神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 准教授 坂本年将のブログです。日々の生活についてアレコレ書いていきます。専門は脳科学(PhD)とリハビリ(理学療法士)です。脳とリハビリ研究所 Facebook ページ https://facebook.com/cbr.jp
2014年5月20日火曜日
それは恥ずかしいよ
たまたまこんな記事見つけたんだけど、まぁ、よくある話だよね。学生がした仕事を教授がちょろまかすってこと。いやいや、誤解のないよう言うなら、記事に関しては事実関係が分からないので何とも判断のしようがないんだけど、一般論として、もし教授先生が学生が実際になしたコントリビューションを認めず、独断で学生を論文共著者から外すなんてことがあったらそれは適切な行為とは言えないよね。僕はいつもこの手のことを見聞きした時に思うんだけど、研究に貢献した学生やポスドクや研修医の名前を論文から外す意味って何なんでしょうね。確かに論文に記載される共著者名の順番なんかはその貢献の度合いによって決めるべきだとは思うけど、まともな(establishした)教授先生であれば、すすんで自分が筆頭著者になりたいなんて思わないと思うんだよね。少なくとも今どきの医科学系研究室に限って言えば、自分が主宰するリサーチプログラムを、いかに学生やポスドクの力を借りて実行できるかが教授に問われているわけで、実験研究論文が教授の単著だったり、教授が筆頭著者であったりしたら、それはある意味、指導者として恥ずかしいことだと思うんだよね。
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