2015年2月28日土曜日

つまり......信頼関係

今日の午後は本学、神戸学院大学のバイザー会議だった。このブログをお読みの方々はリハビリ専門職の方々だけではないので付け加えておくと、「バイザー会議」というのは学生の臨床実習(医療施設などでの現場実習です)で学生指導に当たるスーパーバイザー(指導者)が実習をお願いする養成校に集まり学校教員と実習の在り方・やり方について意見交換する会議です。100名ほどの指導者が集まるので結構大掛かりなイベントになるのですが、意外に白熱する議論はなく、本当に事務的に淡々と会議は進んで行きます(僕がバイザーだったら出ないだろうなと思うこともある...)。でも、僕が担当する今日の分科会(コレ、説明すると長くなるので詳しくは省略)では結構活発な意見交換がありました。たとえば、学生に関する情報提供(学校での成績とか振舞いとか社会的背景とか)をどこまでやるとか。僕は基本的に必要に応じてドンドン指導者に開示するというスタンスで、その根拠はその情報たちを使ってより良い教育をするためなのですが、中には先入観を持つから、個人情報だから、といった理由で消極的な立場の方々もおられます。僕はコレ、要するに情報の送り手・受け手がその情報を建設的に教育に活かせるかどうかの問題で、ここでの情報開示そのものの善悪を議論してもあまり意味はないと思う。学生にしてみても、この先生なら、このバイザーなら、いろいろ自分のことを知ってもらって指導して欲しいと思うことがあるだろう一方で、この人たちには余計なこと知られたくないと思うケースもやはりあるんじゃないかと思う。That is....., 信頼関係。だから、こういう問題ってケースバイケースで一律にどうするって決めるの難しいし、また決めることでもないと思うんですよね。

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