2016年3月18日金曜日

最大限の効率化

昨夜は高尚な建築の話を書きたかったんだけど、挿話が勢いづいちゃって、下世話な住宅メーカーの話になりました。。。でも、こちらも根深い問題があって掘り出すといろいろ書くことあるんですよね。借金して土地買い入れて、上物(うわもの)込みでさっさと売り捌きたいというのがメーカーの本音です。そうしないと利益が十分に出ない仕組みなんでしょう。工程も最大限に効率化されていて、現場の人たちもそのタイムスケジュールに従うために必死なのです。そこには客の夢を組み込む余裕などありません。たぶん、メーカーにとってみれば、お客はお金そのものなんですよね。つまり、客には特に興味はないんだけど、客が払ってくれるお金にはスゴく興味があるってこと。ま、別にこれは住宅メーカーに限った話ではなく、売ってる物やサービスが陳腐化されてしまっているところでは起こることなんでしょうけど、出来ないことややる気もないことを誇大広告するのはやはり誠意に欠けると思うんです。「噂で買って事実で売る」という相場の格言がありますが、住宅の場合は「広告で買わせて現実を売る」みたいな感じです。パンフレットやモデルハウスは客を錯覚させるための道具ですからね^^。話は飛躍するんですが、医療の世界にも似たようなことあるかもしれません。保険診療の枠の中で、基本、売り物は標準化されているわけですから、目指すところが「最大限の効率化」になったとしても不思議ではないですよね。

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