神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 准教授 坂本年将のブログです。日々の生活についてアレコレ書いていきます。専門は脳科学(PhD)とリハビリ(理学療法士)です。脳とリハビリ研究所 Facebook ページ https://facebook.com/cbr.jp
2016年6月30日木曜日
価値ある未来
いよいよ6月も終わりを迎えようとしています。今年前半の総括はまた明日の夜にでも書こうと思っているのですが、7月になると参議院選挙がありますよね。理学療法士の業界からも自民党から1人立候補するみたいです。これに関連する投稿がときどきSNSに流れてきますが、前回の参院選でもそうだったんですけど、具体的な政策については全く議論されてないんですよね。「価値ある未来」をスローガンに、高齢社会での医療介護の充実、医療介護職の待遇改善、高齢者・障害者の生活支援を公約にされていますが、これらをどうやってやるつもりなのか全く分かんないんですよね。 まぁ、現状において何が問題であるのかもはっきりしないし、当たり前のことだけど、問題が明確でなければその解決策も出てくるわけないんだよね。リハビリの治療と同じですよ。問題点の抽出→目標設定→治療プログラム。問題を明確にすることなくぼんやりした目標設定して、治療プログラムの記載はなし...。治るのかな...? こういう選挙の時は良い機会だから関係者みんなで議論したら良いと思うんだよね。たとえば、理学療法士協会が会員参加型の討論会をネット動画で配信するとか、いろいろ会員の啓発を目的としたキャンペーン打てると思うけど。「若手にも言わせろ!」みたいなコーナー作ったら結構盛り上がるんじゃないの? アメリカの大統領選ぶのに、まず政党内で徹底的に公開討論して勝ち抜き戦するじゃないですか。候補者決めるのにもあういうのやって欲しいよね。そしたら「あっ、この人イケてる!」とか「この人ダメ...」とか見てる人たちもある程度分かるじゃない。まぁ、せめて立候補しようという人たちはブログくらいは継続的に書いて欲しいよね。ブログってその人が出るから効果的。書けない人の場合はそれだけの人だってことも分かるしね。リハビリ職の数も増えてきて、確かにみんなが一丸となって投票すれば議席は取れるのかもしれないけど、それってホントに日本のためになるのかな? 医療介護職の待遇改善にかかるコストはどうやって捻出するんだろ? 国民一般の視点からも考えた方が良いかもしれないね。
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