2014年11月10日月曜日

学位を取るなら...

先ほどFacebookに僕の研究室に関する大学院情報をアップしたんですが、修士と博士どちらも募集しています。基本的に修士は2年、博士は3年のプログラムです。僕自身はアメリカのコロンビア大学で修士号(MA)を、そしてマサチューセッツ工科大学で博士号(PhD)を取ったので、実のところ日本の大学院がどうような基準で学生を選抜し、どのような基準で学位を授与しているのかよく分からないのですが、明らかに出るのも入るのもたやすいです。

この事実をどう捉えるかは人それぞれでしょうが、一つの考え方として、今のうちにさっさと学位を取っておくのも良いでしょう。日本の大学は「海外と日本は違う」と言いながらいつの時代も外国(つまり今はアメリカ)のシステムを追っかけているのです。ですので、生物科学系なんかは顕著なのだろうと思うんですけど、年を追うごとに学位授与のための質的ハードルは上がっています。リハビリの世界も、これから求められる基準が上がるか、あるいは「もうこんなのに大学院要らないでしょ」ということで、大学院そのものが消滅する日が来るかのどちらかになるのだろうと思います。

まあ日本のリハビリ大学院一般がどうであれ、僕のラボ自体にはこれからのリハや教育(学校教育に限定されるものではない)の世界を牽引する志のある人たちが来てくれることを願っています。そしてその人たちが僕のラボでの経験を通して世界的な水準で物事を考えられるよう指導する準備を個人的には整えています。

学位を取るなら坂本ラボ。

今の良き時代が古き良き時代とならないうちに。

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