でも裏手の山を散歩してるとそれは四季の確かな移ろいの中で起こるつかの間の上昇局面であることがよくわかる。
若◯ゲのごとく足早に葉を散らす木々もあれば、ロマンスグレーのようにまだらに色づく木の葉もある。
自然とは偉大なものだ。人間の揺れ動く不確かな感覚などお構いなしに、正確に時を刻み我らを約束された次なる季節へと運んでいく。。。
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さて、ひと月ほど前にこんなブログを書きました。
新卒で地域リハってどうなん?と。
「地域リハ」とは不思議な言葉であるが、よくよく話を聞いているとどうやら病院外で行うリハみたい。
まぁ、ぶっちゃけた話、病院外で行うリハならホットパックやってもROMやっても雰囲気的には地域リハが成立するってことなんだけど、業界的には病院リハより難易度が高いと思い込まれている節がある。
そして多くの学生はその都市伝説を信じて病院に職を求め、そちらでホットパックやったりROMやったりするわけです。
まぁ、実際、現場の人たちの話を聞いてみると確かに患者さんのお宅に伺ったりするので、リハする環境が教科書的に整備されていなかったりして、やりにくいという側面はあるようだ。
でも別の見方をすれば患者が実際に生活する場で効果的に動く術や心の持ちようを直接的に指導できるわけだからこれ以上ない絶好の治療環境と言えなくもない。
要はそのための教育が不足してるだけなんじゃないか? 臨床実習もほとんどは病院でやるからね。
この時期、毎年やっていることだけど、先日、授業の一環で学生たちを通所施設に連れて行き、そこで働くうちの卒業生たちに話をしてもらった。
その中には新卒で訪問リハ(患者宅での理学療法を)始めて数年経過した人もいたけど、特に支障なくやっていた。
結論としては、学校と職場の教育体制が病院リハに対するそれと比較し整備されていないことが学生を不安にさせているだけで、病院での経験を経た後じゃないと地域に出れないといった階層性はそこにはないという話だと個人的には解釈した。
別に新卒は地域リハから始めた方が良いというようなことを言いたいわけではない。ただ、患者の生活に密着したリハをやりたい人が病院から始めてわざわざ遠回りする必要もないんじゃないかと思うだけです。
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追伸:
CBR全国ツアー2016大阪会場。開催まで残り2週間となりました。早く学べば学ぶほど、学んだことを活かす時間に恵まれます。そして余計なことを学ぶ時間が省けます。
もし10月23日を自由に使うことが出来るのなら、私と大阪で会いましょう。
CBRベーシック・ショートプログラム
http://www.toshiznet.com/2016/09/cbr.html
講義シラバス
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参加申込サイト
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何事も、やらず仕舞いで終わるほど哀しいものはないです...。
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