神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 准教授 坂本年将のブログです。日々の生活についてアレコレ書いていきます。専門は脳科学(PhD)とリハビリ(理学療法士)です。脳とリハビリ研究所 Facebook ページ https://facebook.com/cbr.jp
2015年11月25日水曜日
アウトですね。
昨日のブログでは正解を見つけること(人)と理解すること(人)について書きました。これって正解が分かってしまえばどちらも同じことを理解することになるのでそういうことに気を配らない人だとその違いが実感としてよく分からなかったりするのですが、実際には随分と違うんですよね。本物と偽物の違いはそこにあると言っても過言ではない。たとえば F = ma が意味することを多くの人は理解できるだろうが、誰からも教えられずにそれを自然現象の中に見い出すことは難しいですよね、ということです。なかには人の話を聞いて初めて理解の仕方や物事の切り取り方を学んだのに、しばらくするとそんなことなんてとっくに忘れてあたかも自分で着想を得たような物言いしてる人見かけますが、個人的にはそういう人はアウトですね。ひどい場合だと他人(ひと)が発表した論文や理論を紹介するのにあたかも自分がその事実を見つけ理論を構築したかのように錯覚してる人もいるようです(笑)。もちろん故意ではなく本気でそのことを忘れてしまっている人もいるんでしょうが、そういう人は簡単に忘れてしまうほどにしかそういうことに注意を向けていないわけで、どちらにしたところで、リスペクトの対象にはならないんですよね。なかなか難しいとは思いますが、そういうことも学生には伝えていきたいと思ってます。
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