ま、別に論文で使用される言語なんてその論文が優れたものであれば何語でも良いんですが、科学や医学の学術論文であれば、日本語と比較する限り、英語で書かれたものの方が圧倒的に読むべきものが多いと思う。
学生にもオリエンテーションしてるんですが、普通、科学者や医学者は研究成果をまず英語で発表するものなんです。だからオリジナルな情報を得ようと思えば、英語の論文を読むスキルは必要なわけですね。
リハビリ系に出回っている日本語の情報なんてそのほとんどは誰かの受け売りなわけで、場合によってはその受け売ってる人もオリジナルな情報源に触れていないなんてこともあるわけです。つまり「また聞き」で論文書いてたりするわけですよ。
そんでそういう伝言ゲームをしていると、次第に伝わる情報は変容(多くの場合、劣化)していくので、その手の3次情報、4次情報(つまりここでは暗にリハビリ系の日本語論文や教科書のことを言っている)に触れてそれで良しとするのではなく、自分でちゃんとその真偽を確かめられる自由を勝ち取ろうというわけですな。ハハハ。
後期の間、この講読をズルしないでやり通すことができれば、きっとほかの学校の学生にはない貴重な知的スキルを手に入れることができると思う。そしてそれは「英語」といったことだけではなく、それとセットで「考え方」というものも手に入るパッケージとしてのスキルなのだ。
例年であれば、授業中、寝てる◯ホも時々いたけど、今年はみんな聞いてるね。
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