2014年10月25日土曜日

入試制度が変わるかも

今日、こんな記事を見かけました。Facebookページ「理学療法士になろう!」にも早速リンクを貼ったんですが、大学入試における価値観を知識の量からその活用へと変換する試みのようなんです。なんと早ければ今の高校2年生が受験する2016年入試からその新たな制度が導入されるかもしれんというのです。

これまでも「知識ばかりではなくってさ」ということでAOとか推薦とかホント訳が分からないほどたくさんの入学経路を日本の大学は設置してきたわけですが、僕みたいな現場の教員からすればホントにそんなので個性的な学生が入学してきてるのかなぁ...なんてよく思うんですよね。

個性派入試で入って来た子たちってそんなに個性的かな...? それよりはセンター入試とか画一的な入試で入って来た子たちの方が個性的な進路を歩んでるんじゃないの...? ま、ぶっちゃけたことを言えば入口と出口の照合なんて大学ではほとんどしてないから何が何だかよく分かんないんだけどさ。。。

で、それはさておき、入試に対する基本的な考え方は賛成です。「知る」よりも「使える」方がレベルとしては上だからね。高校基礎学力テストとか大学入学希望者学力評価テストといった全国的に標準化された試験もやるようなんですが、やっぱ基礎学力はアメリカのSATみたいなので一律に評価するのが良いと思う。その上で志望する大学にはエッセイとか高校時のGPAとかを送るだけにすれば良いのだ。

次いでに僕から一つ付け加えさせて頂けるなら、大学の1年時は教養課程でみっちり鍛えて、専攻(major)は2年時に決める仕組みを作るのが良い。これもアメリカの仕組みをパクってのことなのだが、入試の時の10分ばかりの面接やら討論会やらではなく、この最初の1年間で学生たちの個性や適性を見極める方がよっぽど理に適っていると僕は思う。

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