2016年10月5日水曜日

そんなの院に来なくても出来るでしょ

ある占いによると先月中頃から人間関係の組み替えが起こりやすくなっているらしい。人から聞いた話なので僕個人についての話なのか人々一般についての話なのかは分からない。

僕自身について言えば、今のところ特にそれを体感することはないのだが......あ、いやいや、少しあるかもしれないな。。。

気持ち的には少しモデルチェンジしていきたいと思い始めています。

で、今日はその一環として、スマホを格安プランに変えてみた。

auからmineoへ。

電波の感じがどうなるのか分からんけど、月々の使用料は軽く3,000円以上安くなる予定。

微々たるものかもしれないが、なんかとても良いことした気分。。。

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さて、先日、大学院生の募集につきブログを書きましたが(こちら)、

院生って何やるの?

ということについて今夜は少し書いてみたいと思う。

理学療法士などのリハビリ系の人たちは、案外、「大学院」ってどんなところなのかよく分からないという人たちも多いのではないでしょうか。

まだまだ院に行く人の数も少ないですしね。いや、ホント少ないです。

基本的には修士2年、博士3年で、その間に研究論文を書いてそれぞれの学位を取ることになりますが、その他にも講義科目が幾つかあって、特に修士の1年目は講義で出される課題に時間を取られることもあります。

うちのラボの人たちはみんな平日の昼間に本業を持っていて、大学に登校するのは夜か土曜日です。でもそれも修士の1年目くらいで、講義の単位が全て取れてしまえば、本当に時々しか登校しなくなります。

うちの院生で週1回くらいですかね。

もちろん、彼らの勤務先や自宅などで実験データを取ったり論文書いたりしているので大学に来ている時しか活動していないというわけではないです。

でも、多くの人にとっては、思ったより「ソフト・スケジュール」に聞こえるんじゅないでしょうか。

求められる研究のレベルは指導教員によります。

だから院生をやるにあたって教員選びはとても大事なステップになります。

「そんなの院に来なくても出来るでしょ」

というものも中にはありますが、いろんな意味で仕方のないところもあります。

僕自身は、本業の合間にするパートタイマーの研究なので、その制約の中で出来る最良の研究を目指してもらうようにしています。

だから、データ収集に時間がかかるようなものは極力やらないよう指導します。

研究のコンセプトは重視するけど、方法は簡便であることにこだわります。

それによって「院に来なくては出来なかった研究」に仕立て上げていきます。

上手くいかないこともあるかもしれませんが、これが基本的な姿勢です。

院生指導の経験から言うと、まずは「デトックス」の期間が必要になります。

院生、特に現場経験をある程度積んだ人が、それまでのキャリアの中で築いてきた価値観を崩していく期間です。

もちろん無理に崩す必要はないですし、僕もそれを無理に意図しているわけではないですが、それが必要ないのであれば、わざわざ大学院にまで来て勉強する必要はないと思います。

いかがでしょうか。たぶん、分かったような分からないような話でしょうが、まとめますと、

大学院は、

■思ったよりソフト・スケジュールである
■そんなの院に来なくても出来るでしょという研究も中にはある
■パートタイムなので時間のかかることは極力しない
■方法よりもコンセプトを重視する
■デトックスの期間が必要である
■価値観が変わらなければ意味がない

といった感じです。

学位を取ってキャリアアップ......

という点については、また今度機会がある時に書いてみます。

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