2015年10月16日金曜日

また少し違うデカい顔

昨夜はこんなブログを書いたんですが、自分が新卒で就職した時のことを思い出した。僕は平成元年に神戸大学の医療技術短期大学部(今は4年制で医学部の一部になっています)というところを卒業して、そのまま神戸大学の附属病院に就職したんですが、実はそこが第1志望ではなかったんですね。もともと学生時代から臨床をやりながら研究もしたいと思っていて、就職先はできれば大学病院がいいなと思っていたので全く思惑が外れたというわけではなかったのですが、自分としては実習でお世話になった某大阪大学病院に就職したいと思っていました。今はどうかは分かりませんが、当時は阪大の方がリハビリ部の歴史もあって良さそうに見えたんですね。そしてラッキーなことにちょうどどちらも新卒の募集がありチャンスはあったのですが、受け入れ先の思惑やらそのとき就職を斡旋していた教授先生の思惑やらももちろんあって結局神大に行くことになりました。昨日の清原選手ほどではないですが、やっぱ内心がっかりしたところはありましたね。でも、働き始めてみると「マイナーな職場」の良さみたいなものもあって、ホントに自由に臨床と研究ができたんですよ。そして論文もたくさん書いて4年目くらいになんと今度は阪大を含む複数の大学からお声かけ頂くことになりました。もちろんこの話は20年以上前の秘密の話でそこに関わった数人の人しか知らない話なんですが、結局、僕はアメリカに行くことに決めたんですね。あのまま日本の大学の助手から始めて純国産品としてやっていたらたぶん今頃それなりに今とはまた少し違うデカい顔をしてたと思うんですが、リハビリに対する見方やらこのブログの書き方やらは今とは随分違ったものになってたことだろう。生まれた時の遺伝子(genetic makeup)は同じでも、経験の内容によって人の中身って随分変わると思う。

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