2015年12月19日土曜日

取ってどうするの?

今日は朝からラボミーティングで論文投稿に向けての打合せをしました。これから結構な数をこなしていかなくてはなりません。大学院生に仕事の段取りを教えて出来る限り寄り道なしにゴールに向っていくのです。。。昼からは院生希望の人と面談して、一応、双方合意に至り、めでたく内定となりました。まだ来月に入試があるのでこちらを通過する必要があるんだけど、大学院への入学というのはそういう風にして決まっていきます。もちろん世界クラスのプログラムだと出願して学校からインタビューにinviteされて初めて教授とお話できるわけですが、そこまでcompetitiveなところは少ないです。幸か不幸かリハ系ではまずないです。大学院に興味のある人は自分の能力とか心配しないで、まず興味のある先生にコンタクトを取ると良いです。。。それで今日も話してたんだけど、院に行く動機のところでつまづく人もたくさんいると思うんだよね。「学位を取ってどうするの?」という部分です。はっきり言って、僕も研究する上での心構えや必要とされるスキルについては教えることが出来ても、学生がそれを身に付けて本当に研究職に就けるのかということになると不確かなんだよね。力があったとしてもポジションがないと就けないし、就いたところで無学なセラピスト教授の下でやるのも大変だよね(笑)。多くの若者は心の底では成長したいと思ってると思うんだけど、そのエネルギーを使うための目標(夢)が明確に描けないんだよ。もちろんその人の想像力が足りないってこともあるだろうけど、構造的な問題もあることは確かである。

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