2015年11月29日日曜日

年収倍増計画

この週末は四国での理学療法学会に参加しました。うちのラボのメンバーである山崎倫先生の地元、松山市での開催で、合宿ラボミーティングを兼ねての遠征です。今年、東京であった全国理学療法学会での研究報告の続編で、また一つこのラインでの実績を積み重ねました。そして今朝は理学療法士協会長、連盟会長、連盟輩出国会議員の先生方を交えての政治的シンポジウムがありました。「政治的」というのは、いかにして理学療法の単価を上げていき、また職権を拡張していくかということです。理学療法の単価は自分たちで勝手に上げることはできません。また一日に提供できる数量も勝手に増やすことはできません。それらはすべてお役人が決めることです。我々理学療法士に出来ることは彼らにお願いすることです。来年には参議院選挙があり、また新たに一人、議員を輩出し、お願いを強力にする。そんなことがテーマであったかと思われます。実際には単価を上げるどころか、どうやって引き下げを食い止めるかといった防戦を強いられているようなのですが、全体的に今いち捉えどころがないというか、目指すところが絞り込まれていないというか、「ビッグチャンス」と言うけれどそれがどんなチャンスなのか議員の先生もはっきりとは答えられないご様子でした。要するに理学療法士みんながピンからキリまで知覚できる分かりやすい目標がないんだよね。船の行き先が不明だから、そこから降りてボートで漕ぎ出す人たちが出てきても何ら不思議なことではない。いっそのこと、理学療法士の「年収倍増計画」とか、バーンと打ち出して欲しいですね。

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