2012年12月5日水曜日

ロールキャベツを食べながら

大阪高裁で第1回の口頭弁論があった。少し早めに着いたので、「大阪弁護士会館」という裁判所の東隣にある14階建ての立派な建物でランチした。建て主は大阪弁護士会らしい。弁護士さんたちってお金持ってんだね。ちゃんと調べたわけじゃないんだけど、1階には市民のための法律相談
室があって、上階には多数の弁護士事務所や、会議室、セミナールーム、会員が自由に使える執務室もあったりする模様。図書館まであるぜ。。。リッチぃ〜。

で、レストランはね。地下1階にあるの。実は先月、法廷の下見がてら高裁に書面を届けにきた時に、ここに食堂があること確認してたんだよね。結構シックなレストランで、前回もカフェオレ飲んだんだ。弁護士さんはもちろんのこと、法律相談に来る人やら、僕みたいに裁判で来る人やら、お客さんはいろいろなんでしょうね。ずいぶん年配のご婦人(平たく言えば、おばあちゃんです)なんかを見ると、「相続の問題かな・・・」なんて、ついつい想像してしまいます。

なんか病院に似てません?この風景。いろんな問題抱えた人たちが集う空間。

今日はこの店おすすめの「ロールキャベツ定食」を注文した。僕、ロールキャベツ好きなんです。キャベツと挽き肉の組み合わせも良いんだけど、熱いスープと一緒に肉から剥れた柔らかなキャベツすするのって最高に旨いですね。さすが、お店のおすすめメニューだけあって、美味しかったです。ライスもおかわりしてお腹いっぱい。食後のコーヒー付けて1100円。

コーヒー飲みながら、今日の弁論の対策をまとめました。ま、「対策」と言っても、裁判官交えてこれからの法廷スケジュールを決めるだけなんですけども。。。

法廷では、さすが控訴審だけあって、3人の裁判官が高い所に鎮座しておられました。下には書記官一人と僕一人。そして向かい側に相手方弁護人がお二人です。今回はお相手さんから「証拠申出書」なるものが提出されて、次回期日に証人尋問することになりました。証人はお相手さんの営業担当者であったFさん。お相手さんの社員さんだから、向こうに有利な証言をしに来るわけです。

で、当日は向こうの弁護士さんとFさんが事前にリハーサルした尋問を法廷で再演します。これが終わった後、続けて僕からの反対尋問が始まります。両方合わせて1時間って言うから、結構長いですよね。それだけではなく、これが終わって、裁判官から僕への当事者尋問、そしてこれに対するお相手さんからの反対尋問があるので、合計2時間の法廷となる予定です。

1審では証人を出廷させてのやりとりはなかったのですが、お相手さんももう出す証拠がないのか、ついに生身の人間を出して来ました。一応、「今さらやっても、これまでのお相手さんの主張をなぞるだけで意味はないんじゃないか」と裁判官にはお伝えしたのだが、取りあえず、肉声で両者の言い分を聞いてみたいと仰るので、やることになった。

確かに、人が口語から感じ取るリアリティーと文語から感じ取るそれは違うわね。準備書面だと、「マジで」とか「めっちゃ」とか「ほんでね」とか、使えないもんね。。。だんだん本格的な裁判になってきました。次回期日は2月14日。バレンタインズデー♡

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