2015年6月12日金曜日

ゴロゴロあるようで

まだまだ続くよ学会報告。ででんどどん。ででどどででどど。ででんどどん。今夜は昨夜と同じく演題発表を聞いて回っての感想を追記したいと思います。先週東京であった日本理学療法学会です。人間の行動中の神経活動(あるいはその類い)を記録した研究も最近ではゴロゴロあるようで、fMRI とか光トポとか脳波とかTMSとかいろいろあるんですよね。ま、僕はどれも自分で操作したことがないので測定の技術的なことは分からないのですが、すでに十分に知られている理論に沿うような形で神経活動の解釈してる発表って結構多いんですよ。たとえば運動の開始前に脳のある領域が活動すると。そして、運動の開始前にはその運動を計画する段階があるので、その活動は運動を適切に実行するための運動プログラミングに関与することが示唆される、といったような内容です。たとえばの話。ま、確かにこういうのって解釈の一つの可能性としては成り立つわけだけど、僕から見ればちょっと easy な感じするんですよね。ある特定の時間帯に細胞が活動してたとしてもその細胞が活動する目的っていろいろ考えられるわけで、その目的をティーズアウト(tease out)していく検証実験もやらずに一つの可能性だけを考察として採用するってところがですよ。もちろんその考察がオリジナルなものであれば仮説を提起すること自体に意味が出て来るわけだけど、そうじゃないんだよね。たぶん、その手の研究って、初めから結論ありきで、結論に沿うような結果を誘導してるというか、言ってみれば当たり障りのない好都合な現象を探し回ってるんだろうね^^。皆さんはどう思います?

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