2012年5月6日日曜日

スツール

スツールを買った。「シューメーカーチェア」という。デンマーク製。デンマークの家具にはなかなか良いものがある。イタリアの家具はスタイリッシュではあるものの実用性がなかったりするのだが、デンマーク製に代表される北欧家具はデザインと共に使い勝手や心地良さが追求されている。国民性の違いだろう、たぶん。いや、きっと。。。イタリアの職人が地中海の眩しい太陽の下で「暖かさ」や「ぬくもり」をモチーフとした椅子を制作するわけがない。彼らにとっては触れた時の心地良さなんかじゃなくって、陽光に照らされた時のガラスの輝きが重要なのだ。いや、別にイタリアの家具が悪いと言っているわけではない(僕のオフィスの、あのオレンジ色の椅子はイタリア製だ)。ただ国の立地と国民性とそこから生まれるインテリアのあり様には深い関係があるはずだということを言いたいだけである。北欧は行ったことないけど、北極に近いからさ。きっとイタリアにはないものがいっぱいあるんだと思う。。。今日買ったスツールはもともと農民が乳搾りをするための椅子として誕生し、その後、靴職人の作業用スツールとして改良されたものらしい。ブナを削って作った無塗装の作品。自然な感じ。ハウスメーカー的な言葉を使えば「北欧モダン」。何はともあれ、座り心地は良好です。

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