2013年2月14日木曜日

激闘の午後

やってきました。証人尋問 and 当事者尋問。少し早めに現地に着いて、弁護士会館で食事する。この前はロールキャベツ定食だったんだけど、今日は日替わり定食。ま、内容はトンカツ定食だったんだけどさ。。。弁論は1時半から始まり、さっそくお相手さん側の証人尋問へ。この証人
とお相手さんの弁護士とはすでに打合せをしていて、尋問と言っても事前に稽古を重ねたお芝居を繰り広げるわけです。これを裁判では「主尋問」というらしい。これが約40分間あり、今度は僕からの「反対尋問」がありました。一応、聞きたいことは整理していたんだけど、やっぱ尋問についての正規の教育を受けたわけではないし、それに僕は事件の当事者なので、どうしても簡潔な質問というのはできなくて、ついつい僕の言いたいことをどんどん述べながら質問するということになるんですよね。で、途中、相手の弁護士さんから抗議が入るなんて場面もあったんだけど、ま、その後も結局、同じ感じで進めてしまいました f^^。内容の方は、互いに自分の主張を展開することに終始し、話はグルグル堂々巡りをすると言った感じで、これもまた裁判長から、「ま、もうそれはいいですから、次の質問に移って下さい」と促される場面もあったりして。。。難しいね。反対尋問って。。。で、この前半が終わったところで、すでに80分ほど経過していたんだけど、その後休みも入れずに当事者尋問へ。今度は僕が証人席に座り、裁判官からの質問に答えていきました。そしてこれが終わると、間髪入れずに相手方弁護士による反対尋問が始まり、次々に繰り出される質問に、一つ一つ丁寧に、法廷に響き渡るような大きな声ではっきりと答えて行きました。尋問される側はする側より楽なんだよね。ただ質問に答えれば良いだけなんでね。特に反対尋問に入ってからは、言いたいことが泉のように澱(よど)みなく出てきて、回答していて本当に気持ちの良い状態に入っていった。で、質問に答えながら思ったことなんだけど、こうやって自分の言い分を思い存分語れる訴訟の仕組みって良いよね。裁判官がどう心象形成されるかはまた別の問題なんだけど、紛争解決のためのこの仕組み自体は人間による素晴らしい発明だと思います。。。終わってみれば、予定終了時刻の3時半を40分ほど過ぎていた。ギンギンに駆け抜けた2時間40分。思ったとおり、激闘の午後となった。

0 件のコメント:

コメントを投稿