神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 准教授 坂本年将のブログです。日々の生活についてアレコレ書いていきます。専門は脳科学(PhD)とリハビリ(理学療法士)です。脳とリハビリ研究所 Facebook ページ https://facebook.com/cbr.jp
2014年2月27日木曜日
旅行って意味あるよ
今日は昨夜からの続きで伊勢崎市にある美原記念病院にお邪魔し、理学療法士の菊地先生による案内のもと施設見学並びに治療見学をさせて頂いた。脊髄小脳変性症などの進行性疾患に対するリハビリテーションの意味についても少しディスカッションさせて頂いたのだけれど、その中でふと「旅行」のことが頭に浮かんだ。そう、「旅行」ですよ。旅行って、日々の生活とは少し違う時空の中でなされる営みだと思うんですが、それが終ればまたもとの生活(多くの人はそれを「現実」と言ったりする)に戻りますよね。そして、いつの間にかまたその日常の流れに呑み込まれていくんだと思うんですけど、この時、人は「旅行の効果が無かった」とか、またもとに戻るんだから「旅行に意味は無かった」とかいう風に考えますかね? たぶん多くの人はそう考えないんじゃないかと思うんです。その証拠に、人って時間が出来るとまた旅行に出かけたりするじゃないですか。確かに旅行に出た時の開放感なんかは一時的なものに過ぎないのかもしれないんだけど、そのひと時に起こる心の中の出来事というのは、その人がその後の人生を生きていく上での大切な一コマになるのかもしれないんだよね。旅行って意味あるよ。
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