2015年11月12日木曜日

個性って何だ?

昨夜はひょんなことから差別化やら同質化やらの話をしたんですが、せっかくなので今夜は「個性」についてちょろっとだけ書いておこうと思う。僕自身のことを話せば、僕は小さい頃から自分はごくごく普通の人間だと思って生きていたのですが、高校生くらいになった時から「変わってるね」ってよく言われるようになった。もちろん内心は「そんなはずはない。みんなは本当の僕を知らないんだ」と思っていたのだが、その後、大人になってからも同じようなことを言われることがずっと続いた。そう言えばつい最近も学生に「相ー当、変わってますよね」と言われたばかりである。で、そういう風に自分の信念が事実によって否定され続けるとだんだん周りの言うことが尤もなことなんだろうと思うようになってきて、いつからか「オレ、変わってんだ。ハハハ」と思うようになった。で、世間的にはこういう人と少し違うということが「個性的」なんて言葉で表現されることが多いのだが、個人的にはそういう個性(たぶん性格やら振る舞い方が変わってるということなんだろう)に大した意味はないと思う。よく学生が「うちの学年は個性的な人が多い」なんて言ってますが、僕から見ればそういう風には見えなかったりする。たぶん個性って、天然のものではなくって、習得して磨き上げることで初めて表に現れて来るものではないかと思う。

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