2015年6月20日土曜日

CBR2015概要です

先日、CBR2015に向けて「学会長からのメッセージ」をしたためましたが、今夜は全6つのセッションとナイトセミナーの概要を書いてみました。

7月1日から一般参加のお申込みを受け付けます。

会期:2015年9月12日・13日
会場:淡路夢舞台国際会議場/ウェスティンホテル淡路
定員:50名
会費:受付開始時に公開します

プログラム
http://stellar-mind.com/cbr2015/program2015-06-16.pdf

主催:脳とリハビリ研究所(CBR)

*****

第1セッション:神経系リハビリテーションの治療ターゲット
座長:松山リハビリテーション病院 山崎 倫

このセッションでは脳・認知系の成り立ちを基に、脳卒中後片麻痺ならびに神経変性疾患に対するリハビリテーション治療のターゲットについて討論します。セラピストによる治療介入が何を狙ったものなのか。患者の神経または認知機構にどのように作用することを期待するものなのか。臨床における治療仮説の組み立てとセラピーの実際を中心に議論を進めます。

第2セッション:ニューロリハ教育の構造と未来〜わたしの卒前・卒後教育〜
座長:ボバース記念病院 阪本 誠

リハビリ専門職者に対する神経系リハビリテーションの教育の現状と今後について討論します。個々の講演者の教育体験をもとに、我が国の神経系リハビリテーション教育が依拠する知の体系、そしてその根底にある価値観を探り出し、現状における問題点と今後の方向性について議論します。

☆ ナイトセミナー:次世代型ニューロセラピーに向けて
座長:神戸学院大学 坂本 年将

昼の部第1・第2セッションの内容を踏まえ、次世代における神経系リハビリテーションの在り方と、それを実現するための戦略(研究・教育の推進を含めた幾つかのアイデア)について討論します。本セミナーは学会2日目の内容にも繋がるものであり、本学会において中核的な役割を担うセミナーとして位置づけています。

第3セッション:リハビリテーションにおけるニューロテクノロジー〜想いをカタチに〜
座長:かねこ整形外科/畿央大学 中野 英樹

ヒトを対象とした脳機能研究は近年盛んに行われており、リハビリテーション医療への応用も積極的に試みられている。臨床での使用を考えた場合、その適応と限界、ならびに補足的に使用可能な代替手段の存在を理解しておくことは適切な治療介入を行う上で必須である。このセッションでは、fMRI、EEG、fNIRSなどの脳機能計測の臨床応用とその限界、ならびにそれらを補う手段としての身体運動計測法について討論します。

第4セッション:一般演題(ポスター)
座長:徳島文理大学 桃井 克将

ポスターセッションはご自由に討論下さい。発表者はご自身のポスターの前で質疑に対応願います。

第5セッション:リハ的コミュニケーション論
座長:神戸学院大学 坂本 年将

「コミュニケーション」をキーワードに、ソーシャルワーカー、言語聴覚士、公衆衛生学を専攻する大学院生(理学療法士、MPH candidate)の視点からそれぞれお話いただきます。学際色が際立つ‘特別セッション’として仕立ててみました。

第6セッション:神経系リハビリテーションにおける臨床推論
座長:Physio Study Kyoto 永井 豊美

臨床推論は医療者が医療を適切に行う上で最も重要なスキルの一つであり、また、「推論」はそれ自体、脳科学や認知科学における興味深い研究対象の一つである。この最後のセッションでは、専門的バックグラウンドの異なる4名の講演者が、それぞれ考える臨床推論について講義し、それを基に推論の基本・本質、そして疾病・障害に応じた適用について議論します。

0 件のコメント:

コメントを投稿