2016年4月30日土曜日

1/3

今日で4月が終わりました。2016年の1/3です。年初に数値目標を立てた場合は、現時点で少なくともその1/3を達成していないとこれから先、苦しいですね。たとえば年収1000万円を目標にしたなら現時点で300万円以上は稼いでいないといけない。あるいは今年論文を10編発表することを自らに課しているなら現時点で3編です。ま、とは言ってもコンスタントな右肩上がりを実現するのは難しいですよね。普通は大きな波、小さな波が上下両方向に出るものです。僕も今年は幾つかのことにチャレンジしていますが、このペースで行くと届かない。どこかで破竹の連勝をする必要があるのですが、それよりも現状認識を固めてまずは今のペースをキープすることが大事かも。目標に届いていないということは、そのプロセス(取り組み方)では不十分だということであり、やるべきことを根本的に見直す必要があるということだろう。自分との戦いは続く。

2016年4月29日金曜日

見えないものを見つけること

今日は天皇誕生日...じゃなかった、昭和の日で祝日だったんですが、大学は授業日で僕も講義をしました。もうこのブログで何回も書いた覚えがあるけど、何年か前から決まりとして1科目15回の講義をきっちりすることになって祝日も休んでいられなくなりました。学生もまじめに出席していて立派なもんです。。。さて、今週は出張で群馬に行きました。昨日神戸に帰って来たのですが、もう随分と昔のような気がしますね。道中、美原記念病院の菊地先生と伊勢崎市議会議員の馬庭先生と密会しました。楽しい話ばかりしましたけど、こうして人と話をすると、自分が話すことの中にいろんな気づきがありますね。このブログの話もちょろっと出たんですが、確かに時事ネタを書いているわけでも、特に話題性のあることを書いているわけでもないんですが、何かしら書くことってあるんですよね。舞台際に早い者勝ちで陣取り、誰にでも見えるものを見ても個人的にはあまり面白いと思わないです。みんなが位置取りした後で、その位置からは見えないものを見つけることにどうやら喜びを感じるみたい。仕事も遊びもそういう姿勢で挑みたいです。

2016年4月26日火曜日

きっかけを大切に

さて、昨夜はCBRが手がける国際セミナーの案内をしましたが、コレ、平日開催なんですよね。セミナーの対象者は基本的に病院に勤務している理学療法士や作業療法士なので、参加するためのスケジュール調整もなかなか大変かと思います。でも、Jones 先生の話をオーストラリアまで聞きに行くとなると、平日に一日休み取るくらいじゃ済まないですよね。しかも英語が分からなければ話を聞いたところでほとんど理解できないかもしれないです。それを日本でしかも通訳付きで受講できるというのはなんと貴重な機会であることか。。。参加費についてもそうなんです。今回は2万円の設定ですけど、飛行機乗って海外行ったら、そんなもんじゃ済まないですよ。。。たまにしか経験できないことは借金してでも仕事の手をしばし休めてでもしておくべきです。共催者の永井先生はいつも事ある毎に人を集めて即興で治療デモを披露されますが、その確たる自信のベースには Jones 先生らから学ばれたリーズニングスキルがあります。長い目で見れば、結局のところそういう経験をいかに積み重ねてきたかがセラピストとしての力量を決めるのだと思います。きっかけを大切に。チャンスをものにして下さい。


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Physio Study Kyoto/CBR共催セミナー
クリニカルリーズニングの基礎
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講師:Mark A. Jones 先生(南オーストラリア大学)
日時:2016年7月27日(水)9時30分受付〜16時30分
会場:ハートピア京都
会費:20,000円(学生10,000円)
(4月30日以降、参加費が10%値上がりします)

コーディネーター/通訳:
永井豊美(Physio Study Kyoto)
坂本年将(神戸学院大学/脳とリハビリ研究所)

プログラム/申込サイト

運営事務局:株式会社ステラマインド
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2016年4月24日日曜日

残席わずかです

7月27日(水)京都で開催のCBR国際セミナー。

Mark A. Jones 先生による「クリニカルリーズニングの基礎」。

残り5席となりました。

当初、申込の〆切を4月29日とさせて頂いていましたが、最小催行人数に到達し、セミナーの開催が確定したため、7月の開催直前(または定員に達する)まで、引き続き参加申込を受け付けます。

但し、4月30日以降、参加費が10%値上がりします。

これから駆け込みのお申込が入ると思いますので、参加を検討されている場合は、是非ともお早めにお申込下さい。

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Physio Study Kyoto/CBR共催セミナー
クリニカルリーズニングの基礎
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講師:Mark A. Jones 先生(南オーストラリア大学)
日時:2016年7月27日(水)10時〜16時
会場:ハートピア京都
会費:20,000円(学生10,000円)

コーディネーター/通訳:
永井豊美(Physio Study Kyoto)
坂本年将(神戸学院大学/脳とリハビリ研究所)

プログラム/申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-international

運営事務局:株式会社ステラマインド
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めちゃハンデ

今日も地震関連で一言。被災地では学校も休校が続いているようです。この部分だけを取り出せば、不謹慎かもしれないけど喜んでいる子供たちもいるかもしれない。でも、来春の受験などで勉強しなくちゃいけない子たちもたくさんいるわけで、特に大学受験なんかだと、全国のほかの地域の子供たちと比べてめちゃハンデ負うことになりますよね。小中学だと、義務教育を受ける権利を子供たちが行使することが出来ない状態なわけで、国としてもこういう非常事態が生じた場合の教育の機会均等を保障する義務はありますよね。街の復興はいずれなされるのだろうけど、被災した子たちの人生の立て直しにも全国からの支援の一部が回りますように。

2016年4月23日土曜日

偏見かもしれないけど

地震関連で流れてくる記事の種類が変わってきている。最初の数日は被害の甚大さを伝えるものが多かったけど、最近はその被害に群がる人たちに関するものが多い。テレビ局も群がる人たちの一味として伝えられていますね。うちにはもうテレビが長らくないのでテレビのある生活というのはほぼ忘れてしまっていますが、テレビを観る多くの人たちにとっては一つの権威なんでしょう。テレビで報道される通りに世の中を理解してる人はたくさんいるだろうし、テレビに出たら(犯罪の場合は除いて)社会から認められているという風にみなされますもんね。そういう風にして偉くなってくると人はだんだんと厚かましくなってくる。ま、これはテレビに限ったことではなく、政治家とか医者とか弁護士とか大学教授とか、傾向として似たようなとこある気がします。実際に自分の目で見たわけではないけど、確かにテレビの取材班というのは現場を食い散らかして帰って行くというイメージはありますね。偏見かもしれないけど。

2016年4月22日金曜日

時代と共に

新学期が始まりしばらく経ちますが、うちの4年生は今、臨床実習に励んでいます。ご挨拶を兼ねて幾つかの実習地を訪問しています。最近は訪問先で学生と話をするのが楽しいですね。もちろん指導者の方々とお話するのも楽しいですけど、また違った楽しさがあります。学校で一人一人の学生と少し突っ込んだ話をする機会って意外に無いものです。僕が学生だった頃(30年近く前)は学生の数も少なかったし、教員と学生の距離がもっと近かったんですけどね。ま、どちらが良いというわけではないのですが、日本の町の近所付き合いが時代と共に希薄になっていったのと同じように、先生と生徒の関係も薄くなっているのかもしれません。今日会った学生にも話したんですが、日本の社会全体として、終身雇用みたいな身分の長期保証は無くなっているし、一つの組織と関係が切れてもなんとかやっていける術を若いうちに存分に身に付けた方が良いですよね。そういうことを考えながら実習すると、きっといろんな気づきがあるはずですよ。

2016年4月21日木曜日

CBRチャリティーセミナー

以前にこのブログでも案内しました 6月26日(日)開催予定の CBRセミナー in 福岡。

このタイミングでの九州開催。

熊本・大分の復興に向けて、チャリティーセミナーとさせて頂きます。

このセミナーに関わる収益は全額、被災地支援のために、心ある事業者に寄付したいと思います。

参加申込は近日中にこのブログ等を介して案内します。

皆さんが勉強しながら社会貢献するお手伝いをさせて下さい。

ご参加お待ちしています。

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CBRチャリティーセミナー in 九州
〜ヒト脳の解析とリハビリテーション〜
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日時:2016年6月26日(日)10〜17時
会場:福岡国際医療福祉学院

主催:脳とリハビリ研究所(CBR)

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リハビリテーションに役立つ脳解析の講義とワークショップ(演習)を予定しています。

2016年4月18日月曜日

拡散される中で

日本中、地震一色といった感じです。うちにはテレビがないのでこういう時はネットでの状況しか分からないのですが、ニュース動画を観る限り、たぶんテレビも地震の報道を何度も何度も繰り返ししているのだろうと思います。観ている人たちも破壊的な映像に何度も触れて地震の現場をその人なりに疑似体験することになるのでしょう。でも、これが行き過ぎると不安や恐怖を日本中に拡散することにもなると思う。特に子供の場合、大人よりもより明確な形で落ち着きがなくなったりするかもね。日々の生活がどことなく手につかなくなる状態です。こういう状態が長く続けばやはり人は疲れてくる。。。昨夜書いた「心理的な二次災害」とはこういうことなのかもしれません。今日は昼から野球を観に行ったんだけど、日曜の試合にしては客の入りが良くなかった。震災と関係しているのかどうかは分かりませんが、野球に限らず、人の出足が悪くなると社会を巡るお金の流れも悪くなる。日本をいつもより元気にしなければならない時に、経済活動が萎えていては始まらない。昨夜も書いたことではあるけど、被災を免れたごくごく一般的な(つまり大多数の)人たちは、繰り返されるシリアスな報道に呑み込まれることなく、こういう時だからこそ、いつも通りの生活を意識することが大事なんじゃないかと思う。

2016年4月17日日曜日

防災脳科学

地震がまだ続いているようですが、こういう大きな災難が一部の地域で発生した時に安全地帯にいる人たちはどのように振る舞えば良いのか。うちの大学にも社会防災学科というのがありますが、危機管理の専門家にはそういう災害の中心ではなく周辺にいる人たちの心理や行動についても研究して市民を啓蒙して欲しいですね。ま、人の心や行動に関わることだから社会学者に任せてないで脳科学者が研究しても良いわけですけど。「防災脳科学」。僕も遠隔的に神戸の地震を経験したり、アメリカで(自然災害ではないけど)911とか経験したりしましたが、それらの経験を踏まえて言えば、こういう大きな(心理的)衝撃を国全体が受けた時に、幸いにも被害を免れた人たちができる(すべき)最も基本的なことは平常通りに過ごすことではないかと思う。もちろん直接被害に遭った人たちを慮ることは大切だけど、日々の活動を控えたり陰気に過ごしたりしたところで事態が好転するものでもないと思う。心理的な二次災害の拡大を防ぐためにも。

2016年4月16日土曜日

好意の交通整理

昨夜、九州で大きな地震がありました。Facebook を介して現地の人たちの状況が流れてきます。こういう時に被災地のために何かできることをしたいと思う人たちは多いのでしょうが、その好意を整理整頓して最大限効果的にするための仕組みはまだ存在しないんだなと感じます。被災地の助けになりたい人も、思いはあっても知識がなくて一体何をすれば本当に助けになるのか分からないことも大いにあると思う。被災地を支援するためのいろんなノウハウは流れてきますが、僕のタイムラインに限って言えば、個々人が自らの経験をもとに発信しています。こういう時こそ、俯瞰的に国がリーダーシップを取って国民にどのようなことをすれば良いのか指示をするなり、好意の交通整理をしてくれると良いのになと思うんですけどね。

2016年4月14日木曜日

両立する方が良いですよね

新学期になったと思ったら、4月ももう半ばを迎えようとしています。この時期、歓迎会なんかもたくさんありますよね。先日、うちの新入生の集まりの中で、ある年配の理学療法士(PT)が面白い話をしていました。話のポイントは実のところよく分からなかったのですが、月収35万円のPTと20万円のPTがいるという話。どちらも同年代の若手のPTのようです。20万円のPTは望めば35万円のポジションにも就けるんだけど、自分のやりたいことをやりたいからという理由で20万円の仕事をしているとか。「望めばやりたいことができる」ということを伝えるためのお話だったようなのですが、できればやりたいことを安売りするのではなくって、やりたいことが出来て給料も高い方が良いですよね^^。どちらかを我慢するのは良くないです。確かに、若いんだから目先のお金よりまずは自分の成長や自分の事業の成長に投資すべきだとは僕も思うんだけど、その安月給が本当に投資になっているかどうかはしっかり見極める必要があると思う。やりたいからって、ずっと月20万円の仕事をしているのでは、結局誰かにそのやる気を搾取されているだけなのかもしれないし、実のところは、それだけの価値しか世の中に生み出していないということなのかもしれないのだから。

2016年4月12日火曜日

やらざるを得ない動機

最近、いろんな人と話していますが、自分が何をやりたいのかを見極めることってなかなか難しいんですよね。僕自身のことを言えば、割とその時々にやりたいことをやってきたようにも思うのですが、それでもやはり見極めるのは難しいと思います。そういうのがある時点で見つかってそれを一生追い続けることができれば楽なんでしょうが、そういうケースはかなり希なんじゃないかと思う。見つかったように思えても、いろんな事情で途中下車したり方向転換しなくてはならないこともあるだろうしね。教科書的には自分のライフヒストリーの中から生まれた「やらざるを得ない動機」に突き動かされてやるのがベストなんだろうけど、多くの人はそのような動機に巡り会うこともないまま歳を取っていくのかもしれない。そういうのは必ずしも努力したから巡り会えるというものでもないところが難しいんですよね。

2016年4月9日土曜日

めちゃ安いです

大学では今日から授業が始まりました。2年生に「脳神経科学」を講義しました。今日はこの科目でどんなことをするかというオリエンテーションが中心だったんですが、その場の成り行きで教科書の値段の話になりました。『神経科学〜脳の探求』。7,600円するんです。税別です。多くの学生はこれを高いと思うでしょうが、モノの値段が高いかどうかは支払うお金の総額で決まるものではありません。ビジネスの領域でよく使われる例えですが、100万円支払ってもそれによって得られる価値が100万円を上回れば割安と考えることができます。一方で千円しか払わなくてもそこから得られる価値がそれ未満だと割高ですよね。そういう風に考えると、上の教科書代7,600円はめちゃ安いです。もちろんロクに読まなければ本に価値など無いのですが、少なくともこの本一冊が出来るまでに要した費用(原価)は何百億、いや何千億円であるはずです。紙代とか印刷代とかそういう話ではないですよ。この本を構成する諸々の知見を得るためにそれくらいの研究費(物的・人的コスト)はかかってるんじゃないかということです。それを数千円でサクッと入手できるというのは本当に有難いことだと思います。感謝の気持ちを持って活用しまくりましょう。学生の皆さん。

2016年4月7日木曜日

「できるセラピスト」になる第一歩

今年7月27日(水)京都で開催のCBR国際セミナーに向けて共催者の Physio Study Kyoto 代表 永井豊美先生と対談しました。

その内容を3本の動画にまとめ、先日から1本づつCBRのFacebookページにアップしてきました。

タイムラインで見逃した方もおられると思いますので、以下、3本をまとめてこのブログにアップします。

講師の南オーストラリア大学 Mark A. Jones 先生についての話のほか、今回のテーマである「クリニカルリーズニング(臨床推論)」をセラピストが極める必要性や、セミナー当日の流れなどについてお話しています。

臨床推論に興味のあるセラピストには是非とも見て欲しい動画です。

このフィールドの世界的第一人者である Jones 先生の講義を日本に居ながらライブで聴ける奇跡的な機会です。

「できるセラピスト」になる第一歩は考え方を習得すること。

この機会を活かして下さい。

参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-international

CBR-TV Vol.30
★ CBRテレビ Vol.30 ★7月27日(水)開催のCBR国際セミナー【クリニカルリーズニングの基礎】に向けて、先日、共催者の Physio Study Kyoto 代表 永井豊美 先生と対談しました。 今日から3回にわたりお伝えしていきます。今夜はその1回目。このセミナーを開催するに至った経緯についてお話しました。2回目以降は、講師の Mark A. Jones 先生のことやクリニカルリーズニングを学ぶことの大切さなど、より本質的な話になりますので、次回以降も楽しみにしていて下さい。**********CBR第1回国際セミナー〜クリニカルリーズニングの基礎〜**********開催日:2016年7月27日(水)会場 :ハートピア京都プログラム/参加申込サイトhttp://stellar-mind.com/cbr-international共催:Physio Study Kyoto運営事務局:株式会社ステラマインド**********CBRディレクター坂本年将
CBRさんの投稿 2016年3月30日

CBR-TV Vol.31
★ CBRテレビ Vol. 31 ★7月27日開催のCBR国際セミナー【クリニカルリーズニングの基礎】に向けて、先日、共催者の Physio Study Kyoto 代表 永井豊美 先生と対談しました。3回に分けてお送りします。今日はその2回目です。講師の Mark A. Jones 先生のこと、そしてクリニカルリーズニングを学ぶ大切さについて、永井先生にお話を伺いました。セミナーに参加する予定がない人も絶対に観て下さいね。CBRディレクター坂本年将
CBRさんの投稿 2016年3月31日

CBR-TV Vol.32
★ CBRテレビ Vol.32 ★今年7月27日(水)京都で開催のCBR国際セミナー【クリニカルリーズニングの基礎】。ご案内の対談動画最終回をお送りします。3回にわたり配信してきましたが、今回はセミナー当日の流れについてお話しています。動画の中でも触れていますが、残席も少なくなってきています。臨床推論の世界的第一人者 Jones 先生の生講義を日本に居ながら聴ける奇跡的な機会です。もちろん次回開催は未定です。何事も、本物から学びましょう。CBRディレクター坂本年将******Physio Study Kyoto/CBR共催 国際セミナークリニカルリーズニングの基礎******日時:2016年7月27日(水)10時-16時会場:ハートピア京都(京都御苑近く)参加申込サイト(プログラム)http://stellar-mind.com/cbr-internationalセミナ―事務局株式会社ステラマインド******
CBRさんの投稿 2016年4月5日 

2016年4月6日水曜日

一部の人たち

理学療法士について理学療法士が語った文章を僕もときどきですが目にします。その中でも一定の頻度で出て来る表現が「一部の人たち」というもの。たとえば「一部の心ない理学療法士が・・・」みたいな文章ですね。ポイントはつまり、数少ないその人たちのために理学療法士全体が迷惑を被っているんだということです。確かに「ごく一部の」とまとめることで、酷い人たちは例外だ、俺たちはあいつらとは違うんだ、と印象づけることができるのかもしれないですけど、僕はその一部の人たちが実はその世界を表象しているようにも思うんです。つまりそのう、、、全体の在り様が一部に凝縮して顕在化したものというか、そういう一部の人たちを引き寄せるものが全体にあるというか、まったく無関係ではない、どころかかなり密接に関係しているのではないかと思うのです。まぁこれは理学療法士に限ったことではないんでしょうけど、その「一部の人たち」は自分たちの(心の)一部でもある、と考える度量は持ちたいものですね。

2016年4月4日月曜日

リハビリ削減大作戦

日経にリハビリの時間を削減するという記事が載ったみたいですね(こちらです)。

厚労省が17年4月から実施するようです。

業界内ではすでに出回っていた話で僕もちょいちょい耳にしていました。

たとえば、保険診療でこれまで1日3時間行えていたリハビリが2時間しか出来なくなることなどが記載されています。

病院が受け取る診療報酬が現在の3分の2に減額されます。

どうやら一律ではなく、成果を挙げていない病院施設に対し適用される規則のようです。

「無駄なリハビリ」とか「暇つぶしリハビリ」が無くなる方向に行けば「なんちゃってリハビリ」も解消されるかもしれないですが、どうなるでしょうか。

この制度変更はきちんと運用されればいろいろ連鎖的に効果を発揮するかもしれないです。

たとえば病院の二極化ですね。

だって1日2時間しかリハビリを行えない病院って効果の出ないとこなんでしょってことになりますもんね。

患者さんもできればそういうところは避けたいです。

あとはそうですね......人が余ってくるかもしれません。

過剰なサービスを削減するということは、過剰な人員を削減するってことに繫がりますよね。

膨らんでジャブジャブになったのは良いけど、中身が伴わないと落ち着く先はバブル崩壊。。

でも一方で、本当に必要な患者さんに十分なリハビリが提供できないという問題も出て来るわな。

そこを埋めていくところに新たな仕事が生まれるのかもしれません。

悲しみが身体に

最近何度か四国を往復していますが、今日もまた行ってきました。CBRの新規プロジェクトの立ち上げも兼ねてなんですが、ランチは山奥のイタリアンで、夜は港のお寿司屋さん。その後、温泉にも浸かって、仕事しながら英気も養う。先生によると、身体の張りが強いようなのでちょっと緩めた方が良いみたい。悲しみが身体に纏わりついてるらしいのです。車を運転しながら考えてたんだけど、悲しみの正体をまずは鏡に映してみるのが大事だと思う。そしたらだんだん見えてきました。その実態が。このプロジェクトを進めていくのと並行して、お祓いも進めて行きたいです。いずれはカタチに。