2012年4月24日火曜日

「政府保証」って、それ、スゴいの?

いろいろと書きたいことはあるのだが、どれもこれもまだ準備が出来ていないので今夜はお金の話をすることにしよう。こんな時にでも書いておかないと、書きそびれてしまうからね。。。

実は僕の母が僕の知らない間に僕に保険をかけていた。郵便局の簡易保険。僕がボストンで暮らしている時に、僕の身に何かあったら何かと物入りだろうと10年ほど前に加入したらしい。このことを僕は最近まで知らなかったのだが、聞くと過去10年以上もの間、月々6,000円ちょっとの保険料を郵便局に納めてくれていたとのこと。「母の愛」。。。と言うか、したたかなリスクマネジメントというか。。。

ま、一応貯蓄型の生命保険で、現時点においては僕自身が将来貯まったお金を受け取る可能性もあるわけだから、これはやはり見返りを期待しない母の無償の愛なんだろう。Thanks, mom...

で、その保険証書を最近見せてもらったのだけど、これがちょっと「要検討」なんですね。月々6,180円の25年物。最大200万円の保険金。保険加入後すぐに事故で亡くなったなんて場合はこれ全額がドカっと入るからまあ良いんだけど(ただし僕が受け取るわけじゃない)、25年無事に満期まで払い続けると、支払い額は6,180 × 12 × 25 = 1,854,000円。もし80歳まで生きて普通に病気や老衰で死んだ場合の受取額は約150万円です。

人によって感じ方は違うんだろうし、ほかに加入している保険との兼ね合いもあるので一概には評価できないけど、僕的には・・・この商品って何が魅力なの?

満期の60歳以降20年も預けて元本割れてるやん。ま、80歳まで生きれば支払い開始時から45年間の死亡保障が付くということにはなるけど、探せば簡単にもっとハイレバな保険見つかるよ。郵便局の人は、「今解約するのはもったいない」と口を揃えて言うが、ホントにそう思ってんの?「政府保証が付いてます」って、それ、何か意味あるの?

ひょっとすると僕の想像力を超えた魅力が満載の保険なのかもしれないが、今僕の手元にある情報を下に判断すれば、この証券は「売り」である。これまで支払った分が約77万円、解約する場合の返金額は約66万円で11万円ほどの「損」にはなるが、10年以上にわたり月数百円の掛け捨て保険に入っていたと思えば悪くはない。ここは潔く切って、差額を補填した77万全額を母に返そうと思う。旅行も行けるし、美味しいもの沢山食べられるよ。利息分は勘弁してね♡

僕もこれから約15年にわたる月々6,180円の支払いを免れることになる。お金は有効に使わないと。。。

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