最近は「脳科学」と銘打った本を読んだり講演を聞いたりして勉強している療法士も数多くいますが、それでも僕の講義を受けて「初めて学ぶことが多かったです」というコメントを残して帰っていく人たちもたくさんいて、「一体みんなどんな脳科学を学んでいるんだろう」と思うことが時どきあります。
自分としては何気なく語っていることが聞き手にとっては衝撃的(impressive)であったりして、みんなと話しているといろんな発見があります。
「マスタープログラムの上位コースは無いんですか」という質問もありましたが、確かにここで終わると寂しい気もするので何か作れると良いですね。
これは「臨床的な内容のセミナー」ということではなく(これについては既に計画しています...)、基礎の上級編ということですけども。
究極的には大学院に来てもらって臨床なり研究なりの考え方を体得するのが良いと思いますが、それが難しい人や、その前段階として、という人たちのためのトレーニングプログラムになります。
リハビリの世界は基礎なしで十分にやっていける世界ですが、やはり理論的にも何か確たる意味あることを目指すのであれば基礎は必要だろうと思いますのでね。。。
話は変わりますが、ここ最近、うちの学科の3年生に統計学を教えています。
Σとか分布とか確率とか話しているんですけど、厳密な理解を要する局面になると場が動揺します。
「おいおい、ヤバイで...」
みたいな感じです。
その空気に耐えられない子たちは机に突っ伏し話を聞くのも止めてしまいます。
そんな時、
「この子たちって、本当に理系の子たちなんだろうか...?」
と思うんですけど、本当はそうでないことくらい僕も知ってます^^
たぶん、そういうトレーニングを受けてない人たちを理系の学生として大学に迎え入れていることや、「理学療法士」なんていうミスリードな名称の付いた資格を与えようとしているところが問題なんでしょうね。。。
話は変わりますが、昨日は大阪の貝塚市にある知人の障がい者グループホームにお邪魔し現場の業務に関して教えを受けた後、大学に戻り講義をし、その後また直ぐに大阪梅田にある知人のオフィスでがっつりホームページの製作会議を行いました。
CBRのホームページをリニューアルするんですが、ここの会社は単なるHP屋さんではありません。彼らと共にチームを組んで、これから巨大企業を相手に戦っていきます。。。
こうやって行ったり来たり、教え教えられ、インプットとアウトプットを交互にやると、脳や身体に良いみたいですよ^^