2015年10月7日水曜日

暗黙の前提

さあ、今夜は何を書こうかな。あまり時間がないのでささっと書けるものをと思ったのだけど、一昨夜からの流れを継いで「みんなの思い」臨床実習編。理学療法士の臨床実習って普通、必要以上にハードなんですよ。中には実習中に自殺する人もいるくらいハードです。あ、コレ、誇張じゃないですから。ホントの話です。現場の実務を学びに行ってるのにレポート課題などで自宅学習に膨大な時間がかかったりして寝る暇もないことも多々あります。僕自身も学生時の実習では結構徹夜でレポート書いたりしてましたね。今から考えるとめちゃリスキーなことやってたなって思います。市バスの運転手が仕事の前の晩、職場の資料作成で一睡もしてないのと基本的には同じ状況です。一晩くらいならまだ何とかなるかもしれないですが、これが何日も続くと誰が見てもヤバいでしょ。こういうことって、課題を出す指導者だけに問題があるのではなくって、「実習ってそういうものだ」という全体的な空気、つまり暗黙の前提があるわけですよ。実際には実習で必死に書き物をしたところでうさぎ跳びをしてるに過ぎない場合も多々あると思うのですが、学生が強い痛みに耐えてないとどうも十分に学んでないように思えてくるのかもしれません。え?誰がそう思うのかって? それは学生を含めたみんなですよ。ま、最近ではこういったことの反省やら反動やらで異常にソフトな実習も徐々に増えてきてる気配はあるけど、できれば左右に振り切れることなく、至適な平衡点を見つけられると良いですね。

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