会場に到着したら、お目当てであったシンポジウムはすでに始まっていました。「計算論的感覚運動制御とリハビリテーションの統合」。
最初のトークは最後の数分しか聞けなかったので良く分かんなかったんだけど、「計算論的・・・」というだけあって、数学を軸にした理論的な話が6題中2題ありました。一つはジストニアの感覚運動制御に関するもので、もう一つは上肢到達運動におけるM1の役割。あとは、EEGシグナルを使ったBMIとか、CI療法(learned non-use)関連のお話などでした。
昨日の海馬のセッションなどとは違って分子・細胞レベルの実験はなかったですが、行動レベルの解析や数理シミュレーションだけでもやり方を工夫することで脳が感覚運動制御においてどのように働いているのか、いろいろ想像することは出来るんですよね。そしてその想像からまたいろいろなリハビリ介入法を考えていくことも出来るわけです。
なんかワクワクしてきません?
でも、今日のセッションの講演者にはセラピストはいなかったようです。ま、臨床のセラピストは現場の治療で忙しいから仕方がないにしても、うちのような「リハビリ学部」とかからの contribution も無いんですよね。皆さん、数学屋さんだったり、工学屋さんだったり、心理屋さんだったりします。
リハビリの話なんだから、一人くらいは理学療法士や作業療法士がいても良いとは思うんですが、やっぱ、それは難しいんですかね。。。やっぱ難しいですよね。。。
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