2013年6月12日水曜日

一生もんの知識やで

今朝は研究論で「学術論文の書き方」について講義した。今どきの学生はこんなことまで授業で教えてもらえるんだから良いよなぁ。教える内容はごくごくシンプルなことなのだが、コレ、一回マスターすると一生使えるんですよね。学者のプロダクトと言えば、まずは「論文」というも
のがあるが、研究論文の場合、文系であろうが、理系であろうが、基本的な型は決まってるんですよね。研究の動機に始まり、未解決事項を特定し、それを解決するための方法を提示して、実際にその問題を解決していくプロセスを描いていけば良いだけなんですよ。簡単な話。理系の研究論文なんて「テンプレート」ということで言えばその最たる物。構成に大したオリジナリティーは求められません。この授業の良いところは、生物学なんかと違って、統計にしろ論文の書き方にしろ、一つの基本的なパターンを覚えてしまえば、いろいろと応用が効くところなんですよね。生物学はほら、いろいろな出会い頭(進化)の蓄積でメカニズムが成り立っているので、一つ一つケーススタディしていかんといかんけど、コアな原理や手順がある科目・学問はその点、楽ですよね。

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