オープンキャンパスなどをして価値を伝えること自体はとても大事なことだと思うけど、場合によっては、受験生側に同調し過ぎるケースも出て来るんじゃないですかね。
たとえば、学費が高いと来てもらいにくいからと値下げをしたり、受験科目が多いと来てもらいにくいからと科目数を減らしたりすることなどは良い例ですね。
でもこれをやり出すとその学校は当然のことながら安っぽくなってしまって、いろんな意味で劣化の道を歩み出す。
大学なんだから資格や就職よりも教養や学術を優先すべきじゃないかというのが昨夜のテーマだったわけなんだけど、受験生に寄り添っていくとなると、やっぱ資格や就職を全面に押し出すことになるんだよね。特にボリュームゾーンの大学にとってみてば...。
とは言っても、お客さんの要望を叶えるばかりでは本当に良い商品は作れないだろう。アップルやスターバックスがお客の要望に応えるだけで独自のブランドを構築したとは考えにくい。
お客さんの知らない、より素晴らしい世界を彼らの目の前に現せるかどうかが、本当に成功するためには最も大事なことだと思いますけどね。
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