2015年2月14日土曜日

ジャッジしたらアカン!?

今夜はしょうもない話をしようと思うのだが(いつもしているのかもしれないけど...)、以前、「ジャッジしたらアカン!」といったタイトル&趣旨のブログにたまたま出くわしたことがあった。ジャッジというのは judge(判断)のことである。パワフルな感じの中年女性が書いた記事であったかと記憶しているが、まぁ、要するに「物事は決めつけたらアカン」「まずは全部受け止めろ」といった話であったと思う。結構な数のファンがおられてそのブログにもたくさんの共感が寄せられていたのだが、僕はなんだかその時にちょっとした違和感を覚えちゃったんですね。。。それが何なんだろうとしばらく思ってたんですが、つまり、そのおばちゃん、いや失礼、年配の女性が、「アカン!」と仰ってるそのこと自体が強烈なジャッジになってるじゃん...ということに思い至った。判断したらダメや、受け止めなアカンねや、という善悪の判断です。結局のところ、いくら「判断を留保する」といっても「留保すべき」という判断をしているわけで、人はいくら頑張ってもジャッジすることから逃れることはできないんだよね。判断していることに自分で気づかないことが、一番怖くて面白いことなのかもしれない。意識と無意識の乖離。自己矛盾の源。

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