2012年5月13日日曜日

理学療法士になる理由

先日、うちの新入生の何人かを病院見学に連れて行った。「理学療法入門演習」という科目で僕の班に当たった4〜5名の学生です。まだ解剖学を学び始めたばかりで、そりゃ右と左くらいは分かるでしょうが、理学療法の専門的なことはまだ知らない人たちです。数年後にはみんな理学療
法士になる予定。

案内して頂いた病院側の先生への自己紹介も含めて皆に理学療法士になろうと思った動機について話してもらったのだが、いろんなストーリーがあるとも言えるし、大雑把に言えば、大差なしとも言える内容だった。詳しいことは「個人情報」になるので控えるけど、一般的に良くあるキッカケは、

①自分が以前にケガをし、その時理学療法士に診てもらった(このケースの多くはスポーツ絡みで、大抵診てもらった理学療法士はステキな人である)

②親類(多くは祖父祖母)が以前に病気で倒れ、その時理学療法士という仕事があることを初めて知った(この場合も、彼らが目撃した理学療法士は大抵ステキな人である)

③親類(なぜか親戚の場合が多い)に医療職もしくは病院職に就いている人がいる(僕の印象では、その親戚は看護師の場合が多い。たぶんナースの人口が多いからだろう)

④本当は医師になりたかったのだが、医学部(医学科)に入れなかった(国立大入学者に多い)

⑤人と接する仕事がしたかった

⑥親に強く勧められた

あたりですかね。ほかにもいろいろとあるんでしょうが、①〜③で7〜8割方占めるんじゃないでしょうか。④は良く分からないけど、⑤も「人と接する仕事」というのであれば、理学療法士以外にもいろいろあるわけで、その中から理学療法士を選んだ理由を求めていくと、①〜③が絡んでくるのかもしれない。⑥も、親の職業は不明ですが、ひょっとするとご自身が医療従事者だったりするのかもしれませんね。

僕自身が高校生の時に理学療法士を目指した理由は上のいずれにも当てはまらないのですが、あまりにも動機が不純だったので、口外することは控えておきたいと思います。。。

ま、キッカケがないとその後が続かないわけで、動機は話のネタにはなりますが、究極的には「入口」はいろいろあって良いのではないかと思います。

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