2014年2月26日水曜日

わたくしの恩師

今日だったか昨日だったかFBのフィードで大学院時代にお世話になった Ann Graybiel 教授の記事が流れてきた。Technology Review に掲載されたものみたい。セラピストで彼女のことを知る人はほとんどいないかもしれないけれど、大脳基底核、パーキンソン病、習慣形成といった分野で世界的に名の知られた神経科学者です。僕が彼女に初めて会ったのは15年ほど前なんですが、70歳を超えた今でも当時と同様、ギンギン全開で仕事をされておられるようです。もともとは神経解剖学で名を成した人ですが、その後、時代の変化に応じて分子生物学、電気生理学、行動科学の技術を取り入れ、ご自身の研究テーマを発展させて来られました。僕が彼女のラボに加わったのはちょうど電気生理の最初のペーパー(後に Science に掲載されます)が仕上がった頃ですね。。。彼女から学んだことは数多くあるんですが、振り返ってみると、特に論文の書き方について多くを学んだように思います。もちろん、これは形式的な「書き方」という意味ではなくって、もっとインテレクチュアルなレベルにおいてということなんですけども。。。話せば長くなるんですが、いずれにしても、僕の人生における大事な恩人の一人であることは間違いないです。今回の記事を読んだ上でのことなんですが、彼女から学ぶことはまだまだあるように思いますね。。。

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