2015年7月11日土曜日

いろんなものの縮図

今朝は先週配属の決まった2名の学部生を交えてラボミーティングでした。まったく予定はしてなかったのですが、会議開始後15分ほどでうち1名の卒業研究テーマが決まり、45分経過時にもう1名のテーマも決まりました。どちらも十分に面白いテーマでそれを遂行するに必要な実験はこれまた十分に feasible です。学部生の場合は臨床経験もないので実験の「段取り力」を身につけることから始まりますが、一つやり切ればそのプロセスを通してきっと大きく成長することでしょう。午後はうちの近所の珈琲焙煎室でもうひとつの勉強会。こちらは産地でのコーヒー豆の収穫・精製から小売店での焙煎・販売までの一連のプロセスを学ぶプログラムでした。高品質のものを最終消費者に届けるまでには幾つもの関門をクリアしなければならないことや、豆の精製・焙煎の作業が科学実験のそれと重なること、そして大手のコーヒーメーカーや、スターバックス、マイクロロースターがいるこだわりカフェの商品格差など、科学と社会、というか、とにかくいろんなものの縮図がコーヒーの世界にはあるのです。余計なひと言ではあるのだが、理学療法評価や地域リハを学ぶ前に学生は一度コーヒーについて学んだ方が良いかもしれない。昨年はワインの栽培をして’CBRワイン’なるものを作り販売したのだが、今年は’CBR珈琲’が出来た。ま、売る気はないけど...

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