちょっと余裕が欲しいです」という人までいたわけですが、時間的圧縮をかけることでスリリングな空気が出たことは否めません。
学会って体力だ。
二日間にわたるギンギンの集中力。
ご参加いただいた皆さまと大切な人生のひと時を共有できたことに心から感謝します。
ありがとうございました。
学会の方は僕がこれ以上望むことができないほどの盛会となりました。もちろんいろんな意味で楽しくもありタメにもなる学会となることには絶対的な自信があったわけだけど、当日は限られた時間の中でパラレルに段取りをこなしていかなくてはいけないわけで、そこには小さなミスが無数に出て来る。実際、準備していたことがうまく使えなかったりすることもあったりはしたんだけど、まぁ、自分なりには合格点。うちの学生諸君も当日は素晴らしい働きを見せてくれました!
今回は一つの講演時間を20分にしてクルクルクルクル回していった。僕が思うにセラピストのセミナーって大体において一人の持ち時間長いんだよね。日本帰って来たとき依頼される講演時間が3時間もあったりして、こりゃ大変だぁと思った記憶がありますよ。結果としては、賛否両論、「コレってちょうど良いですね」という人から「もうちょっと余裕が欲しいです」という人までいたわけですが、時間的圧縮をかけることでスリリングな空気が出たことは否めません。
学会って体力だ。
二日間にわたるギンギンの集中力。
ご参加いただいた皆さまと大切な人生のひと時を共有できたことに心から感謝します。
ありがとうございました。
2014年9月19日金曜日
CBRロゴ
明日ですね。CBR2014。天気予報は「曇り」ですが、気温は19℃〜24℃と過ごしやすい日になりそうです。早朝に発たれる先生方も多数おられるかと思います。どうかお気をつけて nice trip をお楽しみ下さい。神戸から島に渡る時には左手に大阪湾を一望できます。
CBRのロゴ、作成しました。楽しすぎる二日間になりますように♡
2014年9月18日木曜日
48h to go
さてさていよいよCBR2014の開催が近づいて来ました。二日前と言ってももう今日は夜中の10時ですし、20日13時の開場までは約39時間となっております。今回もまた地元兵庫、大阪のほか、群馬、埼玉、岐阜、岡山、島根、徳島、愛媛、佐賀といった遠方から沢山のご参加を頂いております。当日はただただ淡路島にかかる橋が通行止めにならないことだけを神様、お天道様にお祈りいたしておる次第です。ちなみに今日の神戸は晴れ。気温21℃〜27℃で、湿気もなく、海から吹く微風がなんとも心地よい一日でした。予報では土曜も今日と同じような一日になる見込みです。。。それにしましても、ご参加いただく皆さんは、今からちょー楽しみなんじゃないでしょうか。主催の私が言うのもなんだか変な気もしますが、不思議と自然にそう思えるんですよね。何なんですかね、この感覚?...会場でのドレスコードは昨年同様【カジュアル】です。Tシャツ短パン、アロハにサンダル。基本なんでもOKです。スーツも一応OKですが、かなり浮くこと覚悟の上で。。。去年書いたこちらのブログもご参考にして下さい。ドレスコードは、カジュアルです。
2014年9月17日水曜日
お金に対するメンタルブロック
昨夜は何気に皇室の話を書いたんだけど、コレ、結構いろいろ考えることあるんだよね。ビジネスマンや起業家を対象にしたメンタル管理の話なんかで、よく「皆さんは学校でお金儲けは卑しいことだと教えられてきましたよね」「だからお金を受け取ることにいつしか罪悪感を抱くようになったんですよ」なんてこと聞きますが、ま、多かれ少なかれ、そういうところはあると思う。これって、どういうところからそうなったんでしょうね。そんな風に人を教育するモチベーションって何なんだろう? 昨夜の話は「お金儲け」ってわけではないけど、多額のお金を国から受け取る行為が絡んで来る話なわけで、お金を受け取ることに対するメンタルブロックがあったりしたら、受け取る側は精神的にかなりキツいんじゃないだろうか。。。いや、ひょっとするとそんなブロックはないのかも......。大金を持つことは何かしらの卑しさを伴うことだと子供たちに教える一方、皇族のような高貴な人々が多額のお金を受け取っていることには素朴に矛盾を感じるね。僕の小学生の息子にこのこと話してみようかな。どう思う?って。
2014年9月16日火曜日
品位を保つにゃカネが要る
たまたまこんな記事が目に留まった。高円宮家の次女、典子さまがご結婚のため10月に皇室を離れるらしく、その際、一時金として皇室経済法に則り1億675万円が国から支給されるという。これが大きい額なのか小さい額なのか僕にはその価値がうまく判断できないところがあるのだけれど、「お父様、いままでお世話になりました」と言って家を出て行く花嫁が受け取る支度金としてはかなり大きな額だと思う。世間的に見た場合...。年収200万円のサラリーマンであれば、1億稼ごうと思ったら毎日朝から晩まで働いて50年はかかりますけどね。みなさん、どう思われますか? 記事によれば、「皇族であった者の品位を保つため」という理由がその支給に付されているようではありますが、やはり人の品位もカネ次第ということでしょうか。いやいや、別に何かを言いたくってこんなことを書いているわけではなく、ただ単に品を保つためにはやはり少なからぬお金が必要なんだということを改めて確認した次第です。もっとしっかり価値判断ができるように、日本の皇室についてもっと勉強しなくちゃいけないね。
2014年9月15日月曜日
社会と脳とリハビリテーション
今日は昼過ぎまでプライベートなことして夕方からプライベートにパブリックスピーキングの準備をした。社会と脳とリハビリテーション。今週末開催のCBR2014第5セッション。僕の話は「つながるニューロン、つながる脳」ってタイトルです。題目設定したまでは良かったけど、話の中身は実のところ先週末まで全く決まっていなかった。でも自分なりに「社会脳科学」って何なんだろうって考えたら、僕なりの答えが見えてきた。僕の講演や授業って「最新の知見」みたいなものを紹介することはほとんど無くって、いつも考え方の話で終始してしまうわけだけど、どうやら今回もその手のトークになりそうです。このフィールドって、心の理論とかミラーニューロンがどうのこうのといったいわゆる認知神経科学のことだけ考えるのではつまらないと思う。このフィールドからリハビリ療法士たちは何を得ることが出来るのか、または与えることが出来るのか。そんな問いかけを当日のトークで出来れば良いなと思ってます。
2014年9月14日日曜日
まだ行けます。
今日は今週末というか来週末というかとにかく次にやって来る土日のCBRに向けてスライド作成に勤しんだ。スライド作成する前はいつもの日曜のように朝ヨガしたけど。。。今回の集会では五つのトークをして、一つの座談会に登壇し、二つのセッションで座長をする。おそらく朝から晩までフル回転で動くことになるんだろう。そんで今日は「脳科学のテクノロジー」というセッションで話す「脳科学の技術と未来〜Culture(培養)からCulture(文化)まで」というトークの準備をした。なかなかやりがいのあるトークになりそうだ。セラピストはどちらかというと技術屋さん的色合いが強いのかもしれないけど、このトークで今一度「技術」について考えて頂けると幸いです。。。学会参加はまだ少し受付けできます。年に一度の機会です。各地のリーダーが集結するこの貴重な機会をみすみす逃すことのないように...。学会申込サイト:http://www.stellar-mind.com/cbr2014
2014年9月13日土曜日
大学院入試
今日はね。大学院入試だったんです。僕は試験監督と採点と面接官したんだけどね。こういうのに立ち会うと自分の大学院入試を思い出すね。ま、僕の場合は、修士、博士ともにアメリカだったんで、その大学が実施する筆記試験ってのはなかったんだけどね。アメリカでは standardized test と言ってSATとかGREとか、業者が作る試験を受けて願書を出すのです。修士の場合は面接なしにオファーが来たけど、博士は書類審査の後、「Interview Day」と言って、日本で言う面接試験がありました。でもこれ、今日うちの大学であったような面接とは全然フォーマットが違ってて、どちらかというと「集団お見合い」みたいなものなんですよ。30名ほどのcandidatesが集まって、ほぼ同数の教授陣とご対面するわけですね。日本ではちょっと考えられないかもしれないけど、志願者は明らかにゲスト待遇です。食事や懇親会の費用はもちろんのこと大学まで来る交通費や宿泊費も全額支給されるんです。ま、分野によって違うのかもしれないけど、ハーバードやMITのような大学にとってみれば、優秀な人材を獲得するためであれば、そんなの屁みたいな経費なんだよね。面接日には確か6名の教授と正式な形でお話しました。ぞれぞれのオフィスに言って、一対一で30分ほど会話するんです。もちろん会話のレベルとしてはそれなりのものが求められるわけですけど、やっぱ一番大事なのは、「入学後の具体的な研究計画」なんかじゃなくって、その学生がどれだけbright(聡明)かってことですかね。研究計画はその条件を満たした後の話になります。。。うーん、そんなこと思い出したところで別にどうなるわけでもないんだけど、確かな人材を採用するってその組織にとってはとても大事なことだよなってことを改めて感じた一日でした。
2014年9月12日金曜日
ひと仕事を終えて
先週の金曜に2年生の見学実習が終わり、実習後のあれやこれやも一段落したので、ここらで科目担当者としての防備録を残しておきたい。
やるべき仕事をリストにすると...
① 実習地(約40施設)の確保
② 施設への学生配置
③ 各種抗体検査の手配
④ 学生プロフィール作成の指導と回収
⑤ 実習施設への実習依頼
⑥ 各施設の要求に対する個別対応
⑦ 学生に対する実習オリエンテーション
⑧ 実習中のモニタリング
等等等々。
実はこのほかにもいろいろ細かな仕事があるのだが、要は、
① 信頼できる施設を確保し、
② 学生にやるべきこと(手続き)をきちんとやらせ、
③ 彼らに実習に挑む心構えをしっかり持ってもらう
よう働きかけることである。
たとえば学生プロフィールなんかを作らせても写真が妙にぼけてたり、紙がくしゃくしゃになってたりすることはあるものなのだが、「そんなことも出来ないのか?」「そのくらい分かるだろ...」といったことでも彼らにはまだ経験(その意識)がないので、そんな大人が思うほど初めからうまくは出来ないのだ。
簡単なことを全員同時にぴしっと決めるって、実はとても難しいことなんだよね。
やるべき仕事をリストにすると...
① 実習地(約40施設)の確保
② 施設への学生配置
③ 各種抗体検査の手配
④ 学生プロフィール作成の指導と回収
⑤ 実習施設への実習依頼
⑥ 各施設の要求に対する個別対応
⑦ 学生に対する実習オリエンテーション
⑧ 実習中のモニタリング
等等等々。
実はこのほかにもいろいろ細かな仕事があるのだが、要は、
① 信頼できる施設を確保し、
② 学生にやるべきこと(手続き)をきちんとやらせ、
③ 彼らに実習に挑む心構えをしっかり持ってもらう
よう働きかけることである。
たとえば学生プロフィールなんかを作らせても写真が妙にぼけてたり、紙がくしゃくしゃになってたりすることはあるものなのだが、「そんなことも出来ないのか?」「そのくらい分かるだろ...」といったことでも彼らにはまだ経験(その意識)がないので、そんな大人が思うほど初めからうまくは出来ないのだ。
簡単なことを全員同時にぴしっと決めるって、実はとても難しいことなんだよね。
2014年9月11日木曜日
スゴく見どころ
来週末開催のCBR2014にはいろいろと見どころがあるんですが、実はまだ公開されていないもう一つの見どころがあります。それは一般演題の学生発表なのですが、中でもうちの4年生のKくんの発表は要注意、じゃなかった...要注目です。Kくんは僕のラボの学生ではなかったんだけど、入学時から要所要所で何かとお話することがあり、2年生の時からよそのラボで分子生物学系の研究したりもしてたんですよね。それで理学療法士になるかサイエンティストになるかといったことも話してたりして、彼との進路相談については少なからず私見を挟ませてもらっていました。彼の中でもこの1〜2年いろいろと考えるところがあったようですが、ひとまず阪大の大学院で公衆衛生学をやることにしたそうです。アメリカではMPHと言って、修士課程修了時にMAやMSよりも専門特化した professional degree が授与される一つの確立されたフィールドなのですが、日本ではどうなんでしょうか。少なくとも、誰でも入れる大学院ではなく、英語の試験がTOEFLであったり、海外からの優秀な留学生も混じってたり、リハビリ系によくあるような本業の片手間ではなく、大学院へのフルタイムのコミットメントが求められていたりと、話を聞く限りはちゃんとしたプログラムのようなんです。それでまぁ、そんな理学療法出身者がなかなか行かない(行けない)ような学問の世界で自らを鍛えようという彼のような学生がどのようなことを考えて学部の4年間を過ごしたのかということをこの機会にちょっくらお話してもらおうと企んでいるわけですよ。あ、コレ、あくまでも僕からの依頼での話であって、Kくんがどうしても話したくて話すわけではないことを付記しておきますね。いずれにしてもスゴく見どころ。
2014年9月10日水曜日
FBグループ立ち上げました
CBR2014のFacebookグループを立ち上げました。コレ、秘密のグループなんでCBR2014の講演者と参加者しかアクセスできないんですけど、よろしくお願いします。参加者の皆さんには把握してる範囲でグループへの招待状を送信させて頂いています。まだFBに「招待」が届いていない場合はお手数ですがこちらにご一報願います。実はこれまでにも講演者限定のページを立ち上げていてそこでかなりのやり取りをしてきたのですが、この「グループ」って便利ですよね。情報周知を目的とした一斉メールの機能とメンバー間のチャット機能が備わってます。CBR当日もこの「グループ」を最大限活用します。これまでにはなかった'業界初!!!'の諸々に挑戦していきたいと思ってます。
2014年9月9日火曜日
蓄積されるメンタル
テニスがにわかに盛り上がってましたね。錦織(にしこり)圭選手が全米オープンで準優勝。確かにテニスってずいぶん前から日本に根付いているスポーツだけど、世界のトップで通用したシングルスの選手って車椅子の国枝慎吾選手を除いてこれまでいなかったんだよね。僕も一時期テニスを熱心にやってた時期があって、1997年の夏はウィンブルドンと全米オープンをニューヨークのアパートで熱心にテレビ観戦していた覚えがある。当時は男子ではピート・サンプラスが、女子ではマルチナ・ヒンギスが圧倒的に強かった。彼らの試合を観ているとホント日本人がその領域に入り込む余地など全くないように思えたけど、時が過ぎれば人は変わるものですね。。。あ、ここでいう「人」というのはもちろん日本人ってことだけど、何が進歩したかって、やっぱ究極的にはメンタルなんだろうね。野球にしてもサッカーにしても世界で通用する選手がちらほら出てくるようになったのも、世界(=日本人にとっては外国)というアウェーな環境において居心地の悪さというか肩身の狭さというか、そういう以前には全く馴染めなかった何かを日本人が少しずつ克服してきた積み重ねが効いているように思う。世代を超えて受け継がれ、洗練、強化されていく心の文化と言うべきか。戦後アメリカナイゼーションの心的効果がその第3世代になってようやくカタチになろうとしているのかもしれないね。
2014年9月8日月曜日
終わりました
2年生の見学実習終わりました。何もなかったというわけではなかったけど、特に大きな事故・トラブルもなく良かった良かった。きっと理学療法士という仕事を実習前よりもappreciateできたんじゃないだろうか。そしてそのappreciationによってこれまで以上にやる気が出た学生あるいは反対にやる気をなくしてしまった学生もいることだろう。もしやる気が出たというのならば、そのエネルギーに乗ってさらに理学療法をpursueすれば良いことだし、もしやる気をなくしたということならば一旦ここで立ち止まり自分と向き合い対話することも大切なことかもしれない。いずれにしても自分の人生、自分で舵取りしながらやっていきましょう。
2014年9月6日土曜日
昨日の負けは痛いね
昨日は岡山での定例勉強会のあと、びゅんと神戸に帰って息子とほっともっとフィールドへ。この球場でのレギュラーシーズン最終戦。この試合が始まった時点で我らがオリはパリーグ2位。首位を走るSBホークスとは3.5差。残り試合のことを考えるともう1試合も負けられない状況だったんだけど、日ハム相手に3対7で負けました。SBが勝ったことで今日の時点で4.5差です...。一時期首位になってたのにいつしか抜かれ、じりじりジリジリ離されてます。選手疲れてるよ。昨夜は3つのerrorでぽろぽろポロポロこぼしてた。内野手が低いゴロ取るときに十分に屈めてないんだよね。ほら、疲れてたら体幹前屈するの大変じゃん。これ、フォークボール打つ時も同じで人は疲れてくると上下の揺さぶりに弱くなる。へへ、理学療法士の視点 (^.^)v... それにしても、昨日の負けは痛いよね。針で刺されたような鈍痛だ。残り約20試合で4.5差。SBとの直接対決4試合を全勝するくらいの快挙がなければ優勝するのは無理だろね。まずは糸井の復活、期待しています。
2014年9月4日木曜日
第3回定例合宿勉強会
今日は午後からYMCA米子医療福祉専門学校の小川昌先生と勉強会をしています。秋から開催予定のコラボ研修会の打合せをメインに、あちこち話を飛ばしてます。若手の理学療法士を対象とした運動器疾患に関するセミナーを開催する予定なんですが、役割分担としては、小川先生が臨床的なお話をして、僕がそれを神経科学的に理論立てていくといった感じになると思います。え?運動器と神経科学?関係あんの?って思ってしまったそこのあなた。そんなあなたのためのセミナーを僕たちは開催したいと思っているのです。
2014年9月3日水曜日
学生参加募集始めました!
数週間後に迫ったCBR2014。一般参加枠第3次募集が始まりました。今回から学生枠を設けました。昼の部2日間に学割価格でご参加いただけます。僕が学生の頃にこんな学会があったら本当に良かっただろうなと思える学会です。たとえば、二日目の公開座談会「留学経験者は語る」。ひと昔前、少なくとも僕が留学準備を進めていた頃は、海外留学者の話をこういう形で聞ける機会は全くなかったんですよね。今の時代、若い人たちの中には行き場の無い閉塞感を抱いちゃってる人もいるのかもしれないけど、実は、行き場なんてその人の心の持ちようでいくらでもあるものだと思う。。。アレっ?ちょっと話がズレちゃったかな? ま、海外留学は一つの喩えなわけで、閉塞してる場合じゃないってば、ってことが感じられる学会になると思うよ、きっと。
** CBR2014 **
会期:2014年9月20日(土)〜21日(日)
会場:淡路夢舞台国際会議場/ウェスティンホテル淡路
学会テーマ:つながるカルチャー
☆★ 参加申込サイト ★☆
http://www.stellar-mind.com/cbr2014
学会プログラム
http://www.toshiz.net/cbr/cbr2014program.pdf
主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
http://toshiz.net/cbr
** CBR2014 **
会期:2014年9月20日(土)〜21日(日)
会場:淡路夢舞台国際会議場/ウェスティンホテル淡路
学会テーマ:つながるカルチャー
☆★ 参加申込サイト ★☆
http://www.stellar-mind.com/cbr2014
学会プログラム
http://www.toshiz.net/cbr/cbr2014program.pdf
主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
http://toshiz.net/cbr
2014年9月1日月曜日
何かはあるよね
ここ二日ほど2年生の実習について書いてきたんだけど、実習初日の今日は特に大きな事故もなく過ぎたみたい。でも何も無かったかと言うとそうではなくって、この実習絡みで今日はメールを書いたり、ラインでやりとりしたり、人と会って打合せしたりした。だから言ったでしょ。40人もいれば、1人や2人は何かあるって。でも自分の身に何かが直撃しても慌てないことだよね。何かが起こったときに僕ができることと言えば、その学生には見えていない道すじを示すことかな。物事はこれからこういう風に展開していきますよ、って、不安を抱いている人にコトの段取りを明確にイメージさせること。そう、ある場合は仮説として。。。そしてそのイメージを支えに不確かな状況に対して善処しようと思わせる(励ます)こと。ま、学生の実習に限ったことではなくって、多くの人はこれからどうなっていくのか分からない状況に陥った時に不安になるんだよね。なんか、すげー当たり前なこと言ってるけど、そうなんだよな。
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