2012年12月25日火曜日

ハーメルンの笛ふき

今朝は家族や友人にクリスマスプレゼントをした人たちも多いと思うのだが、僕は恥ずかしながらすっかりプレゼントを用意するのを忘れていた。

別にあんたクリスチャンじゃないんだから、そんなのお祝いしなくても良いじゃん、と言うような、お祝いする理由についてリゴラスな人もいるのだろうけど、僕としては、理由はともあれ、人々が飾り付けをし、贈り物をし合う日があるというのは、良いことだと思っている。

贈る相手は息子なのだが、朝から何を贈るか考えた。妻はすでに母からのプレゼントとして「かるた」と「塗り絵」を、そしてサンタさんからのプレゼントとして、ドイツの「すごろく」を贈っていた。グリムやアンデルセンの主人公たちが出て来るやつ。

これを見て、僕はぱっと自作のパロディでも作って贈ろうかと考えたのだが、やっぱそんなもんよりちゃんとしたお話の方が良いわな、と思い直し、お話と言えば、本だよな、ということで、駅前の本屋に行くことにした。久しぶり。リアルの本屋さん。最近はアマゾンばっかだからね。

一目散に童話のコーナーに行き、あれこれと物色する。そして最終的に手にしたのは、エロール・ル・カインという人が絵を描いた『ハーメルンの笛ふき』だった。違う版ではあるが、子供の時に何度か読んだ覚えがある。テレビのアニメでも何度か観た。。。

家に帰り、息子に贈ると、喜んでくれた。でも、ちょっと6歳の子には難しい本だったかな。「漢字が多くて読めない」って言われちゃった。でも、改めて読むと、やっぱこの話面白いわ。童話というよりは、大人も楽しめるフォークロアで、寓話的でもある。今、読むと、ヨーロッパ的な話だなとも思う。契約とお金と誠意と復讐と信仰のお話です。

今年は無理だろうけど、何年かして息子がこの話を面白いと思えるときが来るのが楽しみです。それまでは絵だけでも楽しんでね。メリークリスマス♡

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