2012年6月4日月曜日

スターバックスとユニバーサルデザイン

最近ときどきスターバックスで仕事をしているのだけど、周りを見るとホントいろんな人がいる。試験勉強をしている高校生やら、ぺちゃぺちゃおしゃべりしている主婦の人たち(確かめてはないが、たぶん主婦なんだろう)やら、働きざかりのおっちゃんサラリーマン、ちょっと疲れ
た感じの自営業風中年夫婦、リタイアして何年も経っているであろう近所の爺ちゃん婆ちゃん。

スターバックス以外では互いにそうそう一つの狭い空間を共有することはないであろうと思われる種類の人たちが集まっている。

そんな光景をぼんやり見ていて、ふと僕の頭に「ユニバーサル・デザイン」という言葉が浮かんだ。僕は恥ずかしながらリハビリ関係者であるにも関わらずこの言葉の正確な意味を確信を持って理解しているわけではないのだが、ソフト・ハードの両面におけるバリアフリー、誰でも inclusion しちゃうよ、というデザインの志向性を表す言葉なのではないかと想像している。

別にSBは「段差」とか「手すり」とか「ノーマライゼーション」とか「地域リハ」とかにそれほどこだわっているわけではなく、強いて言えば「売上げ」にこだわっているのだろうと思うのだけれど、あらゆる種類の人たちをUDといった意味ありげな標語に頼ることなく、さりげなくアトラクトする磁力はスゴいと思う。象徴的で、また少し具体的な言い方をすれば、SBにおいては、ハードがキャラメル・マキアートであり、ソフトがひと時の寛ぎなんだろう。

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