2014年9月13日土曜日

大学院入試

今日はね。大学院入試だったんです。僕は試験監督と採点と面接官したんだけどね。こういうのに立ち会うと自分の大学院入試を思い出すね。ま、僕の場合は、修士、博士ともにアメリカだったんで、その大学が実施する筆記試験ってのはなかったんだけどね。アメリカでは standardized test と言ってSATとかGREとか、業者が作る試験を受けて願書を出すのです。修士の場合は面接なしにオファーが来たけど、博士は書類審査の後、「Interview Day」と言って、日本で言う面接試験がありました。でもこれ、今日うちの大学であったような面接とは全然フォーマットが違ってて、どちらかというと「集団お見合い」みたいなものなんですよ。30名ほどのcandidatesが集まって、ほぼ同数の教授陣とご対面するわけですね。日本ではちょっと考えられないかもしれないけど、志願者は明らかにゲスト待遇です。食事や懇親会の費用はもちろんのこと大学まで来る交通費や宿泊費も全額支給されるんです。ま、分野によって違うのかもしれないけど、ハーバードやMITのような大学にとってみれば、優秀な人材を獲得するためであれば、そんなの屁みたいな経費なんだよね。面接日には確か6名の教授と正式な形でお話しました。ぞれぞれのオフィスに言って、一対一で30分ほど会話するんです。もちろん会話のレベルとしてはそれなりのものが求められるわけですけど、やっぱ一番大事なのは、「入学後の具体的な研究計画」なんかじゃなくって、その学生がどれだけbright(聡明)かってことですかね。研究計画はその条件を満たした後の話になります。。。うーん、そんなこと思い出したところで別にどうなるわけでもないんだけど、確かな人材を採用するってその組織にとってはとても大事なことだよなってことを改めて感じた一日でした。

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