2016年7月25日月曜日

真夏日でも20℃と...

今日は山に遊びに出かけたのですが、山頂はやはり涼しかったです。海抜約1km。幾つか立ち寄った場所の中に「六甲山ホテル」という大阪・神戸を一望できる昭和初期に建てられた古風なホテルがありました。案内によるとヨーロピアンリゾートをモチーフに設計されたとか。戦争が激化した昭和19年頃から10年近く閉館していた時期があったようですが、見方を変えると開戦後もしばらくは山手のリゾート地で遊んでいた人たちもいたわけで、戦争というのは案外悲壮な雰囲気の中で始まるものでもないのかもしれないと思いました。冴えない喩えではあるけれど、生活習慣病がじわじわと進行するように、大丈夫大丈夫といつもの生活を繰り返している間に傷口はどんどん広がっていたのかもしれませんね。。。さて、話は変わるのですが、「六甲枝垂れ」という展望台にも行ってきました。三分一博志(さんぶいち ひろし)という建築家が設計した作品で、展望台の中は今日みたいな真夏日でもエアコンなしに20℃と、とても涼しいんですよね。冬に作った氷を氷室に詰め込み、その冷気を自然の風に乗せて室内に流します。木とパイプと石で作った素朴な建物ですが、無駄が削ぎ落とされていてカッコいいんですよ。何事も素人はとかくやりたいことを個別に全て盛り込もうとして不格好なものを作ってしまうように思うのですが、建築はそこのところでプロとアマ、一流と二流の違いが如実に現れる気がします。今年のCBR学会は2日目の昼に建築家を招いてランチョンセミナーやるんですが、講師の先生にはその辺りのことも含めて建築という芸術について語って頂く予定です。参加をご検討中の方はどうぞ楽しみにしていて下さい。CBR2016。9月17日・18日の2日間。開催地は、夢のリゾートアイランド、淡路島。もうすぐ参加受付開始します。

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