2014年11月19日水曜日

みんなの目に見えないもの

今、大学のオフィスで月末の運動器セミナーに向けての準備をしてるんですが、ちょっと気分転換に大学での授業の話でもしますかね。火曜日の3限に脳神経科学Ⅱという2年生のクラスがあるんですが、今年は学生もかなり興味を持って聞いてくれてます。ここ数回はリハビリ学部の授業としてはかなりextensiveに専門的な内容を深堀りしてます。暗記しろ、っていうクラスではなく、与えられた情報をどう読み取るか、あるいはその情報を使ってどう問題を解決するかガイドしています。脳やシナプスの話ではあるんだけど、コレって考え方を鍛えるという意味では理学療法評価のトレーニングにもなってるんですよね。まぁ、そう考える理学療法士はかなり少数派だとは思いますけども。前回の授業では、あなたの前に「このシナプスにおける release probability を測定して下さい」というクライアントが現れたとして、どのような方法でそれを明らかにし、その依頼者にレポートするか、といった問いかけをしたんだけど、残念ながら誰もそのミッションを complete することができませんでした。そういう風に「仕事を請ける」という場面設定でやったことないから戸惑っちゃったのかもしれないけども。。。でも、みんなの目に見えないものを明らかにすることが本当の意味での評価なんだよね。

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