2015年7月7日火曜日

それ、患者さんのためになってるのかな?

2〜3日書くと言ったので兵庫県学会(PT学会)からの話題をもひとつ。今回、僕が座長をした一般セッションでは6題の発表があったのですが、その一つが鍼治療に関するものでした。指の拘縮をストレッチと併用して改善したとの内容でなかなか興味深いお話でした。でも発表者が理学療法士(PT)ではなく鍼灸師の先生だったことが学会運営上ちょっと気になった人たちもいたみたい。審査員のコメントにそのことが書かれていたので、質疑の時間に僕の方から発表者の先生にどう思うか質問ぶつけてみたのだけど、リハビリ場面で使用される鍼治療のことをPTに知ってもらいたかったとのこと。まぁこういう学会には会則があって、それに抵触しなかったから発表されたのでしょうが、僕自身は非常に良かったのではないかと思う。セッションの中でもコメントしたのですが、PTが鍼を打てなくてもどんな症状にそれが効くか知識として持っていたら、鍼師さんと組んで治療できるじゃないですか。こういう発表はPTが鍼のことを知る良い機会になると思うのです。PTの中には鍼灸師さんや柔道整復士さんなどに排他的な態度を取る人たちもいるのですが、そういうのって縄張り争いの一環なんですかね? それ、患者さんのためになってるのかな? PTと補完的にコラボできるなら一緒にやった方が良いと思うけど。。。患者さんにしてみれば、理学療法で治ろうが鍼で治ろうが薬で治ろうがどうでも良いことなんですから。

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