2012年5月20日日曜日

五月の花嫁と金環日食

欧米ではジューンブライド(六月の花嫁)と言って6月に結婚式を挙げる人が多い。僕が知るアメリカやカナダの東海岸では、6月は雨が少なくカラッとした晴天の日が続く。大学の卒業式もたいてい6月の初めに催される。澄み渡った青空と、樹々の葉が風にそよぐサラサラという音が何とも
心地の良い季節である。

ジューンブライドと言えば、僕は今でも10年以上も前にナイアガラオンザレイクの湖畔で出くわした野外ウェディングのことを思い出す。総勢40名ほどのこじんまりとした挙式で、3〜4名の弦楽奏者たちの生演奏と共に、真っ白なドレスを着た新婦とタキシード姿のその父親が、ヴァージンロードを祭壇に向かってゆっくりと歩んでいた。

僕たちの他にも足をとめて見守る人たちが何人かいて、彼らと共に司祭のスピーチにも耳を傾けた。途中、モーターボートの爆音と共に湖を突っ切って行く輩が現れるというハプニングもあったのだが、そこは白人の神父さんなので、ジョークでうまく場を納めていた。確か「人生にはこのように予期せぬこともいろいろ起こるが・・・」とかなんとかアドリブで言ってたように思う。みんな笑っていた。。。

僕は日本では5月が挙式のベストシーズンではないかと思っている。6月は梅雨どきだから雨も多いし、ドレスやタキシードでは暑くなってくるからね。5月の気候が向こうの6月に近いと思う。そして、それでかどうかは分からないのだが、今日はうちの卒業生の結婚式があった。僕の知る限り卒業生の挙式は今月に入って2件目である。今日はTさんという女の子(もう「女性」と言った方が良いのかもしれないが)の晴れの日だった。

Tさんは在学中から見た目も華やかで、学業も優秀で、お人柄も very nice という、幸せの三重奏みたいな人だったのだが、たぶん、卒業後もそのまんま過ごされたのでしょう。ステキなお相手を見つけられたようです。

実は僕たち夫婦も12年前、5月の第3日曜日に簡単な式を挙げたんですね。確か5月21日だったと思う。その頃はボストンに住んでいて、初めの式は前年の9月に挙げていたのだが(と言っても二人で市役所に届けを出しに行っただけだったけど)、その後、帰国した次いでに日本でお披露目したわけです。。。

ま、僕たちの古き思い出はどうでもよいんだけど、これから結婚する、あるいはこれまでに結婚した卒業生には幸せな人生を歩んで欲しいと思う。結婚したり、子供を持つ事って、それまでに思っていた以上に楽しく有意義なことであるということを、是非ともみんなにはそれぞれの人生の中で発見して欲しい。

明日の朝は173年ぶりに新月と共に金環日食が起こるらしい。占星術では新月の日に願い事をするとその願いが叶うという。明朝は幾つかの願いを胸に、宇宙のパワーを感じたいと思う。

2 件のコメント:

  1. 今更ながら、このブログを読みました。
    ありがとうございます(*^^*)
    幸せになれるよう、努力します!

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