2013年6月11日火曜日

脳科学者・理学療法士

仕事柄(かどうかはよく分からないのだが)、結構いろんな人に名刺を渡す機会があるんですよね。僕の場合はアメリカにいた時間が長くて、あちらでは形式的な社交辞令としての名刺交換にあまり重きが置かれていないといったこともあり、僕もいつの間にか名刺なんてどうでも良いじゃんと思っていた頃がありました。

だから帰国してから2年ほどは名刺も作らずにやり通してたんですよね。相手にしてみれば失礼な奴だなと思われる場面も多々あったとは思うんだけど、ま、それでご縁が無ければそこまでのご縁なんだろうと思ってたし、今でもそう思ってるんですよ。

で、それはそれでそれなんですが、一度名刺を作り出すと結構デザイン考えるのも楽しくって、それを配り出したら配り出したで結構積極的に配ってるんですよね。名刺を人に配った後にどのような効力が発生しているかまでは実感としてよく分かってなくって、やっぱ配る時だけの、その場の体裁を繕うだけの問題なんじゃないのかななんて思ったりもするんですが、相手に名刺を手渡した時の相手の反応は十人十色でおもしろいですね。

僕の場合は名刺に「脳科学者・理学療法士」って書いてあるんですが、人によって「脳科学者」に目が行く人と「理学療法士」に目が行く人とはっきり分かれるみたいです。理学療法士の学会なんかに行くと、名刺をお渡しする人は9割以上理学療法士なので、「『脳科学者』が理学療法士の前に来るんですね」なんて言われることがままありますし、脳科学者のコミュニティーの中でお渡しすると、「へえ、理学療法士の免許持ってるんですか」って、ちょっと変わった人のように思われたりします(ま、実際に変わってるんですが...。)。

でも、脳科学者でもなく理学療法士でもない人たちにお渡しすると、大抵は脳科学者の方に関心が行くようです。僕としては、アメリカの特許弁護士が弁護士資格と基礎科学のPhDを持っているのと同様に、今やってる仕事はどちらの肩書きもあることで出来てるんだと思うので、どちらも省くわけには行かないんだけど、やっぱ「脳科学者」の方が「理学療法士」より世間ではインパクトあるみたいなんですよね。。。だから何なんだ、って言われたら話が長くなるので困るんだけど。。。

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