2016年7月31日日曜日

勉強してどうなるん?

さて、しばらくぶりのブログです。今週は水曜日に京都で国際セミナーがあり、その前後に祇園や先斗町で講師のMark A. Jones先生らと打合せや懇親会をやりました。僕は神戸に住んでいるので京都はそう遠くないのですが、これまであまり縁がなく夜中に飲み歩くこともなかったです。でも、今回は京都の良さに少し触れることができました。やはり神戸とは雰囲気違いますね。確か京都はボストンと姉妹都市だったような。ボストンにいた頃、京都市の市長さんが日本人の集まりにやって来て、大声張り上げて日本語で挨拶してたのを思い出した...笑。セミナーの方は盛況で、内容からすれば2日ほどでやった方が良かったですね。学生が学校で一般的に学ぶ患者の診方よりも遥かに踏み込んだ内容だったし、日本人講師が得意とする上っ面の受け売りや、痛みに関わる安易な脳科学の引用もなく、知識をきちんと組み立てて実践する内容でした。2日間となると、それはそれで更なる日程調整も必要になるし、参加費もその分上乗せになるので受講者にとっては(そして主催者にとっても)大変だろうけど、しっかり学ぶという意味ではそっちの方が良いと思う。。。今回ちょっと思ったことだけど、日本のセラピストの場合、知識や技術の習得が収入アップに直接繋がるわけではなく、なかなか自己研鑽にかけるお金や時間、エネルギーを「投資」として見ることが難しいんだよね。「勉強してどうなるん?」ってことですよ。多くの人たちは遅かれ早かれ(早い人は学生初期に)この境地に達し成長することを止めてしまうわけだが、こういう点からも理学療法士が開業して個人の力量で勝負できる(ステータスが決まる)ような環境を作っていかないといけないんだよね。

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