2014年12月9日火曜日

現象評価の仕方を学ぶ

うちの2年生に教えている脳科学(脳神経科学Ⅱ)はちょっとアドバンスな内容をカバーしていて、おそらく日本のリハビリの学校でここまでやってるところはないと思う。学生の中にはエラい迷惑...と思っているのもいるとは思うけど、最近、このクラスで脳の話をしながら理学療法評価に触れることが多々あって、話をしながらこういうのって大事なことだよなぁなんて思っている。ここ数週は生化学アッセイと絡めて評価の話をした。テストしたいことをどのようにテストするか頭の中でデザインできることってとても大事。PTの学生さんたちは教科書に列挙された数々の検査を一つ一つこなしていき問題点を抽出するといった風に評価の仕方を学ぶわけだが、どうやって仮説を検証するかという部分については全くと言っていいほどトレーニングを受けていない。ほんとに理系なんかなぁ...。そういう面からしても、すでに確立された(たとえば)生化学的な現象評価の仕方を学ぶことって理学療法士の教育においてとても重要だと思う。

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