2016年10月16日日曜日

体感寿命

10月も半分終わりました。いつもの通りあっという間に時が流れましたが、短期的な時の流れと長期的なそれとは逆相関することをご存知でしょうか。トーマス・マンの作品『魔の山』の中に確かそんなことを書いたくだりがあったはずです。日々、時計を見ながら退屈に過ごすとその時はなかなか時間が経たない。例えば、楽しくもない仕事をしたり授業を受けたりしてる時。でもこういう実体のない時間というのは、後から振り返ればその間に何があったかも思い出せないほど、時の流れを速く感じます。逆に、何かに熱中している時には時間はあっという間に流れていきますが、振り返れば「まだ◯ヶ月」「まだ◯年」といった具合に意外と時を経てないことに驚いたりするのです。つまり、その時その時を全力で生きれば生きるほど、その人が体感する人生の持ち時間は長くなるということでしょうか。「健康寿命」という言葉はよく聞くけど、その人がどれだけ人生を味わい尽くしたかを表すには「体感寿命」という言葉の方が良いかもしれない。自分の人生に対する満足感や達成感ともきっと密接にリンクしているはず。

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