2015年5月6日水曜日

健全なる肉体は健全なる精神に宿る

今日はお日柄もよく、家族みんなで早起きした。なんばの大阪府立大学で開催されたミヒャエル・グレッグラー先生の講演会。うちの大学の「代替医学」の講義でお世話になっている、よこたクリニック院長、横田直美先生からのご紹介です。たぶんこのブログを読んでいる人たちの多くは何のことやら全く分からないと思うのですが、「日本アンソロポゾフィー医学のための医師会」が主催するアンソロポゾフィー医学に関する講演会でした。現代の医学は物質科学に依拠する西洋医学が主流なわけですが、このA医学は人間の魂や自我、世界観といった心の世界が肉体の健康を形作ると考えます。ま、僕も今日話しを聞いた範囲での受け売りなのでよく理解しているわけではないのですが、強く健全な心を持つ者は強く健全な肉体を持つと日々感じているので、全く無理なくその考え方を受け入れることができました。午前の部は「健康をつくる」というテーマだったんだけど、「一日20分有酸素運動をしましょう」とか「ビールは一日、中瓶一本まで」といった下世話な、いや失礼、テクニカルな健康教育の話は全くなくって、人間形成に基づく健康形成の話やったんですね。僕は思うんだけど、やはりドイツ、と言うか、ヨーロッパは(日本にはない)精確に物事を考える歴史がしっかりとあるんですよね。日本の医師で今日のグレックラー先生のような形而上学的な医学の話を逆にヨーロッパで出来る人がいるかと言えば、いないんじゃないかな。宗教や哲学、あるいはヨーロッパ的なものではなくてもこれに相当するものって、医療や教育を実践する上でとても重要なものなのかもしれないね。日本、ヤバいかも...

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