2014年9月9日火曜日

蓄積されるメンタル

テニスがにわかに盛り上がってましたね。錦織(にしこり)圭選手が全米オープンで準優勝。確かにテニスってずいぶん前から日本に根付いているスポーツだけど、世界のトップで通用したシングルスの選手って車椅子の国枝慎吾選手を除いてこれまでいなかったんだよね。僕も一時期テニスを熱心にやってた時期があって、1997年の夏はウィンブルドンと全米オープンをニューヨークのアパートで熱心にテレビ観戦していた覚えがある。当時は男子ではピート・サンプラスが、女子ではマルチナ・ヒンギスが圧倒的に強かった。彼らの試合を観ているとホント日本人がその領域に入り込む余地など全くないように思えたけど、時が過ぎれば人は変わるものですね。。。あ、ここでいう「人」というのはもちろん日本人ってことだけど、何が進歩したかって、やっぱ究極的にはメンタルなんだろうね。野球にしてもサッカーにしても世界で通用する選手がちらほら出てくるようになったのも、世界(=日本人にとっては外国)というアウェーな環境において居心地の悪さというか肩身の狭さというか、そういう以前には全く馴染めなかった何かを日本人が少しずつ克服してきた積み重ねが効いているように思う。世代を超えて受け継がれ、洗練、強化されていく心の文化と言うべきか。戦後アメリカナイゼーションの心的効果がその第3世代になってようやくカタチになろうとしているのかもしれないね。

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