2014年4月30日水曜日

調べるスキル

今日は実習生がお世話になっている姫路の病院にお邪魔した。そこの指導者の先生としばらく雑談してたんだけど、話が流れた次いでにちょっと聞いてみた。「神戸学院の学生って他と比べてどうですかね?」って。そしたら、動作分析やら機能解剖やら整形外科やらそういう所謂「運動学系」「骨関節系」が弱いとのこと。でも、潜在的なポテンシャルというか、ジェネラル・アビリティーというか、学ぶ力というか、とにかく新規の問題に直面した時の「調べるスキル」はよそと比べて高いという。ま、いろいろ足らないところはあるだろうけど、大事な力はあるみたい。

2014年4月29日火曜日

昭和の日

昔、僕がまだ学生だった頃、4月29日は天皇誕生日だった。昭和天皇です。昭和天皇は僕がちょうど22歳になった日の次の朝に御崩御なされた。いつもはクラシック音楽が流れて来るはずの目覚ましラジオがニュースを伝える。これで昭和が終ったんだという実感が...... ま、そんな直ぐには来ないわね。起きたばっかだったしね。。。僕らのような平民にとって天皇陛下がお亡くなりになられることがどのような意味を持つのか当時の僕には全く分からなかったし、今もって、その実際的な意味はよく分からないわけだけれど、おそらく天皇というのは、憲法第1条に規定された日本国の象徴といった意味とはまた別に、日本人にとってその時代時代の思い出を象徴する一つの国民的メタファーなんだと思う。昭和の日。「みどりの日」よりは意味あるね。

2014年4月28日月曜日

神戸市西区ランチ探検隊

先週、出雲に行く前日に立ち上げました。「神戸市西区ランチ探検隊」。西区とその周辺のレストラン、カフェ、定食屋、その他、食べ物を提供するお店なら何でも良いです、とにかく気に入った店や料理を紹介する Facebook ページを’創発'したんだってば。神戸市西区にお住まいの方々はもちろんのこと、神戸に旅行や出張で来る人たちも必見なんだってば。ランチを通じた人と人との’相互作用’を引き起こし、みんなが住み慣れた地域で幸せに暮らすための街づくりを’促通’します。誰でも投稿できます。もし、西区近辺でお勧めのお店や特に気に入った料理があればどなたでも結構です。このページで情報を共有下さい。ページのシェア・いいね!もよろしくネ。神戸市西区ランチ探検隊

2014年4月27日日曜日

メタファーを探そう!

昨日、出雲であった勉強会でのお話の中にメタファーに関する講義があった。出雲市立総合医療センターの曽我部雅也先生によるお話だったんですが、メタファーには身体に関わるものが数多いということです。

そんなわけで、僕は今日野球を観に行ったついでにその場その場での感想をメタフォリックに表してみることにしました。以下、「感覚」に関わるものを幾つか挙げておきたいと思います。

球が甘い(味覚)
痛烈な一撃(体性感覚)
鮮やかなダブルプレー(視覚)
速球がうなる(聴覚)
クサいところを突く(嗅覚)

このほかにもいっぱいあると思います。皆さんも今度野球観戦することがあれば探してみて下さいね。ベースボール・メタファー。

2014年4月26日土曜日

だんだん

昨日、今日と、山陰認知神経リハ勉強会にお邪魔しました。勉強会自体は今日一日だったんですが、昨夜は特別に会を運営されておられる8名の先生方と「前夜祭」をしたんです。一次会、二次会とお話していて、本当に成功している勉強会なんだなぁと、心から思いました。会の代表者である小川昌先生を中心に志(こころざし)のあるメンバーが楽しんで雑務をこなしているといった感じです。まぁ「雑務」というとかなりネガティブな響きがあるわけですが、そこはほら、高校の文化祭みたいなノリですよ。とにかくみんなで何かをするのが楽しいから、ぜーんぜん、そこに投入する時間とエネルギーは惜しくないって感覚です。。。こういうのが成立する職業って、ホント今どきリハビリのセラピストだけなんじゃないかな。いや、セラピストでも特に心が澄んだ人たちだけだと思う。僕は別に人に無償で奉仕することがそれだけで立派なことだとは思わない人なんだけど、その無償の奉仕を自分(たち)のためにと楽しんでやってる、ある意味、自分(たち)にベクトルが向いてる利己的な人たちって、心からリスペクトしちゃうんだよね^^。ま、ちょっと分かりにくい言い方だと我ながら思うんだけど、とにかく、「だんだん」なんだってば。(←余計わかりにくい^^)

2014年4月24日木曜日

未来をイマジン 〜脳とリハビリ 2014〜

昨日、急遽この週末に参加する勉強会でちょっとしたお話をすることになったんですが、先ほど、取りあえず講演のタイトルだけ勝手に適当に決めちゃいました。

「未来をイマジン 〜脳とリハビリ 2014〜」

です。

内容は明日、ほかの仕事しながらマルチタスクで考えるつもりなんですが、使用するスライドはほんま「飾り」にして、スライド見ながらその場で思いついたことを喋っていきたいと思います。

時間も30分程度と限られているので、テクニカルな話というよりは、ちょっと抽象的な「枠組み」の話をしようと思っています。

どんな人たちが集まる勉強会なのか、実は誰もこれまでお会いしたこともなく、よく理解できていない状況でありますので、思いっきりコケたりハズしたりする可能性は少なからずあるわけですけど、とにかく精一杯ベストを尽くしてみたいと思ってます。

2014年4月22日火曜日

きゅ、きゅ、急〜遽 !!!

さあ、今夜もブログタイムがやって来た。今日のテーマは、きゅ、きゅ、急〜遽 !!! ... です。この週末に(25日・26日と)山陰に行くことになっている。出雲大社がある出雲です。認知神経リハ学会の山陰支部(だと思います)の勉強会に参加させて頂くことになっているのですが、今日の午後、代表の小川昌先生より連絡があり、急遽、この勉強会でお話させて頂くことになりました。プログラムはもう前々から決めておられたと思うのですが、そこを(おそらく)無理に調整されて時間を頂いたのだと思います。なんか、電車の長椅子に、みんなで詰めて詰めて詰めて無理して一人座れるスペースを開けて頂いたような、そんな気分です。。。もちろん快くお引き受けさせて頂いたわけですが......何話そ??? 準備期間は......えっ!明日と明後日の二日間! ハハハ、こりゃ、全部アドリブだね。その場の思いつきに賭けてみたいと思う。

2014年4月21日月曜日

名は体をみちびく

講師の人たち一人一人とネットで打ち合わせを進めています。CBR 2014 の話です。具体的に講演内容の概略についてやりとりしているわけですが、この中で講演のタイトルを決めることって、一番難しいことのように思います。でも、一旦しっくり来るお題目が決まれば今度はそれがその講演をリードしていくんですよね。Goal-directed behavior。つまり、ゴールが決まって、あとはそのゴールに辿り着くための逆モデルを構築していくわけです(←何のこっちゃ?)。ま、何でも良いです。とにかく、旗を立て、そこに向って邁進していけば良いのです。講師の皆さん、宜しくお願いしますネ。

2014年4月20日日曜日

Community’s respect

ボストンマラソンでの爆弾テロがあってから一年が経つ(「ボストンマラソン」)。マラソンの数日後、MITの警官が犯人に撃たれて命を落とすという事件もありました(「MIT銃撃事件」)。一年前も思ったことなんだけど、一人の警官の殉職を大学が組織的に、というか、構成員みんなで弔う光景(半端じゃなかったです)はなかなか考えさせられるものがありましたね。おそらく日本の大学で警備の人が同じような亡くなられ方をしたとしても、大学としてあそこまでの弔意を表すことはないんじゃないかと思う。。。先日、その殉職された警官の一周忌を迎えるにあたりMITからの記事がタイムラインに流れてきたんだけど、これまたきちんとコミュニティーとしてのリスペクトが表わされているんですよ。大学ホームページのカバー画像もこの件についての写真が使用されています(2014年4月20日現在)。僕はちょっと変わったところに目が行く習性を持ってるのかもしれないけど、そういうところに文化の違いというか、意識の高さというか、スケールの違いを感じたりしちゃうんですよね。。。

2014年4月19日土曜日

'管理系’の仕事ですね

学期初めのもろもろもようやく片付き出して来てこれから本番、と行きたいところではあるんだけど、来週から実習地訪問が始まります。えー? 実習地訪問は本番じゃないの〜...??? ま、どちらかと言うと、'管理系'の仕事ですね。CRM。定期点検。そう、メインテナンスですよ。今のところ、特に問題は報告されていないので、現地視察で異常がなければそのままゴーインオン。E・M・I・M の順番で回ります。

2014年4月18日金曜日

人の心は変わります

ずっと書かなきゃいけないと思っていてなかなか書く機会がなかったんだけど、人の感覚って時間と共に変わるんですよね。ま、「そんなの当たり前じゃ〜ん」って言われたら特に反論する気もないんですけど、信じられないくらいに変わることを実感すると、なかなか「当たり前」みたいな陳腐な言葉で片付けられない思いになるんですよ。ここ数ヶ月の間、僕は家内と我が家のお片付けに取り組んでいて、クローゼットは特に熱心に作業を進めています。それで、時々むかーし昔の洋服が出て来たりするわけですが、懐かしさのあまり、捨てれば良いものを「ひょっとするとまだ着れるかもしれない...」なんて思ったりするんです。ま、よくある話ですよね。。。でも改めて着てみると、これがなんか変なんだ。特にジャケット。当時はものスゴく気に入っていて「カッコいいよね」と思って着ていたものが、今見ると「何コレ...」みたいな感じで、エラい肩の部分が張ってたりして、なんかホントに凧(たこ)みたい。当たり前のことなんだけど、服自体は当時から何も変わってないわけだから、感じ方が変わったとすれば、それは僕の心の方なんです。ホント、人の心って変わるんだよね。

2014年4月17日木曜日

ホットからフラペチーノへ

いやぁ、今日はわたくしゴトというか脳にもリハビリにも全く関係ない、しょーむない話をするね。って、いつもほとんど関係ない話してるんだけどさ。。。ま、脳やリハビリの話の中にもしょーむない話はいっぱいあるわけだし、そんなの関係あっても無くても面白い話は面白いし、しょーむない話はしょーむないんだよね。。。で、それはさておき、今日はカフェでやっとこさ冷たいものが飲みたくなった。ここ数ヶ月の間、コーヒーであろうがラテであろうがココアであろうがずっと熱いものを飲んでたんだけれど、今日は心の底から、そう、とてもナチュラルに全人的に冷たいフラペチーノが飲みたくなった。。。ま、ちょっと甘かったんだけどさ。夏の扉を開けた気分。

2014年4月16日水曜日

感覚と運動はつながってんだ!

というタイトルで昨日メルマガをお送りしたんだけど、これってぶっちゃけたことを言うと、何も特別なステートメントじゃないんだよね。シェリントンの時代というか、デカルトの時代というか、ソクラテスの時代というか、もうホント昔から理解されてきたことだと思う。だって、正座して足しびれたら上手く歩けなったりするじゃないですか。。。正直に言うと、上のタイトルにはちょっと皮肉も混じってるのかもしれない。。。昨年静岡であった理学療法士の全国研修会で認知神経系の方々のお話を幾つか聞いたんだけど、みんな話すことは多かれ少なかれ同じことで、場合によっては映し出されるスライドも同じだったりしたんですよね。で、その中の教えの一つが「感覚と運動はつながっている」というものだったんです。その他にも確か二つの教義があって、その一つは「治療とは教育である」だったかな。参加者みんなで唱和するみたいな雰囲気もあったんだよね。ま、教えを徹底することは一つのスクール(流派)を確立する上で重要なことなんだろうとは思うんだけど、そういうのから入ってしまうと、視野が狭くなるというか、ある意味、思考停止してしまうというか、センス悪くなるんじゃないのかなとも思うんだ。。。たとえば自分の想像を超えた話になると、ただひたすらその教義を繰り返し唱え出したりとかさ。。。ま、心の拠り所というか、最後にすがるものがあるのというのは大切なことだとは思うんだけど。あ、別に何か悪気があってこんなこと言ってるんじゃなくって、じゃ、どうやったら良いのかなって思案してるだけなんですけども。

2014年4月15日火曜日

人生80周年

今日は僕の親父の誕生日だった。

滅多にかかって来ない電話がかかって来て「そう言えば...」と改めて気づいたんだけど、話の内容(要件)は誕生日とは全く関係のないものだった。

今日で親父はちょうど80歳になったのだが、本人が言うには、もう別に誕生日がやって来ても特に何の感慨もないとのこと。

「長生きしたいと思うのは、若い元気な時だけや...」

がんに罹った人たちなど、親父の周りの人間はみんな口を揃えて言うそうだ。。。

深い。深すぎる。。。

環境なり医療なりが整備されて「人生50年」と言われた時代は過去のものとなったわけだが、それだけいろんな苦痛に耐える時間も引き延ばされたのかもしれないね。

ちょっと話が下向きかな?

でも、そういうことって、現実には十分あり得ることだと思う。

親父、80年の人生お疲れさん。

そして、お誕生日おめでとう。

2014年4月14日月曜日

女二人

午後、ランチした後、しばらくスタバで仕事した。隣の女二人は30代後半か40代前半かといったところ。別に聞く気はないんだけど、距離が近いのでどうしてもこの女二人の話が僕の意識の中に割り込んでくる。ま、マルチタスクでも出来ると言えば出来る仕事だし、ほかに適当な座席もないので仕方がない。。。話をよくよく聞いていると割と金には困っていない、というか結構贅沢な暮らしをしている女二人のようである。話題は子供の進学(医者にするとか灘高行くとか、ま、そんな話だ)やら、エルメスのバックやらこの女二人が乗り回している輸入車の話に飛んでいく。その金はどこから来るんだ...と僕はぼんやり考えるでもなく考えていたのだが、たぶんこの女二人が仕事して稼いだ金ではないのだろう。月曜の昼下がりにスタバでカフェしている仕事人は、たとえば大学准教授でもない限りそうそういるものではないはずだ。女二人のうち一人が男の子の子育てについてこんなことを言っていた。「女の子はまぁ何とかなるやんかぁ。でも、男の子はずっと働かんといかんから責任あると思うんよ・・・」って。よく見ると、わりと魅力的な女二人だった。

2014年4月13日日曜日

今年の卒業生はこの人です

今朝は大学で撮影会。学部広報誌「リバース」の仕事です。日曜の朝っぱらから本学一期生理学療法士の石原康成氏にご来校頂き、卒業生のコーナーを埋めて頂いた。石原くんは今、西明石にある大久保病院に勤務していて、主に整形外科から処方されて来る患者さんたちを診ているそうです。昨年、全国理学療法士学会で発表された研究が学会奨励賞に輝き、来月横浜で開催される今年の全国学会において表彰されるという。実は僕もちょうど20年前(1994年)にこの賞を受賞していて、その時の表彰式の会場も横浜(同じパシフィコ横浜)だったんですね。石原くんと同じ卒後6年目の受賞です。。。この偶然が「どうかするのかどうか」は今のところ分からないのですが、今後の成り行きを見守っていきたいと思います。。。来年はひょっとするとそこのあなたがフィーチャーされるかもしれません。その時のために今から活躍しておいて下さい。リバースの発行は今年6月頃の予定です。

2014年4月12日土曜日

ステップ・バイ・ステップ

朝一番に息子とジムへ。今日から彼の水泳教室が始まった。僕も小さい頃そうだったんだけど、息子も水泳が苦手なようで、この夏休みにあるかもしれない補習(特訓)を回避するために自主的に教室への参加を志願したわけだ。僕の場合はいつしか人並みに泳げるまでにはなったんだけど、それでも水泳部に入ろうなんて思うことは夢多き青春時代においてすら一度もなかった。そう、ネバエバ(never ever)。僕のオヤジは結構泳ぐの得意な人だったからペディグリ(pedigree)な問題ではないのだろうけど、僕と息子は遺伝子的には魚よりラクダに近いのかもしれない。。。逆三の若いセンセによるレッスンは理学療法士がするリハビリ治療に相通じるものがあった。まずは子供たちの水への恐怖を取り払うこと。そしてステップ・バイ・ステップでやればできるという自信を子供に体感させることである。僕も近々またプールを始めようと思う。

2014年4月11日金曜日

セッションズ

「CBR 2014」 のプログラムが次第に固まってきました。「CBR 2014」 とはわたくしめが主宰する「脳とリハビリ研究所(Center for Brain and Rehab)」の学術集会です。今年で2回目となります。昨年はもうほら大盛況で、掛け値なしにみんな大満足してくれはった学会となったのですが、今年はさらに内容を充実させて開催しますです、はい。

会期:2014年9月20日(土)〜21日(日)
会場:淡路夢舞台国際会議場

現在のところ、以下のようなセッションを考えとりますです。

* 運動の制御とリハビリテーション
* ニューロリハのフィロソフィー
* 脳科学のテクノロジー
* 社会と脳とリハビリテーション
* 文化をつなぐインターフェイス

それぞれのテーマにおいて3〜4題の講演を予定しています。このほかにも10〜15題の一般演題、留学経験者が集う公開座談会、そして一日目「夜の部」においては、夕食会、ナイトセミナー、懇親会を予定しています。

基本的に合宿型の学会なのですが、「朝・昼の部」のみの参加も受け付ける予定です。宿泊場は会議場に隣接するウェスティンホテル淡路

ナイトセミナーはホテルのバーを借り切ってやりますです。「ニューロリハ」をテーマにしたブレインストーミングを予定しています。セミナー後はそのままバーで懇親会。交流を深めて下され。

参加者の定員は...そうですね...30名というところでしょうか。。。もし今からお席を確保したいという方、または一般演題(発表時間約10分)にご応募されたいという方は、その旨、info@toshiz.net にメールして下さい。現時点でお伝えできるプログラムの詳細や参加費等についてお答えします。

追加の情報はこのブログでも随時アップしていきます。

今年もまた楽しい学会になりそうです。皆さまのご参加お待ちしています。

坂本年将

2014年4月10日木曜日

応援したいと思う

昨日、あのSTAP騒動の主役であるO氏が記者会見を開いた。新聞からの断片的な情報しか持ち合わせてはいないのだが、STAP現象が起こることについては絶対的な自信がある様子。そうだよね。あの手の物づくり系の仕事って再現できるかどうかすぐに分かることなんだから捏造するなんてのは自殺するようなものなんだよね。O氏が言う「不注意」による行為については「そんな不注意するかなぁ...」と今でも思うし、不注意による事故により過失傷害罪に問われたりする人たちも世の中には少なからずいるわけだから、研究者として全く「白」というわけにはいかないと思うんだけど、ご自身の主張が正しいと信じるのであれば、周りからの雑音に流されずに最後まで戦い抜いて欲しいと思う。STAPが実在するものだという前提において、僕は彼女を陰ながら応援したいと思う。

2014年4月9日水曜日

ざわざわ

今日から授業。学期は昨日から始まってます。一時限目が「研究論」で、二時限目が経営・人文学部の「健康科学入門」です。二限目のは昔で言う「教養課程」の科目で一年生を対象にしている。ホントのことを言うと、教養過程でソフトな健康科学なんて教えてたらいけないんじゃないかと僕は思うんだけど、日本の大学、というか日本社会は「教養」とか「学問」に対するリスペクトが圧倒的に低いので、これも仕方ないんっすよね。斜陽の国、ニッポン。国際競争力、日に日に低下して行ってます。。。んでまぁ、そんなことは今日のブログの主題じゃないんだけど、この2限のクラスは実はもっと「ざわざわ」するんじゃないかと思ってたんですよ。「わざわざ」じゃないですよ。「ざわざわ」です。200人ほどが受講するマスコミュニケーションだし、こんなに人が多いと、普通は当事者意識薄くなっちゃって、べちゃべちゃおしゃべりし出すもんなんだ。でもね、これが意外にみんな熱心だったんだよ。スゴく一生懸命聞いてくれた。。。ゴメンね。経営・人文のみなさん。僕、君たちのこと侮ってたよ。90分の授業なので、まぁ、高校時間の50分を目処にじっと座っていられなくなってくるんじゃないかと思ってたのも杞憂に終った。みんなエラい! 来週も脳のお話しちゃうからね。その初心、忘れないでね♡

2014年4月8日火曜日

わざわざ

今朝、出かけに「わざわざ」ということについて考えた。いや、考えたというのは正確じゃないな。気がつくほどのきっかけもなく、わざわざ向こうからやって来たんだよ。。。「わざわざ◯◯をする」って、なんかこう、非効率な響きがありますよね。別にわざわざそんなことしなくても良いようなことを時間と労力と時にはお金も使ってわざわざするって感じですよ。こむつかしいことを言えば、たぶんこの非効率性にサバイバル・バリューがあるんだろう。商業的に言うサービスの価値なんてのも価格が本当に膨れ上がるところは、ま、言ってみれば無ければ無いで済んじゃう非効率なサービスだったりするもんね。身近なところで言えば、たとえば、やろうと思えばメールでちょこっと済ませることができる要件をわざわざその人に会いに行くとかね。。。そう言えば、昔、うちの学部にあるエラい御高齢の教授先生がいて、人とのやりとりはメールじゃなく対面でするものだ、なんて言ってたね。ま、その人自身は何か人にものを言う時には(特に頼み事など言いにくいことを伝える時には)、対面ではなく、必ず若い助教を使いにやらせるなんてことしてたわけだけど。。。いやはや、そんなこと、わざわざここで言わなくても良いことなんだろうけどさ...(笑)

2014年4月7日月曜日

身が引き締まる思いです。

特に反省も感化もないんだけど、身が引き締まる思いだね。なんでだろ? ただ肩が凝ってるだけなのかなぁ...って、いやいや違う、たぶん新学期が始まったからだろう。キャンパスには学生が戻って来た。Welcome back! これから教科書の販売があったりして、売店は賑やかになることだろう。。。4年生は実習で今日から外勤。何も心配することはないよ。先輩たちが築き上げて来たいろんなノウハウが蓄積されていて、それがミームとして君たちに受け継がれているんだから、たとえば1期生の人たちと比べれば、あんたらは遥かにロケットスタートしてるんだ。それでも何かあったら僕にも相談して欲しい。君たちがいなくて、僕、さびしいんだぁ...。みんながこれまで学んだことを臨床に叩き付けるようにして表現すんだよ。そして内勤の2年生や3年生は臨床に出た時にちゃんと叩き付けるものがあるようしっかり勉強すんだよ。うーん、身が引き締まる思いです。

2014年4月6日日曜日

親子教室がはじまるぞ〜

ざーざー降りの雨が降ったかと思ったら急にスッキリお空が晴れてきたりしてなんともインステーブルな空模様。寒の戻りで結構寒い。朝、先日注文しておいた息子のチョロを受け取りに神戸のバイオリン工房へ。二分の一サイズと言って子供用のチェロなんだぁ。僕が最初に始めて、それを見た息子が自分もやりたくなるだろうという目論みだったんだけど、うまくいったみたい。で、家に帰ってから気づいたことなんだけど、僕の息子、左利きなんだよね。。。ひょっとすると左利き用のチェロを買わなければならなかったんじゃないか...と一瞬思ったんだけど、どうやらチェロに左用はないみたい。あっても特注で、調べたらサウスポーの人でも多くは右に弓を持つそうです。左利きの人にとってはコレって結構大変なことなんじゃないかと思うんだけど...出来るそうなんですよ。なんかサウスポーの人って、ハンデがあるというか、なんかこう...バイリンガルみたいな感じですね。いずれにしろ、これから月に一度の親子レッスンが始まります。合奏する日もそう遠くはないかもね。

2014年4月5日土曜日

留学経験者は語る

さあ、いよいよ、さてさて、まあまあ、元気です。今、この9月に開催される CBR 2014 のプランニングをしているんだけど、その中の企画の一つとして座談会を計画しています。イギリスとかオーストラリアとかに留学してたニューロ系の理学療法士の方々に協力頂き、「留学経験者は語る」といったテーマでお話します。日本の理学療法とかニューロリハって、世界的に見ればどうなんでしょうね。日本は先進国だから日本の理学療法も先進的なんだろう...な〜んて考えてる人がいれば、その人はかなり単純なカエルさんかもしれない。どんな話になるかはまだ打ち合わせもしてないので分かんないんだけど、きっとそこらの研修会ではなかなか聞けない話になるんじゃないかと思う。僕はアメリカ留学代表なんだけど、三つの異なる文化圏の話がクロスしちゃうと最高だね。

2014年4月4日金曜日

いよいよですね

さて、いよいよ来週から新学期が始まります。僕の授業は水曜日からなんだけど、少しづつ準備を進めています。2年生の脳科学(脳神経科学Ⅰ)の授業は理学療法が必修で作業療法は選択なんだけど、毎年、作業の学生で受講するのは1人か2人なんだよね。最初の頃は初回の授業で20人くらいは来てたんだけど、だんだん「この授業は難しい」という噂が学生の間で広まったみたいで最近は初回から1人か2人なんですよ。ま、僕としては特に難しいというほどのものではなく、他の科目がイージー過ぎるんだと思っているんだけど、その捉え方は人それぞれだからね。。。4年生はいよいよ臨床実習。これは選択ではないので逃げることはできません (^^)v

2014年4月3日木曜日

主観の分断

来週から大学での講義が始まります。それで各科目における授業内容や学生の評価をどうしようかなんて打合せを最近ちょくちょくしてるんだけど、レポートの採点をどう客観的に行うかということも話題になったりする。確かにそうだよな。教員の気まぐれ(主観)で採点されたら学生はたまったものではないもんね。でまぁ、そこでレポートの評価を幾つかの項目に分けてやり、そこでの点数を合計しようなんてアイデアが出てきたりする。たとえば、「レポートの構成」とか「文章の明確さ」とか「考察の深さ」とかそういった細項目を別個に点数化し合計するわけです。でもね、これってホントに評価を客観化できてるかというとちょっと怪しいところはあるんだよね。だって、細かな項目立てをしたところで、その細部の評価は究極的には教員の印象(主観)によってなされるわけだから、それらを足し合わせたところでそれはやはり主観の総体でしかないんじゃないかと思うんです。つまり、塊としての主観を一旦分断して、それらをまた繋ぎ合わせて「客観です」って言ってるに過ぎないわけですよ。たぶん、「集計する」という行為がここでは重要なんでしょう。でもそれって、評価が客観的であると自分に思い込ませるための宗教的な儀式なんだってば。

2014年4月2日水曜日

最後は訴訟かな...。

昨日、例のSTAP騒動が進展した。ねつ造と改ざんがあったことを理研が認定したらしい。筆頭著者であるO氏によれば、理研が言うような論文撤回への同意もしていないらしく、もともと掲載すべきであった写真も存在するとのことで、すでにネイチャーに訂正論文を提出したようである。学術的にはSTAP細胞なるものが本当に存在するのか、そしてそれが本当に万能性を有する細胞であるのかという点が今後の焦点になるわけだけど、もしそれが存在し証明されたとして、この仕事に対する評価はどういったものになるのだろうか。ま、そんなことは世間にとってはどうでも良いことなのかもしれないんだけど、個人的にはちょっと興味はありますね。新聞によれば、O氏は理研に徹底抗戦するようだけど、不服を申立てたからと言って、理研が上記の認定を撤回したり、今後下されるであろう処分を取り消したりすることはまずないでしょう。とするならば、やっぱ最後は訴訟かな...。

2014年4月1日火曜日

8%の世界

今日から8%の世界に突入しました。おそらく不可逆的なフェイズシフトなのでしょう。お昼に入ったマクドナルドで僕は初めてこの8%の世界を体感しました。それまで資本主義であった社会が社会主義の社会に転向してしまったような、そんな違和感を抱きました。大袈裟ですね。的もいくぶん外れています。ほんとうはそこまでのものではなかったです。人間ってのは何でもしばらくすると慣れるもので、たぶん僕たちは集団的にメンタルアダプテーションをこれから経験していくことになるのでしょう。ニューヨークの税率も8%以上ですが、日本はまだ15%のチップを払わないだけ恵まれているのかもしれません。あっ、レストランに行ったときの話です。